統合失調症になり外に出られない? なら「訪問看護」を利用しよう

就職・サービス・治療法について

こんにちは、ウッチーです。

「統合失調症になって、なかなか外に出られないんだけど、そんな時、治療はどうすればいいの?」

と、こんな悩みを抱える当事者が多いです。

結論からお話しすると――。

「【訪問看護】という選択があるので利用してみましょう」

ウッチー

今回は、統合失調症の方に向けて「訪問看護」についての情報をお届けします。

一体、「訪問看護」とはどんなサービスなのでしょうか?

この記事が統合失調症の療養を続ける方の参考になれば幸いです。

□「訪問看護」ってどんなサービスなの?

統合失調症になると、療養のために自宅で過ごすことが多くなります。

例えば、こんな症状はありませんか?

  • 身体疾患を合併している
  • 症状を重く外出が難しい

などです。

このような場合は、精神科がやっている「訪問看護」を利用するといいでしょう。

では、訪問看護とはどんなサービスなのでしょうか?

訪問看護とは?

統合失調症の方に向けた訪問看護とは、精神科の看護師が、自宅に訪問して、その方の病気や障害に応じた、看護を行ってくれるサービスです。

主に――。

  • 健康状態の悪化を食い止める
  • 病気を回復させていく

などの目的があります。

また、主治医の指示を受けて、病院と同じような医療処置をすることも可能です。

統合失調症になると、日々の暮らしで支援が必要になる場合もあるでしょう。

そんな時に、精神科の訪問看護は有効です。

きっと、あなたの療養生活を全面的に支えてくれるでしょう。

どんな人が「訪問看護」を受けられるの?

統合失調症は精神の障害ですから、当然訪問看護が受けられます。

具体的には次のような方が対象です。

  • 症状の重い身体疾患が合併している患者さん
  • 一人暮らしをしており、日々の生活の支援が必要な患者さん

以上のような方が対象となっています。

もちろん、これ以外にも支援を必要とするのであれば、「訪問看護」を利用することができるので安心してください。

□「訪問看護」ってどんな支援・サポートが受けられるの?

自宅で療養を続ける統合失調症の方に向けて、訪問看護は利用したいサービスの1つです。

では、具体的にはどんな支援・サポートが受けられるのでしょうか?

基本的に、次のようなサービスが受けられます。

  • 服薬の管理・指導/病状の管理・指導
  • 生活リズムを整えるためのサポート
  • 生活技能を向上させるためのサポート
  • 医療や療養生活についての相談
  • 家族への支援

などです。

特に服薬の管理は、とてもありがたいサービスと言えるでしょう

統合失調症は薬物療法がメインです。

よって、お薬を服薬する必要があります。

しかしながら、自分一人でお薬を管理するのは結構面倒な面があるのです。

そんな時、担当の看護師が服薬の管理や指導をしてくれたら、とても助かります。

また、生活リズムを整えるためのサポートもしてくれます。

療養生活は、特に生活リズムが狂いがちになり、昼間寝て夜起きるケースもチラホラ。

生活リズムが狂うと、回復も遅くなってしまうので、このようなサポートをしてくれるのはありがたいと言えるでしょう。

□「訪問看護」を利用するためには

統合失調症の方を対象にした精神科の訪問看護は、色々な支援をしてくれます。

これにより、再発の防止につながったり、自立した生活ができるようになったりするのです。

では、具体的にどのような手順を踏めば「訪問看護」は利用できるのでしょうか?

簡単にまとめましたので、確認していきましょう。

訪問看護の利用手順

  1. 医師に相談する
  2. 指示書を作成する
  3. 訪問看護の利用スタート

以上のような流れです。

まず、訪問看護を受けたいとも思ったら、自分の通っているクリニックの医師に相談してください。

そこで、「訪問看護」についての説明を受けます。

主治医もあなたの悩みを聞いてくれるので、積極的に活用するようにしてください。

次に、医師が地域の訪問看護ステーションに提出するための「指示書」を作成します。

※訪問看護ステーション:訪問看護サービスを提供する事業所のこと

指示書が提出されると、その指示書にもとづいて訪問看護がスタートします。

以上が一連の流れです。

いずれにしても、「訪問看護」を利用したいと考えたら、まずは医師に相談しましょう。

□「訪問看護」ってどのくらいの費用がかかるの?

訪問看護を利用したい。

「でも、費用がかかりすぎると、利用しづらい……」

と、そんな風に考える方も多いでしょう。

ウッチー

しかし、安心してください。

精神科訪問看護は、保険診療が認められています。

そのため、原則3割負担でサービスが受けられるのです。

また、精神科訪問看護は、自室支援医療制度も適用されます。

ですので、1割負担でサービスを受けられるようになります。

自立支援医療制度は、精神科の医療費が1割負担になるサービスです。

統合失調症になったら、まず受けたいサービスなので、ぜひ、申請を出してみくださいね。

自立支援医療制度については、コチラの記事で詳しく解説しています↓

では、具体的にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?

あくまでも一例ですが、主な費用を解説します。

【自立支援医療制度を利用(1割負担)】:約816円/回 

【通常の健康保険を利用(3割負担)】:約3000円/回

と、このようになっています。

健康保険が適用されますが、3割負担でもそれなりの費用は発生します。

ですので、自立支援医療制度を使うといいでしょう。

こうなると、大体816円前後で利用できるので、とても安心です。

□「訪問看護」を利用して療養生活を充実させよう

今回は、統合失調症に方に向けた、精神科の訪問看護について解説しました。

このサービスは、主に自宅で療養を続ける方にはうってつけです。

統合失調症の方に向けた精神科訪問看護は――。

  • 服薬の管理
  • 病状の管理
  • 社会復帰に向けたサポート

など、幅広い支援をしてくれます。

ウッチー

これらのサービスを受ければ、統合失調症の再発の予防はもちろんですが、自立した生活が目指せるでしょう。

最後にまとめとして、本記事で紹介した内容を振り返っていきます。

  1. 「訪問看護」ってどんなサービスなの?
  2. 「訪問看護」ってどんな支援・サポートが受けられるの?
  3. 「訪問看護」を利用するためには
  4. 「訪問看護」ってどのくらいの費用がかかるの?

以上4つの内容でお届けしました。

利用のためには、まずは医師に相談してみるようにしてください。

きっと、あなたの悩みを聞いてくれるでしょう。

また、費用も自立支援医療制度を使えばそれほどかかりません。

ですので、この点は安心してくださいね。

精神科訪問看護を利用して、療養生活を充実させていきましょう。

この記事が、統合失調症になり「訪問看護」を利用したい方の参考になれば幸いです。

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