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一体どんな場所なの? 閉鎖病棟の「保護室」についての情報をまとめました

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こんにちは、ウッチーです。

今回は閉鎖病棟の「保護室」についてご紹介します。

保護室というのは、鍵のかかった部屋であり、患者さんは自由に出入りができません。

自由が少ないのは難点なのですが、治療のためと割り切って、保護室での治療を乗り越えましょう。

この記事では、閉鎖病棟の「保護室」に関する情報をまとめていきます。

閉鎖病棟のダークな部分でもあるので、あまり情報が多くありません。

怖い印象を持つ方も多いのですが、そんなことはないので安心しましょう。

この記事を読んで、閉鎖病棟の「保護室」について正しい知識を持ってくださいね。

それでは、早速見ていきましょう。

本記事はこんな人にオススメ

  • 統合失調症の症状ひどく入院を検討している患者さんの家族 
  • 閉鎖病棟の保護室について調べている方

□まずは確認!「保護室」ってどんな病室なの?

統合失調症になると、必要に応じて入院するケースがあります。

現在の統合失調症は、症状が軽い場合が多いので、入院ではなく通院で治療する方も多いのですが、緊急を要する時などは入院が有効になります。

同時に、統合失調症で入院した場合、基本的に「閉鎖病棟」という病棟に入院します。

閉鎖病棟というと、何だか怖いイメージがありますよね?

例えば――。

  • 鉄格子の中に閉じ込められる
  • まったく自由がない
  • 一生出て来られない

など、負のイメージが先行するかもしれません。

しかし安心してください。

実を言うと、閉鎖病棟はとてもクリーンな病棟になります。

確かに、閉鎖という言葉が入っている通り、病棟の外には自由に出られません。

それでも、病棟内は新聞もありますし、テレビだってあるのです。

ですから、基本的に患者さんは自由に過ごしています。

よって、まったく閉鎖的な空間ではないのです。

そして、そんな閉鎖病棟には、「保護室」という部屋があります。

保護室というのは、症状が強く出ていて、緊急を要する患者さんのための部屋です。

外から鍵をかけられるので、自分では自由に外に出られません。

つまり、かなり、行動に制限のある部屋なのです。

閉鎖病棟についてはコチラの記事でも詳しく解説しています↓

□保護室に入るのはどんな患者さんなの?

では、保護室は何のためにあるのでしょうか?

ウッチーが入院した病院にも保護室があり、その部屋で暮らす患者さんもいらっしゃいました。

基本的に、保護室には余程のことがないと入りません、

それでも、症状が重い患者さんは一時的に隔離の意味で、保護室に入院します。

そして保護室に入るのは、こんな症状の患者さんです。

  • 症状が重く自分を傷つける可能性がある患者さん
  • 興奮が強く他人を攻撃してしまう患者さん

このような方が保護室に入ります。

既に紹介していますが、現代の統合失調症は症状がそこまで重くありません。

よって、自分で命を絶つ可能性がある方や、他人を攻撃する患者さんは、あまり多くありません。

したがって、普通の入院であれば、保護室ではなく、一般的な病室に入院することになるので安心してくださいね。

□保護室にはどのくらいの期間入るの?

気になるのは、保護室に入る期間ではないでしょうか?

既に紹介していますが、保護室は自由の制限がかなり厳しいです。

部屋の中では動けますが、部屋の外に自由に出られません。

したがって、束縛が強く、ストレスと感じてしまうでしょう。

ただ、治療のため、必要な期間は保護室に入る必要があります。

画像引用元:特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構・コンボ

コンボという精神保健のサイトの情報によると、保護室に入った期間は、3日以内という回答が多かったです。

約50%の割合で、1週間以内に保護室から出たという方がほとんどでした。

したがって、保護室に入るのは、それほど長くありません。

本当に必要な時期に、最低限の時間のみ入るのが一般的になっています。

ですから、何カ月も保護室に入れられるケースは稀なので、この点は安心してくださいね。

一時的に保護室に入ったとしても、症状がよくなればすぐに出て来れるので、過度に不安になる必要はないでしょう。

□身体拘束って本当にあるの?

閉鎖病棟が舞台になっている映画などでは、患者さんを縛って拘束する映像が流れることがあります。

これは、一般的には「身体拘束」と呼ばれています。

では、本当に身体拘束はあるのでしょうか?

この実態を調査してみました。

実を言うと、身体拘束は必要に応じて行われます。

精神科に入院する患者さんの10%程度が、身体拘束が必要な程、興奮状態にあるのです。

よって、身体拘束は必要に応じて行われます。

ですが、ただ縛って放っておくような人権を無視したような、拘束のされ方はしません。

食事や排せつの管理はもちろんですが、それ以外のケアもキチンとされます。

例えば、深部静脈血栓による肺塞栓症を防ぐために弾性ストッキングで下肢の鬱血を予防したり、神経障害や循環障害のリスクを考慮してマッサージや導尿を行ったり、幅広くケアしてくれるのです。

つまり、身体拘束をされたからひどい目に遭うというのは偏見になります。

本当に身体拘束が必要な患者さんに、必要な時期だけする処置なのです。

もちろん、症状が落ち着けば、身体拘束からは解放されます。

確かに身体拘束は辛い側面がありますが、回復のための必要な処置だと考えて、治療を乗り越えましょう。

必ず一般の病棟に移り、やがて退院するときがやってきます。

□閉鎖病棟の「保護室」について正しい知識を持ちましょう

今回は、閉鎖病棟の保護室について解説しました。

保護室は、本当に必要な期間だけ入るので、あまり心配する必要はありません。

しっかりと管理されるので、症状が重い患者さんには有効なのです。

最後にまとめとして本記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。

  1. まずは確認!「保護室」ってどんな病室なの? 
  2. 保護室に入るのはどんな患者さんなの? 
  3. 保護室にはどのくらいの期間入るの? 
  4. 身体拘束って本当にあるの?

以上4つの内容でお届けしました。

閉鎖病棟の保護室に関する情報は、あまり多くないので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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