こんにちは、ウッチーです。
「文字は苦手だから、図が多い統合失調症の本が知りたいんだけど」
と、こんな声を聞くことがあります。
結論からお話しすると――。
「ウルトラ図解 統合失調症 理解を深めて病気とともに歩む」
と、いう本がオススメです。
コチラの書籍は、たくさんの図が入っているので、かなり読みやすいです。
平成29年に発売された本なので、比較的新しいと言えるでしょう。
最新の統合失調症に関する情報が知りたい方には特にオススメ!

今回は「ウルトラ図解 統合失調症 理解を深めて病気とともに歩む」をご紹介します。
この記事が、統合失調症の情報を集めている方の参考になれば幸いです。
コチラの記事はこんな人にオススメです
- 統合失調症の勉強がしたい方
- 文字ばかりは苦手だから読みやすい本を探している方
- 統合失調症の当事者を抱える家族の方
□「ウルトラ図解 統合失調症 理解を深めて病気とともに歩む」ってどんな本?
「ウルトラ図解 統合失調症 理解を深めて病気とともに歩む」は、平成29年に法研から発売された、統合失調症の専門書になります。
監修は、東京大学大学院新領域創成科学研究科 客員教授の糸川昌成さんです。
全5章の構成で、図解入りで読みやすく、統合失調症の基本が一通り学べる良書になっています。
この本は主に――。
- 精神医学的にスタンダードな情報を網羅している
- インターネットで誤解されがちな情報について解説している
- 神経科学の観点から説明を加えている
などの特徴があります。
正確な情報をもとに執筆されているので、読めば理解が深まります。

ウッチーはこの本を読んだ時、すでに結構回復していたのですが、かなり役にたったと記憶しているのです。
最新の統合失調症の情報が書かれているので――。
- 現在療養中の方
- 統合失調症の当事者を抱える家族
には、有効な一冊になっているといえるでしょう。
この本を読めば――。
- 統合失調症の理解が深まる
- 治療に前向きになり、回復が早まる
などのメリットがあります。
かなりオススメの一冊なので、ぜひ、読んでみてくださいね。
ウッチーの評価
読みやすさ ★★★★☆
わかりやすさ ★★★★☆
専門性 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
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□第1章 統合失調症とは、どんな病気?
統合失調症は、100人に1人が発症する病気です。
そのため、決して珍しくはありません。
第1章では、統合失調症とはどんな病気なのかが解説されます。
例えば――。
- 統合失調症の発症の要因
- 発症から予後までの流れ
- 再発を防ぐための方法
など、統合失調症の基本がしっかり書かれています。
統合失調症はなぜ起こり、どんな経過をたどるのか?
知っているようで、意外と知らないことが多くありますよね?
まずは、統合失調症の基本や全体像をしっかりと把握しましょう。

ウッチーはこの章を読み、統合失調症に偏見を持ってはならないと学びました。
当時すでに働いていましたが、障害を患ったことに絶望していたのです。
もしも、この章を読まなかったら――。
「自分は病気になったからもうダメだ!」
と、塞ぎ込んでいたかもしれません。
しかし、この章を読み、統合失調症は克服できる病だと学びました。
ですので、この章を読めば統合失調症に対する誤解が、一気に解消されるでしょう。
□第2章 統合失調症の症状について
統合失調症の患者さんは、病識がないケースが多いです。
実は、ウッチーも最初の頃は自分が病気だとは思っていませんでした。
そして、第2章では――。
- 統合失調症の症状の特徴
- 陽性症状について
- 陰性症状について
- 認知機能障害について
などが書かれています。
※陽性症状:統合失調症の「幻覚」「妄想」などが生じる症状
※陰性症状:統合失調症の「無気力」「感情がなくなる」などの症状
また、早期発見が重要であるとも説いています。

