統合失調症になったら「精神障害者保健福祉手帳」を取得した方がいい理由

就職・サービス・治療法について

こんにちは、ウッチーです。

「統合失調症になったら障害者手帳を取得した方がいいの?」

と、こんな声を聞くことがあります。

結論からお話しすると、

「障害者手帳を取得した方が、メリットが多い」

です。

よって、統合失調症になったら障害者手帳を取得されるといいでしょう。

この記事を書いているウッチー自身、障害者手帳を取得しています。

また、手帳を持っているからといって、何か不便になったことはありません。

むしろ、メリットの方が大きいと感じています。

今回は、実際に障害者手帳を持ち、障害者として生きるウッチーが、「障害者手帳」の仕組みやメリットについて語ります。

当事者の目線でお話しするので、きっと何かの参考になるはず。

この記事が、統合失調症になり障害者手帳の取得を考えている方の参考になれば幸いです。

□そもそも「障害者手帳」ってなに?

まずは、「障害者手帳」というものが、なんなのか解説していきます。

というよりも、コチラはそのままの意味です。

簡単に言うと、障害のある人が取得できる手帳のことを指します。

障害者手帳は主に、

  • 身体障害者手帳
  • 精神障害者保健福祉手帳
  • 療育手帳

この3つがあります。

このブログでは、主に統合失調症の方に向けた情報を紹介しているので、「精神障害者保健福祉手帳」について解説します。

この精神障害者保健福祉手帳は、取得は自由です。

つまり、いらないという方は、取得しなくても問題ありません。

しかし、この手帳を持つことで受けられるサービスがさまざまあります。

生活の幅が広がるのはもちろんですが、社会復帰しやすいというメリットもあるので、ウッチーは障害者手帳の取得をオススメします。

障害者手帳で受けられるサービスは、いくつかありますが、全国一律のものと、自治体が独自に設定しているものと、分けることができます。

また、精神障害者保健福祉手帳は、精神疾患のある人が取得できる手帳です。

障害の症状やレベルにより、1級から3級まで分かれています。

この「級」のレベルは、大体こんな感じになります。

  • 1級:生活全体の介護が必要の人
  • 2級:生活全体の介護が一部必要な人
  • 3級:介護なしでも生活できるが障害がある人

ざっくりわけると、こんな感じです。

ちなみにウッチーは2級の障害者になります。

僕は身の回りのことが上手くできないので、一人暮らしをしていますが、家族に手伝ってもらったりしています。

□精神障害者保健福祉手帳の対象者について知りたい

ここまで、精神障害者保健福祉手帳の大まかな内容を語りました。

基本的に、精神障害者保健福祉手帳は、精神の障害がある方に向けた手帳です。

すべての精神疾患が対象になります。

その上で、代表的な疾患をご紹介します。

  • 統合失調症
  • うつ病
  • 双極性障害
  • てんかん
  • 薬物・アルコールなどによる依存症
  • 高次脳機能障害
  • 発達障害

などです。

参考ホームページ:厚生労働省

また、長期にわたって精神疾患があり、生活に支障が出ている場合が条件になります。

「長期」というのが、1つのポイントです。

実は、この精神障害者保健福祉手帳は、病気になってクリニックを初めて受診した「初診日」から数えて、6カ月以上経っていないとダメなのです。

つまり、初診の診断と同時にすぐに申請できるタイプの手帳ではありません。

この点は、注意しておいた方がいいでしょう。

統合失調症は当然対象になるので、この病を患ったら、手帳を取得される方が多いです。

ウッチーが出会ってきた当事者の多くも、皆さん手帳を取得されていました。

逆に言うと、統合失調症になって手帳を取得していない方を、僕はあまり知りません。

過去に1人だけいらっしゃったのですが、その方はそれほど、重篤な症状ではなく、普通に働いていると言っていたので、特に手帳を取得しなくても問題なかったのかもしれません。

しかし、こういうケースは結構稀です。

統合失調症になると、社会機能が低下し、就職するもの厳しくなります。

ですから、このような社会的な制度を使うと、もっと楽に生きられるとウッチーは感じています。

□どうやったら精神障害者保健福祉手帳を取得できるの?

ここまで、精神障害者保健福祉手帳の重要性を語ってきました。

それを踏まえ、この手帳の申請手順をおさらいしていきましょう。

まず繰り返しになりますが、手帳を取得するためには、

『「初診日」から6カ月以上経っている』

これが条件になります。

そして、この条件をクリアすると、手帳の申請ができるようになるのです。

では、どんな風にして申請を進めればいいのでしょうか?

精神障害者保健福祉手帳の申請手順

  1. 市町村の障害福祉課に行きましょう。そこで障害者手帳を申請するための書類をもらいます。
  2. 次に主治医に診断書を書いてもらいます。障害者手帳の診断書は、クリニックによっても差がありますが、5,000円前後です。ウッチーの病院は5,000円でした。
  3. 診断書を書いてもらったら、顔写真を撮りましょう。障害者手帳に記載されます。証明写真機で十分です。後は、必要書類を一式そろえて、障害福祉課の窓口に提出するだけです。

