こんにちは、ウッチーです。
「ペットを飼うと、何か安らぐ。これってどうして?」
と、こんな風に考える人も多いでしょう。
ワンちゃんやネコちゃんは、私たちの生活と密接に関係しています。
この記事を読んでいる方の中にも、ペットを飼っている人はいるのではないでしょうか?
今回は、そんなペットにスポットを当て、統合失調症をまとめていきます。
実は、アニマルセラピーは、統合失調症にも有効のようです。
本記事では、近年注目を集めている「アニマルセラピー」についてご紹介します。
それでは、早速見ていきましょう。
この記事はこんな人にオススメ
- アニマルセラピーについて調べている方
- ペットと統合失調症の関係について調べている方
□まずは知ろう!「アニマルセラピー」って何?
みなさんは、アニマセラピーという言葉を知っているでしょうか?

ウッチーが住んでいる駅の近くに、たまにアニマルセラピーの団体が来ています。
そこには、たくさんのワンちゃんがいて、とても癒されるのです。
アニマルセラピーというのは、動物を通した癒しの手法になります。
動物と触れ合うと、心が落ちついたり、ストレスが軽減したりすると言われているのです。
誰でも、動物と相対すると、心がほっこりするものです。
癒しの体験は誰でも持っていると思いますし、不思議と元気になれますよね。
アニマルセラピーでは、ワンちゃんに触れあうことで治療を進めていきます。
実を言うと、アニマルセラピーは結構歴史が深いのです。
時代は古代ローマまでさかのぼります。
その時代の負傷した兵士のリハビリに馬を用いたアニマルセラピーが行われていたようです。
アニマルセラピーに用いられる動物は多岐に渡ります。
ですが、日本アニマルセラピー協会は、ワンちゃん用いた癒しを与える活動をしているのです。
□しっかり確認!「アニマルセラピー」の3つの効果
アニマルセラピーには主に3つの効果があると、ウッチーは考えます。
それは――。
- 生理的な効果
- 心理的な効果
- 社会的な効果
この3つです。
それぞれ見ていきましょう。
生理的な効果
アニマルセラピーを行うと、生理的な効果が出ると言われています。
動物に触れあい、リラックスすると感覚の刺激になり、反応が改善するのです。
また、リラックス効果により、血圧やコレステロール値が下がるとも言われています。
ですから、神経な筋肉組織のリハビリにつながるのです。
心理的な効果
アニマルセラピーには、心理的な効果もあります。
動物に触れあうと、リラックスしますよね?
そうなると、自然と不安が消えていくのです。
また、自信と意欲の回復にもつながります。
感情表現が豊かなになり、心理的な自立が目指せるでしょう。
それ以外には、自尊心や責任感など肯定的な感情が芽生えます。
社会的な効果
アニマルセラピーには社会的な効果もあります。
まずは、協調性が出るという効果があるのです。
動物と触れ合うと、自然と協調性が育まれるので、このようなこうかがあります。
また、身体的、経済的な自立を促進するのです。
それ以外には、動物に話しかけたりするので、言語活動が活性化する効果があります。
以上のような3つの効果があります。
□統合失調症の治療にもアニマルセラピーは効果があるの?
動物は私たちに癒しを与えてくれます。
では、統合失調症の治療にもアニマルセラピーは有効なのでしょうか?
結論からお話しすると――。
「統合失調症の治療にもアニマルセラピーは有効!」
ということが言えます。
実は、統合失調症の治療にアニマルセラピーを取り入れた研究論文があるのです。
その論文の考察によると、統合失調症の患者さんにアニマルセラピーを実践すると、精神症状や生活機能障害の改善が見られたとしています。
つまり、確かな効果があるのです。
これは主に、動物に触れあうことで、人生の経験の質を高められたために起こります。
動物を通して、色んな経験をすると、ストレスに対する処理能力が高まるのです。
ですから、アニマルセラピーを実践した患者さん、社会生活機能が回復したのでしょう。
興味深いイラストがあるので、コチラでご紹介します。

この図は、アニマルセラピーを受けた患者さんが描いたワンちゃんのイラストです。
最初は、崩れた形のイラストですが、徐々に進化して、最終的には立派なワンちゃんらしくなりました。
このように、アニマルセラピーには、精神機能が回復し、確かな治療効果があると言えるでしょう。
参考にした研究論文はコチラです↓
□幼少期に動物を飼っていた人は統合失調症の発症のリスクが低い
さらにこんな興味深いニュースがあります。
これは研究チームは民間の精神科病院であるSheppard and Enoch Pratt Hospitalと協力した研究です。
この研究は、統合失調症や双極性障害の発症リスクと幼少期に飼っていたペットの関連について調査しています。
396人の統合失調症の患者さんと、対照群として健康な人594人を対象にして、幼少期にどんなペットを飼っていたのかを調査しました。
その結果、被験者の半数以上が幼少期に犬を飼っていたとわかりました。
また、猫を飼っていたと答えたのは、3分の1になり、こんな風に結論付けたのです。
それは――。
- 幼少期に犬を飼っていた人は統合失調症になるリスクが24%低い
- 生まれた時点で犬を飼っている人は、統合失調症になるリスクが55%低い
と、このように研究チームは述べているのです。
以上のことから、統合失調症とペットの関係は、切っても切れないものと言えるでしょう。
ペットを触れあうことで、統合失調症発症のリスクが低下するのは、嬉しいニュースですね。
□アニマルセラピーを受けて統合失調症を治療しましょう
今回は、アニマルセラピーについての情報をお届けしました。
ペットと触れ合うと、統合失調症の治療にも有効のようですね。
最後のまとめとして本記事で紹介した内容を振り返っていきます。
- 「アニマルセラピー」って何?
- 「アニマルセラピー」の3つの効果
- 統合失調症の治療にもアニマルセラピーは効果があるの?
- 幼少期に動物を飼っていた人は統合失調症の発症のリスクが低い
以上4つの内容でお届けしました。
アニマルセラピーは、精神の安定につながるので、ぜひ受けたい療法の1つです。
気になる方は、この記事を参考しながら、アニマルセラピーを検討してみてくださいね。
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