ウッチーは結構長いこと陰性症状に苦しんでいました。
それにプラスして認知機能が低下し、仕事がほとんどできなくなってしまったのです。
そんな時、この本を読んで新しい発見がありました。
- 陰性症状や認知機能障害について知識が深まった
- 統合失調症の生きづらさを認めてもらった気がして楽なった
など、自分なりに統合失調症という病気に折り合いを付けることができました。
家族にも本を勧めると――。
- 「みんな病気の辛さがわかるようになった」
- 「統合失調症を抱える方の生きづらさがわかった」
と、言ってくれました。
当事者を理解するための方法が書かれているので、特に家族に読んでもらいたい章です。
□第3章 診断と急性期の治療について
第3章は、診断方法や治療の進め方が書かれています。
主に、統合失調症の急性期について詳しく解説されているのです。
ですので、特に家族の方には有益な情報になるでしょう。
もちろん、当事者が読んでも、治療の流れが確認できるのでためになります。
この章を読めば――。
- どんな風に病気は診断されるのか?
- どんな風に治療は進むのか?
- どんなお薬を使って治療するのか?
この辺りの情報をしっかりと学べます。

ウッチーはこの章を読み、医師とのコミュニケーションをとるのが、いかに重要かわかりました。
もしも、この章を読んでいなかったら、医師との信頼関係を築けなかったかもしれません。
また、あらためてリハビリの重要性を知れたのも、大きなメリットでした。
治療を効果的に進めたい方は、ぜひ、熟読してみてくださいね。
□第4章 維持療養期について
第4章では、主に統合失調症の休息期・回復期について書かれます。
休息期・回復期というのは、症状が落ち着いて安定した時期のことを指します。
しかし、安定したからといってお薬を止めるのはやめてください。
この章では――。
- 再発を防ぐための維持療法
- 症状が落ち着いた後に始める療法
- 家族ができる社会復帰に向けたサポート
などがしっかり書かれています。
社会復帰するためには、リハビリをすることが重要です。
例えば――、
- 作業療法
- SST
- デイケア
などを使って、治療を進めると回復も早いです。
※作業療法:色んな作業を通して社会機能を回復させる療法
※SST:ソーシャルスキルトレーニング 社会機能を回復させる効果がある
※デイケア:精神疾患を抱える方に向けた日帰りのリハビリサービス

ウッチーはこの本を読み、再発させないためには何をすればいいのか学びました。
実は、何度か再発して苦しい目に遭っていたのです。
そんな時、この本に出会えて、再発させないための知識が学べてよかったです。
この章を読めば――。
- 再発を防ぐ方法
- 薬物療法と並行して行いたいリハビリ
などが学べ、確実に回復する未来が待っているでしょう。
□第5章 病気とともに生きるために
この章は主に家族に向けて書かれています。
例えば――。
- 病気を受け入れる重要性
- 家族教室への参加の仕方
- 入院中に家族ができること
などが書かれています。
また、それ以外にも、利用したい社会資源なども書かれています。
主に――。
- 精神障害者保健福祉手帳について
- 障害者総合支援法の福祉サービス
- 就労のためのサポート
などです。
家族に向けて書かれていますが、当事者が読んでも勉強になります

ウッチーはこの章を読み、明るく生きるための方法を学べたような気がします。
それまで、病気になったことで結構苦しんでいたのです。
しかし、家族と一緒に本を読み――。
- 苦しいのは自分だけではない
- 自分を支えてくれる色んな制度がある
- なにより家族が大きな支えになる
など、病気を受け入れて、前向きに思えるようになりました。
ですから――。
「病気になった……、もう終わりだ……」
と、考えるあなたや家族にぜひ読んでもらいたいです。
この章を読むだけでも、統合失調症に対する偏見がなくなります。
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□毎日を楽しく過ごすための方法が書かれているので要注目!
今回は、「ウルトラ図解 統合失調症 理解を深めて病気とともに歩む」という本を紹介しました。
図がたくさん入っているので、とても読みやすいです。
また、最新の情報が書かれているので、かなり勉強になります。

ウッチーはこの本を読んだ時、働いていたのですが、苦しい思いをしていました。
なかなか仕事が覚えられず、辛かったのです。
ですが、この本を読み――。
- 統合失調症に対する理解が深まった
- ありのままの自分を受け入れることができた
- 毎日楽しく生きるための方法が学べた
このようなメリットがあったと感じています。
統合失調症になると、当事者も家族も絶望を抱えます。
ですが、大丈夫です。
統合失調症は必ず回復します。
そして、笑って生活できるようになるのです。
そのための方法が、この本には詳しく書かれています。
病気を受け入れるための最初の一歩になるはずです。

ウッチーはこの本を読み確かに変わりました。
きっと病気になり苦しい思いをしている方も、この本を読めば、統合失調症に対する考えが変わるでしょう。
この記事が、統合失調症で苦しんでいる方の参考になれば幸いです。
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