統合失調症の療養中に家族に知ってもらいたかったこと

家族に知ってもらいたいこと

こんにちは、ウッチーです。

「統合失調症の治療は家族の支えが必要!」

僕はそう思っています。

今思えば、僕は療養中にたくさん家族に支えてもらいました。

金銭的な援助はもちろんですが、食事、掃除、色々あります。

こうして、無事に回復できたのも、家族の支えがあったからです。

「統合失調症は長い戦いになる」

多くの当事者が知っているかもしれません。

この病気は、ゆっくりにしか回復しないのです。

そこで、僕が療養中に家族に知ってもらいたかったことをまとめていきます。

本記事を読めば、家族の方がどうやって当事者を支えればいいかわかるはず。

参考になれば幸いです。

□回復の途中は怠けて見える

「とにかく力はいらない」

「起きたいのだけど、身体がだるくて動けない」

このように感じる当事者はとても多いです。

事実、ウッチーも病気が酷かった時は、ほとんど動けませんでした。

統合失調症になると、幻覚や妄想に襲われて、かなり疲弊するのです。

その結果、身体が消耗し、とにかく起き上がるのが大変になります。

統合失調症は主に、陽性症状が出る「急性期」が一番大変です。

この時期は、幻聴や妄想に苦しめられ、辛い時期になります。

僕も幻聴や幻視などの症状があった時は、とても苦労しました。

「薬を飲めば症状を収まるから安心しよう」

統合失調症の症状は、適切に服薬すれば、比較的すぐに収まります。

そのため陽性症状が出た時には、早くクリニックに行き、治療を始めましょう。

現在の統合失調症の薬は、かなり発達しています。

一昔前は、統合失調症になると大量の薬を飲む必要がありました。

ですが、今はそんなことはありません。

「最低限の薬のみで治療可能!」

少ない薬で、適切に病気をコントロールできるのです。

また、薬の量が少ないので、比較的副作用も少なめ。

統合失調症の陽性症状は、薬を飲み始めると大体2週間くらいで収まります。

まずは、服薬し症状が消えるのを待ちましょう。

家族の方も、この時期は焦らずにしっかりと服薬管理をしてあげてください。

薬を飲み忘れると、治療効果が薄れてしまいます。

陽性症状が治まると、今度はその反動で陰性症状出てくるのです。

これは、何事にもやる気がなくなり、だらけた状態になることを差します。

ですから、何も知らない人から見ると、ダラダラしていると見られてしまいがち。

しかし、これは統合失調症の回復の途中なのです。

陰性症状は回復の過程で、必ず通る道なので、この時期は焦らずに本人のペースに任せてください。

陽性症状により、当事者は疲れ切っています。

そのため、今度は身体が休めと言っているのです。

消耗した身体を回復させるために、陰性症状があります。

この時期に焦って行動しても、全く上手くはいきません。

じっくりと構え、治療の過程だと思い、見守ってください。

僕の家族は、この辺の事情をよく理解してくれたので、本当に助かりました。

動きたいのに動けない状態は、とても辛いものです。

もしも、家族の理解がなくて、無理に動いていたら、治療は長期化していたかもしれません。

ゆっくりとダラダラ過ごす時期も、統合失調症の治療には必要。

ですから、家族の方には、この時期は温かい目で見守って欲しいと思います。

必ず病気はよくなるので、安心して治療を進めましょう。

□本人が一人暮らしを希望している場合の対処法

さまざまな理由があり、当事者が一人暮らしをしたいというケースも考えられます。

となると不安なのが、

「本当に一人暮らしをさせてもいいのか?」

ということでしょう。

結論からお話しすると、統合失調症になっても一人暮らしは可能です。

但し、条件があります。

これから、その条件をお話ししていきます。

ウッチーは、統合失調症を発病した時、一人暮らしでした。

しかし、病気が悪化してしまい、精神病棟に入院したのです。

退院後も、一人暮らしをしようと思ったのですが、なかなか難しかった印象があります。

とにかくだるくて、まともに動けないのです。

つまり、

「陽性症状・陰性症状が酷い時は、家族の手助けが必要」

ということになります。

ですから、陽性症状・陰性症状が酷い時は、無理に一人暮らしをするのはオススメできません

無理に動いてしまっては、治療が進まないケースもあるからです。

陽性症状・陰性症状が酷い時は、家族と一緒に暮らし、

それが収まったら、一人暮らしを始める。

このようにするといいでしょう。

こうすれば、統合失調症を患っても、一人暮らしが可能です。

ウッチーの場合、陽性症状・陰性症状が酷い時は、家族のもとで暮らしていました。

そこでのんびりと回復に徹していたのです。

結果的には、これが良かったと思っています。

もしも無理に動いていたら、きっと早くに回復はしなかったでしょう。

一人暮らしのタイミングは難しいですが、

陽性症状・陰性症状が酷い時は、家族のもとで暮らし、

症状が落ち着いたら、一人で暮らすことを検討するようにしましょう。

一人暮らしに関する記事は、コチラもチェックして下さい↓

□家族と一緒に治療する時の注意点

反対に家族と一緒に治療を行う時は、どんな注意点があるでしょうか?