ただ、この手続きは結構面倒なので、当事者が一人でするのはしんどいです。

僕の場合、家族に手伝ってもらいました。

また、本人による申請が難しい場合は、医療機関の職員が代行することも可能です。

これは、自分の通っているクリニックに相談するといいでしょう。

精神障害者保健福祉手帳は定期的な更新が必要

精神障害者保健福祉手帳は、定期的な更新が必要です。

交付日から2年間が有効期限となっています。

更新は、手帳に記載されている有効期限の3カ月前からできます。

ウッチーは最初、これが一人でできなかったので、家族に手伝ってもらいました。

しかし、今は何となく手順を覚えたので、何とか一人でやっています。

とりあえず、市町村の障害福祉課に行き、更新したいと言えば、何とかなります。

僕はそのようにして、障害者手帳を更新しているのです。

更新の時は、必要書類がいるのですが、これは障害福祉課の職員の言う通りにすれば問題ありません。

そして、提出された診断書を元に障害の等級が審査されます。

ウッチーは経験がありませんが、病状が変化すると、等級の変更があるようです。

しかし、統合失調症はずっとお薬を飲まないとならない病気なので、障害の等級が変わるというのは、あまりないでしょう。

ただ、症状が悪化して、等級が上がる可能性はあります。

こればかりは、医師の診断書の内容によるので、自分ではどうしようもありません。

ウッチーの経験上、統合失調症の場合、一度申請し更新を続けていけば、手帳が交付されなくなるというのはないと思います。

この点は安心していいでしょう。

□障害者手帳のメリットが知りたい

ここまで、精神障害者保健福祉手帳についてお話ししてきました。

では、この手帳を取得すると、どんなメリットがあるのでしょうか?

それを、ここで解説していきます。

メリット① 就職活動の幅が広がる

精神障害者保健福祉手帳を取得すると、「障害者枠」で就職活動ができます。

これは、大きなメリットです。

障害者雇用の場合、障害をオープンにして活動できるので、障害に対する理解が違います。

症状や体調などの配慮を受けられるので、就職の際にはかなり助かるのです。

就職するときに、使える制度の幅も広がるので、大きなメリットと言えるでしょう。

ウッチーは障害者枠を使って就職活動し、WEBライターの仕事と出会いました。

そして、そこで経験を積んでその後フリーランスのWEBライターになったのです。

就職活動の幅が一気に広がるので、僕はとてもありがたいと感じています。

メリット② 各種料金の割引がある

障害者手帳を持つと、色々な面で料金の割引が受けられます。

例えば、

  • NHK受信料の割引
  • 公共交通機関の割引
  • 携帯電話の料金の割引
  • 美術館やスポーツセンターなどの料金の割引

などです。

ウッチーは神奈川県の川崎市に住んでいます。

そして、障害者手帳があると、川崎を走る市バスの料金が無料になるのです。

また、美術館やスポーツセンターなども割引の対象になり、非常にありがたく感じます。

僕はこの手帳を使って、美術館に行き絵画を見たり、スポーツセンターで筋トレしたりしています。

メリット③ 各種税金の優遇

障害者手帳を持つと、所得税や相続税などが優遇されます。

基本的に、所得税・住民税における控除の金額は次のように決まっています。

  所得税 住民税
障害者 27万円 26万円
特別障害者 40万円 30万円

※特別障害者というのは、精神障害の場合、1級と認定された方をいいます。

参考ホームページ:国税庁 障害者控除

ウッチーは自動車を持っていませんが、自治体によっては、自動車税や軽自動車税が割引になるケースもあります。

但し、これは地方税と呼ばれ、その地方によって違いがありますので、お住まいの自治体に確認するといいでしょう。

□障害者手帳を取得するとデメリットはある?

ここまで、細かく精神障害者保健福祉手帳について解説してきました。

そうなると、気になるのが手帳に関するデメリットでしょう。

この項目では、精神障害者保健福祉手帳を取得ことでデメリットはあるのか? を解説します。

結論からお話しすると、

「精神障害者保健福祉手帳にはデメリットはない」

これに尽きます。

そして、この理由をこれから解説します。

実は、精神障害者保健福祉手帳を取得しても、自分から伝えない限り、他人にはわかりません。

また、取得しても勤めている会社に知らせる義務もないのです。

ですから、完全に今までお話ししたメリットだけを得ることができます。

障害者手帳を取得し、使いたくない場面では使わなければいいだけです。

但し、ウッチーは、色々な割引が受けられるので、結構よく使っています。

それと同時に、この手帳を取得してデメリットを感じたことはありません。

しいてデメリットをあげるとすると、周囲からの偏見でしょう。

障害者というレッテルを貼られるのは怖い、という方もいらっしゃるはずです。

しかし、それでも、この手帳は自分で見せない限り、他人にはわかりません。

よって、安心して手帳の取得ができるでしょう。

この精神障害者保健福祉手帳は必要がなくなれば返納も可能です。

ですから、まずは手帳を取得して様子を見るといいのではないでしょうか?

メリットが多い手帳ですので、持っていて損はないはずです。

□精神障害者保健福祉手帳は持っていて損はない

今回は、精神の障害を示す、「精神障害者保健福祉手帳」について解説しました。

ここまで述べてきたとおり、この手帳が持つメリットは大きいです。

まず、障害者雇用で働ける点が大きいでしょう。

障害者雇用は、障害について理解があるので、とても働きやすくなります。

ウッチーも障害者枠で働き、自分に合った仕事に出会えました。

また、税金の控除や、各種料金の割引などもあります。

持っていて損はないので、統合失調症になったらまずは手帳を取得することをオススメします。

ウッチーは2級の障害者ですが、手帳を持って不便を感じたことはありません。

もちろん、心無い人には差別されましたが、そんな人とは関わらなければいいのです。

繰り返しになりますが、この手帳は自分で言わない限り、他人にはわかりません。

ですので、使いたい時だけ使って、後は隠しておくという方法も取れます。

会社に伝える義務もないので、働いている人も有効と言えるでしょう。

この記事が、精神障害者保健福祉手帳の取得に迷っている方の参考になれば幸いです。

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