夢を叶えるための第一歩!統合失調症を患っても留学はできるのか?

家族に知ってもらいたいこと

こんにちは、ウッチーです。

統合失調症は若くして発症する関係上、若い頃に療養生活に入る患者さんが意外と多くいらっしゃいます。若い時代というのは、自分を成長させるためにとても重要です。

その大切な時期を療養に費やさなければならないので、やはり患者さんは辛く感じてしまいます。色々な経験がしたいのに、それができないのだから余計に辛いでしょう。

ある程度回復してきた時、若い頃にできなかった色々な経験をしてみたいと思うのは、自然な感情かもしれません。今回のテーマは「統合失調症を患っても留学できるのか」です。

「統合失調症」と「留学」というテーマで記事をまとめましたので、ぜひ、最後までご覧ください。

統合失調症でも留学はできるか?

結論からお話しすると、統合失調症を患っても留学は可能です。しかし、健常者のようにスムーズに話が進むかと言ったらそうではありません。クリアしなければならない問題がいくつかあるのです。

薬はどうするべきか?

留学を検討する時、まずネックになるのが薬の問題ではないでしょうか? 基本的に留学をする場合は、その留学期間の薬を処方してもらって、日本から持っていきます。しかし、これは短期留学の話であって、6ヶ月以上の長期留学の場合は、これができません。

なぜなら、統合失調症の治療薬である抗精神病薬は最大で90日までの処方しかできないためです。つまり、日本から持っていける薬は最大で約3ヶ月分になります。こうなると、3ヶ月以下の短期留学であれば、薬の問題はクリアできそうです。

では、6ヶ月以上の長期留学の場合はどうすればいいのでしょうか? 一般論をお話しすると、現地の病院に行って薬をもらいます。この場合、日本で通っているクリニックから英文の処方箋を書いてもらうと、現地でも薬の処方がスムーズになるでしょう。

注意しなければならないのは、日本で使っている薬が、留学先でもあるかどうかは判らないという点です。恐らく、同じ薬を用意するのは難しいので代用するケースが多くなると思われます。

短期留学か長期留学かで薬の対策は変わってきますので、覚えておきましょう。

再発のリスクはどう考えるべきか?

留学というのは、大きな環境の変化を意味します。健常者であっても留学中は、環境の変化から体調を崩すケースが多いです。統合失調症の患者さんはストレスに弱い傾向があるので、現地で再発するリスクはある程度考えておかなければなりません。

対策としては、まずは短期の留学から始めてみるといいでしょう。留学先によっても異なりますが、一週間程度の短期留学も可能です。まずは、短い期間お試しとしても利用してみて、それで問題ないようであれば徐々に期間を延ばしていく方法がいいでしょう。

健常者に比べると、幾分か時間はかかってしまいやすいですが、現地で再発した場合、困るのは自分自身なので、慎重に留学期間を決めて、徐々にステップアップさせていくといいでしょう。

留学エージェントはどう選ぶべきか?

留学する際、多くの場合で留学エージェントを利用するかもしれません。やはり、留学エージェントを利用した方が、現地でも日本語のスタッフから対応を受けられるのでお勧めです。

ただ、問題になるのはどんなエージェントでも統合失調症に理解があるわけではない点です。実を言うと、統合失調症を患い留学を検討する患者さんはあまり多くありません。その関係で、留学エージェントも統合失調症を患う方の対応に慣れていないのです。

ですから、エージェントによっては統合失調症というだけで断れてしまうケースもあるかもしれません。この点はよく覚えておいて、統合失調症に理解を示してくれる留学エージェントを検討されるといいでしょう。

どんな学校でも入学できるのか?

結論からお話しすると、どんな学校でも無条件で入学できるわけではありません。統合失調症を患っている患者さんの場合、多くの学校が英文の診断書の提示を求めます。その診断書をもとに、入学できるかどうか判断されるのです。

診断書は必ず必要になるわけではなく、必要ない学校もあります。ただし、多くの場合、英文の診断書が必要になるので覚えておくといいでしょう。

診断書があってもなくても、統合失調症というだけで入学できない学校もあります。このような学校の場合、同伴者が必要などいった条件があるケースが多く、現実問題同伴者を連れて留学ができないため、入学自体が不可能なのです。

残念ですが、健常者のようにどんな学校でも自分の好きな学校に入学ができるわけではないので、この点も覚えておくといいでしょう。

統合失調症という病を隠して留学してもいいのか?

結論からお話しすると、統合失調症という病を隠して留学するのはやめた方がいいでしょう。なぜなら、万が一渡航先で再発した時、困るのは自分だからです。

持病、精神疾患がある旨を渡航前に申告されなかった場合、それに起因する一切の結果に対して、学校側は責任を負いかねますし、残余期間の返金は一切ないケースが多いです。

また、精神疾患は治療を完了されている方でも過去の治療歴詳細と現状を要申告という規定を設けている学校も多いので、統合失調症という病を隠して渡航するのは絶対にやめましょう。

留学はできるけどクリアすべき問題も多いので注意しよう

繰り返しになりますが、統合失調症を患っても留学はできます。しかし、本記事で紹介した通り、どんな学校でも無条件で入学できるわけではありませんし、クリアしなければならない問題もたくさんあります。

それでも、一つずつ問題をクリアしていければ、統合失調症の患者さんでも留学はできるでしょう。健常者に比べると、下調べを始めとすると準備が大変なのですが、希望を捨てずに、夢の留学に向けて一歩ずつ歩き始めましょう。

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