「何でもやってあげる方がいいの?」

こんな風に、接し方で家族の方は迷うかもしれません。

今は、統合失調症関連の書籍もたくさん出ていますから、何となく知識はあるはず。

しかし、いざ当事者を前にすると、迷ってしまう可能性は十分あり得ます。

そこで、ウッチーの経験談を元に、家族の接し方をまとめてみました。

「統合失調症で苦しむ当事者が可哀想だから何てもやってあげる」

このように考える家族も多いでしょう。

確かに、陰性症状が酷い時は、何でもしてもらえると楽です。

但し、ずっとその生活を続けていくのは問題。

特に何でもされていると、当事者は自分が何もできない人間だと思い、塞ぎ込んでしまいます。

僕も至れり尽くせりの生活を前に、自分の情けなさが身に沁みました。

ですので、少しずつ本人にさせることを増やしていくといいでしょう。

当事者の自尊心を傷つけてしまったら、本末転倒となっていします。

例えば、

「食事の準備を手伝ってもらう」

「ゴミ出しの協力をお願いする」

このように簡単な作業から任せるようにすると、お互いが気持ちよく過ごせます。

ウッチーの場合も、食事の準備を手伝ったりしていました。

そうなると、家族の一員となって気がして、焦燥感が薄らいでいくのでした。

ただ、あまりにも難しい作業をさせるのはまた問題です。

料理の手伝いをさせるのはいいですが、料理そのものをさせると、

万が一失敗した時に、自信喪失の原因になります。

バランスが難しいのですが、最初は簡単なことからやってもらうと、

当事者のためにもいいはずです。

□日々の居場所が欲しい

「ずっと家にいるのは苦痛」

いくら治療のためとはいえ、ずっと家で過ごしていると、気分も優れません。

ある程度回復が進んでくると、もっと行動したくなります。

そんな時は、日々の居場所を自宅以外にも作ると効果的

何もせず家にばかりいると、社会とのつながりが弱くなり、回復も遅くなります。

自宅から通える範囲で、日々の居場所を作るといいでしょう。

詳しくは、

「統合失調症のウッチーが実践した病気に打ち勝つための効果的な治療法」

コチラの記事で解説していますので、併せて参考にしてください。

ここでは、少しだけ僕が居場所として利用していた場所を紹介します。

ウッチーは本が好きですので、療養中は図書館に行っていました。

統合失調症になると、理解力や読解力などが低下するので、

本を読むといいリハビリになります。

ただ、最初から難しい本は挑戦できません。

物事を理解する力が低下しているので、普通の本は理解できないのです。

そんな時は、幼児向けの絵本から始めるといいでしょう。

絵本なら、無理なく頭に入ってくるので、いいリハビリになります。

ウッチーは、最初は絵本から始め、徐々にグレードの高い本を読むようにしました。

このようにして日々の居場所を作っていくと、相乗効果で治療が進むでしょう。

□社会から孤立しているという感覚を理解してあげよう

「何となく疎外感がある」

「働いていないから焦る」

このように考える当事者は多いです。

僕も働いていない焦燥感が酷く、常に疎外感を覚えていました。

ですから、家族の方にはこの疎外感を理解してもらいたいです。

いくら治療のためとはいえ、家で過ごしている状態は、

予想以上にストレスが溜まってしまいます。

特に、病気になる前はバリバリ働いていた人からすると、

何もしない状態は、本当に辛いものです。

ただ、この時に無理をして行動すると、痛い目を見ます

実は、ウッチーはこの時期に焦ってしまい、就職活動をしてしまいました。

人の話が理解できない状態で活動したので、当然うまくいきません。

結果的に、何もできないと、逆に自信を喪失してしまったのです。

家族の方には、この焦りを十分理解してもらいたい。

仮に当事者が就職を急ぐようであれば、

もっと別の形で、社会とアプローチできる方法を考えてあげるというでしょう。

「でも、どんな方法があるの?」

確かにどんな方法を取ればいいのか迷ってしまいますよね?

