こんにちは、ウッチーです。
「専門的な研究書に近い、統合失調症の本はないの?」
と、こんな風に思う方も多いでしょう。
結論からお話しすると――。
「新現代精神医学文庫の【統合失調症】という書籍がオススメ」
です。

今回は、かなり専門的に書かれた統合失調症の書籍を紹介します。
一体、新現代精神医学文庫の「統合失調症」という書籍はどんな内容なのでしょうか?
この記事が、統合失調症の知識を高めたいと考える方の参考になれば幸いです。
本記事はこんな方にオススメ
- 統合失調症の知識を高めたい方
- 専門的な統合失調症の書籍を探している方
□新現代精神医学文庫の「統合失調症」ってどんな本?
コチラの本は2004年に新興医学出版社から発売された、統合失調症の専門書です。
結構難しく書かれているので、読み解くのは意外と大変かもしれません。
ページ数は100ページ強なのですが、かなり濃縮して書かれており、読み応えのある専門書です。
著者は染矢俊幸氏という、新潟大学の教授をされている方です。
日本国内外の、たくさんの文献を参考に、統合失調症について、かなり詳しく書かれています。
ウッチーの評価
- 読みやすさ ★★☆☆☆
- わかりやすさ ★★★☆☆
- 専門性 ★★★★★
- 総合評価 ★★★☆☆
このような感じの評価です。
入門としてはやや難しいので、ある程度、統合失調症関連の本に読み慣れた方が対象かもしれませんね。
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□Ⅰ疾患概念の治療の歴史的変遷
なにやら難しいタイトルがついていますが、この章では――。
- 統合失調症の概要
- 統合失調症を取り巻く社会的な問題
- 精神疾患の治療の歴史
などが詳しく書かれています。
精神分裂病から統合失調症に名称が変わったころの本なので、その辺の歴史も結構深く書かれています。
1章を読めば――。
統合失調症の概略がわかり、精神医学の歴史が学べるでしょう
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□Ⅱ症状と経過
この章では主に――。
- 統合失調症の症状
- 統合失調症の経過
などが詳しく書かれています。
- 「幻覚」「妄想」などが生じる陽性症状
- 「無気力」「感情の鈍化」などが生じる陰性症状
この辺も情報もしっかり書かれています。
また、前兆期や急性期などの統合失調症の病期も詳しく書かれているので勉強になります。
この章を読めば――。
統合失調症の症状や経過がわかりとても参考になるでしょう
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□Ⅲ疾患分類と診断基準
この章はやや難解です。
- 精神疾患の分類と歴史的経緯
- 統合失調症の診断基準
- 他の精神病との鑑別診断
など、専門的な切り口で記されています。
統合失調症はDSMという診断基準を使って診断されます。
その内容がかなり濃く書かれているので、読む価値はあります。
この章を読めば――。
統合失調症の診断基準がわかり、どんな風にして診断されるのかがわかる
このようになるでしょう。
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□Ⅳ病状評価と臨床検査
統合失調症には、病状の評価を表す指標があります。
それが――。
- 陰性症状評価尺度(SANS)
- 陽性症状評価尺度(SAPS)
- 陽性・陰性症状評価尺度(PANSS)
などです。
これを使って、統合失調症の症状がどのようなレベルにあるのか判断するのです。
これ以外にも、統合失調症に有用な臨床検査などが記されています。
この章を読めば――。
病状の評価や色んな臨床検査の方法がわかるようになる
このようになるでしょう。
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□Ⅴ心理社会的治療アプローチ
統合失調症は社会機能が低下する病です。
この章では、そんな社会機能を回復させるために、リハビリなどが書かれます。
例えば――、
- 支持的精神療法
- 心理教育・家族療法
- SST
などです。
活用したいリハビリや治療法が書かれているので、かなり参考になるでしょう。
この章を読めば――。
統合失調症のリハビリや治療法がよくわかるようになる
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□Ⅵ薬物による治療アプローチ
統合失調症の治療の基本は、薬物療法です。
つまり、お薬を使って治療していきます。
この章では――
- 抗精神病薬の歴史
- 抗精神病薬の種類
- 副作用
などが書かれます。
古い本なので、定型抗精神病薬がメインですが、専門的に書かれているので、お薬に関する知識が高まるはずです。
この章を読めば――。
たくさんある薬の情報がわかり治療にも前向きになる
と、このようになるでしょう。
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□Ⅶ薬物の効果と副作用に影響をおよぼす因子
統合失調症のお薬の多くは、血中濃度に影響を与えます。
ですから、定期的に血液検査をする必要があるのです。
この章では、薬物血中濃度と臨床効果・副作用などが書かれています。
かなり専門的なので、読み解くのに時間がかかりますが、かなり参考になります。
この章を読めば――。
統合失調症のお薬が、どのようにカラダに影響を与えているのかがわかる
と、大変参考になるでしょう。
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□Ⅷ病因・病態の理解(1):画像研究から
統合失調症は脳の病期と言われています。
そして、患者さんの脳をCT撮影し、どんな風になっているのか調べた研究などがあるのです。
また、CT撮影の他にも、MRIに関する記述もあるので、より一層、統合失調症を脳科学的な面から見られます。
画像研究を通して、何が変わり、どんなことに応用できるのか書かれているのです。
この章を読めば――。
統合失調症を画像研究についての知識が深まる
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□Ⅸ病因・病態の理解(2):疫学と遺伝研究から
統合失調症は遺伝すると言われています。
この章では――。
- 疫学
- 遺伝学
- 分子遺伝学
など、遺伝に関する情報がかなり専門的に書かれています。
また、分子遺伝学の項目では、染色体異常から病気を解析するなどしているのです。
この章を読めば――。
統合失調症と遺伝の関係が詳しくわかるようになるでしょう
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□Ⅹ病因・病態の理解(3):薬理生化学研究から
統合失調症の原因は詳しいことがわかっていません。
しかし、いくつか仮説があるようです。
例えば――。
- ドーパミン仮説
- セロトニン仮説
- グルタミン仮説
など、色んな説があるようです。
この章では、そんな病因にスポットを当てて、研究論文をもとに、細かく解説されています。
この章を読めば――。
統合失調症の原因かもしれない仮説がどんなものなのかわかる
また、生化学的な研究の実際も勉強できるでしょう。
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□専門的すぎ? かなりためになる良書を紹介しました
今回は、新現代精神医学文庫の「統合失調症」という書籍を紹介しました。
かなり専門的な書籍ですが、読む価値のある一冊になっています。
本記事では、コチラの書籍がどんな内容なのか、簡単にまとめました。
とても充実した内容なので、気になる方は、実際に読んでみて確認してくださいね。
たくさんの研究論文をもとに執筆されているので、確かな知識が身につくでしょう。
この書籍を読めば――。
- 統合失調症の専門的な知識が一層高まる
- 色んな角度から統合失調症をまとめてあるので治療にも前向きになれる
このようなメリットがあると感じます。
逆にこの書籍を読まないと――。
- 統合失調症の知識があいまいなままで困るかもしれない
- 統合失調症が理解できずに苦しむかもしれない
と、こんな風になってしまうかもしれません。
知識を高めるのに、非常に有効な書籍なので、早速読んでみましょう。
この記事が統合失調症の知識を高めたいという方の参考になれば幸いです。
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