統合失調症と適応障害って違う病気なの? 当事者の意見をまとめます

病気について

こんにちは、ウッチーです。

皆さんは、適応障害という病気を知っているでしょうか?

今回は、適応障害という病気について、まとめていきます。

この適応障害という病は、統合失調症とは違うのでしょうか?

また、似ている点などはあるのでしょうか?

本記事では、適応障害について、簡単に解説しながら、さらに統合失調症の違いや共通点などをまとめていきます。

それでは、早速見ていきましょう。

本記事はこんな人にオススメ

  • 統合失調症と適応障害の違いを調べている方 
  • 適応障害について知りたい方

□適応障害ってどんな病気なの?

適応障害という病気を知っているでしょうか?

なんとなく名前は聞いたことがあるけど、詳しくは知らない。

という方が多いかもしれません。

そこで、まずは適応障害という病気について見ていきましょう。

適応障害とは?

適応障害というのは、ストレスなどが原因になって、抑うつ状態になったり、不安感が強くなったりする状態です。

ある特定の出来事が、原因となって発症するケースが多くなっています。

特定の出来事というのは、転勤や新しい人間関係などです。

このように、いつもとは違うストレスがかかった時、それが辛く耐えがたい感じを生み出してしまい、その結果、抑うつ状態になったり、不安感が強くなったりしてくるのです。

医学的には、

「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく傷害されている状態」

という風に定義されています。

ストレスというのは人によって感じ方が違います。

ある人には、重大なストレスであっても、また別の人には、そうでもないというケースがあるのです。

それでも適応障害というのは、その人にとって起こった出来事が極めて重大であり、普段の生活が送れないほど、抑うつ的な気分になったり、不安や心配に苛まれるような状態を言います。

つまり、明らかに正常の範囲を超えている状態であると言えるでしょう。

□適応障害ってどんな症状が出るの? 統合失調症との違いは??

適応障害の主な症状を見ていきましょう。

ここまで軽く解説してきましたが、適応障害になると、抑うつ気分がひどくなったり、不安感が強くなったりします。

そのため、その不安を消すために、暴飲暴食に走ったり、無断欠席などをするようになります。

それ以外には、無謀な運転をしたり、あとは喧嘩などをして攻撃的な面が色濃く現れるようになります。

したがって、統合失調症とは違う病気になります。

統合失調症は、幻聴を聴いたり、妄想したりするような精神の障害です。

それ以外には、無気力になったりする陰性症状が出たり、あとは認知機能が低下します。

適応障害は、幻聴や妄想などはないので、ここが両者の違いであると言えるでしょう。

□適応障害と統合失調症の共通点とは?

統合失調症と適応障害は違う病気です。

一緒にならないように注意しましょう。

ただ、この二つの病気は似ている面もあります。

例えば、統合失調症になると、抑うつ状態になったり、不安感に襲われたりします。

適応障害も、ストレスから抑うつ状態になったり、不安感に苛まれたりします。

ここは似ているのですが、適応障害は、自分がストレスだと感じていることから離れると、症状が改善すると言われています。

その反面、統合失調症はストレスが原因というよりも、陰性症状という病気の症状で抑うつ状態になるので、ここは違う点と言えるかもしれません。

□適応障害の治療を教えて

適応障害の治療法は、本人がストレスだと感じていることから離れることです。

つまり、ストレスの原因を除去し、環境調整すると改善します。

ただ、ストレスが原因となっていることがわかっても、そのストレスが除去できないケースがあります。

回避できないストレスとしては、家族関係など、離れるものが難しいものがあります。

このようなストレスが原因になっている場合は、ストレスに対して、本人の適応力を高める治療方法が行われます。

具体的には、カウンセリングをしたり、あとは認知行動療法などをして、治療を進めていくのです。

また、その人が現在抱えている問題にスポットを当てて、どうやったら解決できるのか? この点を考えていき、解決方法を見出していく治療法も行われます。

統合失調症では、薬物療法と言って、お薬を使った治療が中心ですが、適応障害では、あまりお薬は使いません。

それでも、日常生活に支障をきたすほど、不眠状態が続いたり、不安感が強い場合は、それに合わせてお薬が処方されるケースもあります。

基本的には、ストレスの除去を中心にして治療していき、あとは、認知行動療法などのカウンセリングをして治療を進めていきます。

この点も統合失調症との違いの1つの言えるでしょう。

□適応障害と統合失調症の共通点や違いを知りましょう

今回は、統合失調症と適応障害という2つの病気をテーマにして、記事をまとめてきました。

繰り返しになりますが、統合失調症と適応障害は違う病気です。

この点をよく確認するようにしてください。

最後に、まとめとして本記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。

  1. 適応障害ってどんな病気なの? 
  2. 適応障害ってどんな症状が出るの? 統合失調症との違いは?? 
  3. 適応障害と統合失調症の共通点とは? 
  4. 適応障害の治療を教えて

以上4つの内容でお届けしました。

適応障害は、ストレスを除去し、本人の適応力を高めることができれば、必ずよくなります。

本記事で紹介したように、抑うつ状態がひどかったり、不安感が強い人は、心療内科や精神科を受診するようにしてください。

早期に治療を開始できれば、その分回復も早くなります。

この記事が、適応障害について調べている方の参考になれば幸いです。

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