そこで、ウッチーが実践した社会とのつながり方を解説します。

□デイケアを利用すると一層治療が進む

「そもそもデイケアって何?」

こんな声が聞こえてきそうです。

福祉に興味がある方ですと、「デイケア」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

ただ、多くの場合は老人向けの介護サービスと認知されているようです。

ここでいう「デイケア」とは少し違います。

主に、統合失調症やうつ病の方に向けた医療サービスをデイケアというのです。

ここで、デイケアの特徴を簡単に紹介します。

デイケアでは、統合失調症を始め、精神の病気を抱える方に向けた、様々なサービスを提供しています。

例えば、

●ゲームをする

●スポーツをする

●絵を描く

このようなプログラムがあるのです。

そして、このレクリエーションを通じて、人と接しながら回復を促します。

社会とのつながりが生まれるので、働いていない焦燥感抱える当事者には、

まさにうってつけのサービスと言えるでしょう。

僕もデイケアに通う前は、図書館に行ったり、散歩をしたりして過ごしていました。

しかし、慣れてくるとそれだけでは物足りなくなります。

もう少し、行動の幅を広げたくなるのです。

そんな時にオススメなのが「デイケア」

日中の居場所として利用するのはもちろんですが、社会復帰の田一歩として有効です。

デイケアは、参加する時間をある程度自由に決められます。

例えば、午前中だけ参加するなど。

時間は自由なので、自分の生活リズムに合わせて選べるのが利点。

基本的には、午前・午後の5時間程度を、デイケアをやっている施設で過ごします。

デイケアでは、同じ境遇を抱える方がたくさん通所しているので、

その人たちとコミュニケーションが取れるでしょう。

そして、そこから人とのつながりが生まれ、社会性を回復できるのです。

ウッチーもデイケアに通って、一気に治療が進みました。

もしも、デイケアに行っていなかったら、きっともっと自分の殻に閉じこもっていたでしょう。

最初は週に2回から始め、徐々に通所する回数を増やし、

最終的には週5日通えるようになりました。

デイケアを通じて、より一層活動的になれたのは事実です。

ですが、当事者が、一人でデイケアを探すのは非常に困難。

そんな時は、家族が協力してあげましょう。

僕も母親が一緒になって探してくれて、本当に助かりました。

また、通院しているクリニックの担当医師に聞くのもオススメ。

きっと、自分に合ったデイケアを紹介してくれるでしょう。

デイケアは見学もできるので、まずは試してみると効果的!

デイケアに関する記事はコチラをチェックして下さい↓

□就職は直ぐにはできないので注意!

「とにかく早く就職したい」

「働いていないと恥ずかしい」

確かに、ウッチーも療養中はこんな風に考えていました。

しかし、焦って就職活動をしても全く意味がありません。

むしろ、逆効果になってしまうことさえあるので調注意です。

実は、僕も働いていない焦りから、就職を急いでしまい、痛い目を見ました。

全然回復していないのに、ハローワークへ行って就職活動を始めたのです。

ですが、スタッフの言っていることが理解できず、散々な目に遭いました。

そして、自分は何もできないと、深く落ち込んでしまったのです。

ですから、焦って就職活動をするのは止めた方がいいでしょう

そもそも、統合失調症の治療は、「年単位」で行われます。

すぐには回復しないのが、この病気の特徴です。

焦って就職活動をしても、失敗するばかりで、自信を失ってしまいます。

仮に働けたとしても、病後の身体では長く続かないでしょう。

体調を崩してしまい、回復が遠のいたら意味がありません。

もしも、当事者が焦って就職活動をしようとしたら、ソフトに止めてあげましょう

「でも、どうやって止めていいのかわからない」

こんな声が聞こえそうです。

焦る当事者を説得するのは、家族であっても骨が折れるはず。

そんな時は、就職に向けたサービスを教えてあげましょう。

例えば、

●就労移行支援

●就労継続支援

このように、障害を持った方に向けた、福祉制度がさまざまあります。

ウッチーの場合も、最初は就労移行支援の事業所に通い、

そこで、病気の理解を深め、就職に向けたサポートを受けてきました。

こうして、新しい場所を提供してあげると、当事者も安心するはずです。

とはいっても、基本、焦りは禁物。

じっくりと構えて、治療に専念する方が、結果的に回復が早くなります。

□家族と二人三脚で治療を進めよう

今回は、僕が統合失調症になり、家族に知ってもらいたかったことをまとめました。

「精神の病気は、家族の理解が絶対大切!」

家族の方は、これを肝に銘じてください。

僕も療養中は家族にたくさん助けられました。

助けると言っても、常にそばにいろというわけでありません。

当事者が上手く回復できるように、ささやかにサポートする。

少しずつ手を伸ばし、行動を助ける。

これだけでも、かなり効果が変わってきます。

ウッチーも病気になってさまざま当事者と出会ってきました。

回復が早い方に共通しているのは、やはり家族の理解があることでした。

当事者との関係が上手くいかず、孤立してしまうと治療も上手くいきません。

安心して治療できる環境を作ってあげるのも、家族のサポート方法の一つです。

ぜひ、本記事を参考にして、当事者と共に、統合失調症と戦ってください!

Follow me!

コメント

タイトルとURLをコピーしました