こんにちは、ウッチーです。
「家族の質問に答える、統合失調症の書籍ってないかな?」
と、こんな風に考える統合失調症の当事者を抱える家族の方もいらっしゃるようです。
結論からお話しすると――。
「【家族が知りたい 統合失調症への対応 Q&A】という書籍がオススメ!」
です。
この本は日本評論社という統合失調症に関係する書籍をたくさん出版している出版社から発売されています。
家族の質問に答えるという形で、統合失調症がどんな障害で、どんなサポートをするべきなのかを解説しています。
今回は「家族が知りたい 統合失調症への対応 Q&A」という書籍を紹介!
家族の方はもちろんですが、当事者が読んでも参考になります。
この記事が、統合失調症の当事者を抱える家族の方の参考になれば幸いです。
本記事はこんな方にオススメ!
- 統合失調症の当事者を抱える家族
- 統合失調症の勉強がしたい方
- 統合失調症について色んな疑問がある方
□「家族が知りたい 統合失調症への対応 Q&A」ってどんな本?
「家族が知りたい 統合失調症への対応 Q&A」は、2009年に日本評論社から出版された、統合失調症の専門書です。
著者は高森信子さんです。
高森さんは、小学生の教師をされていましたが、1989年より、地域の作業所、デイケア、家族会などの、統合失調症の当事者のための活動をしていきます。
また、SSTというソーシャルスキルトレーニングを、広めていった人間として有名です。
日本評論社は精神疾患に関する書籍を多数出版しています。
同時に、統合失調症関連の書籍もたくさん出版されているので、確かな安定感のある出版社です。
本書は、統合失調症の当事者を抱える家族に向けて書かれており、いろいろな質問に答える形で、統合失調症の知識が学べるという仕組みになっています。
日常生活編のPART1と、服薬入院・就労編のPART2に分かれています。
どちらもわかりやく書かれているので、特に家族の方にはオススメです。
ウッチーの評価
読みやすさ ★★★★☆
わかりやすさ ★★★★☆
専門性 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★☆☆
こんな感じの評価です。
それでは、「家族が知りたい 統合失調症への対応 Q&A」について、もう少し詳しく見ていきましょう。
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□PART1 日常生活編
PART1では、主に日常生活の悩みについて回答しています。
統合失調症になると、生きづらさを感じる当事者が多いです。
特に精神疾患は理解されにくい病気なので、余計に辛く感じるのでしょう。
例えばこんな悩みはありませんか?
- 育て方が悪かったら子ども統合失調症になってしまったのでは?
- 統合失調症になり、子どもがひきこもってしまった
- 1日中寝てばかりいるけど、大丈夫なのか心配
など、統合失調症の当事者を抱えると、普通の日常を送るのが難しくなります。
その上で、たくさん困ったことがあるでしょう。
その日常生活の些細な悩みを、細かく回答してくれるので、本当にためになります。
当事者は、統合失調症になると、自分を否定して生きてしまいがちです。
事実、ウッチーも――。
- 「死んだ方がマシだ!」
- 「もう絶望しか待っていない」
など、生きることに悲観してしまいました。
しかし、実際はそうではありません。
本書を読むと――。
- どうしたらもっと楽に生きられるか?
- 統合失調症の当事者の気持ちがよくわかるようになる
などのメリットがあります。
苦しんでいる当事者を支えられるのは、やはり家族なのです。

ウッチーも辛い時は家族に支えてもらい、ここまで回復してきました。
本書を読めば、当事者の苦しみがわかるようになります。
また、素朴な疑問にもしっかり答えてくれるので、確かな知識が身につくでしょう。
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□PART2 服薬入院・就労編
PART2は主に――。
- 服薬について
- 入院治療について
- 就労する際のポイント
などが書かれています。
他の統合失調症の専門書でも、この辺りの情報はしっかり書かれていますが、本書は、少し違った角度から、服薬・入院・就労を解説しているのです。
例えば――。
- こだわりが強い当事者への接し方
- 入院したのに勝手に戻ってきてしまう時の対処法
- デイケアや作業所への勧め方
仕事が続かない時の家族の励まし方
など、少し違った角度から説明してくれるので、かなりためになります。
特に入院治療は、当事者にとっても苦しい時期です。

ウッチーも入院の経験がありますが、結構辛かった記憶があります。
ですから、入院治療の辛さを、当事者に変わって説明してくれるのです。
また、就労の第一歩として作業所やデイケアがあります。
ですが、これに参加したがらない当事者もそれなりにいらっしゃるのです。
そんな時の対処法や、就労に向けたポイントが書かれているので、特に家族の方には参考になるでしょう。
もちろん、当事者が読んでも、PART2は勉強になります。
ウッチーもこの本を読んで――。
- 焦らずじっくり就職活動しようと感じられた
- 入院治療の辛さをわかってもらえるような気がした
など、大きなメリットがある本だと感じました。
逆にこの本を読まないと――。
- 当事者の苦しみがわからない
- 無理に就労させてしまい、症状が悪化するかもしれない
など、苦しい状況から抜けられないかもしれません。
当事者の気持ちをよく理解するためにも、この本は本当にためになると感じます。
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□「家族が知りたい 統合失調症への対応 Q&A」を使って理解を深めよう
今回は、「家族が知りたい 統合失調症への対応 Q&A」という書籍を紹介しました。
この本を使うと――、
- 当事者の苦しみがわかる
- どんな風に社会復帰すればいいのかわかる
など、家族の方に困った疑問を解決してくれます。

ウッチーもこの本を読み、とても勉強になりました。
また、家族の方には、特に読んでもらいたい1冊であると感じています。
もしもこの本を読まなかったら――。
- 焦って就職してしまい、逆に苦しんでいたかもしれない
- 死にたい気持ちが消えずに、悶々とした日々を送っていたかもしれない
など、困った日々を過ごすのが長くなってしまったでしょう。
それでも、たくさんの知識を身につけ、統合失調症と付き合うための方法を知れたので、生きることに前向きになれました。
当事者の悩みを知るためにも、「家族が知りたい 統合失調症への対応 Q&A」を、ぜひ、活用してみてください!
当事者の苦しみが理解できて、より一層支えられるようになるでしょう。
この記事が、統合失調症の当事者を抱える家族の方の参考になれば幸いです。
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