【コラム】閉鎖病棟の食事は不味い？　いいえ、意外と美味しくてボリュームあり

こんにちは、ウッチーです。

「精神科閉鎖病棟では、どんな食事が提供されるの？」

と、こんな疑問を覚える当事者や家族の方も多いようです。

結論からお話しすると――。

「閉鎖病棟で提供される食事は、いたって普通です」

と、いう風に言えるでしょう。

病院の食事と言うと、味が薄くて美味しくない……。

このようにイメージされる方も多いでしょう。

そこで今回は、閉鎖病棟に入院経験のあるウッチーが、病院食を解説！

意外と美味しい食事が提供されるので、あまり不安にならないでくださいね。

この記事が、閉鎖病棟の食事について調べている方の参考になれば幸いです。

本記事はこんな人にオススメ

□やっぱり気になる！　閉鎖病棟の食事って不味いの？

病院の食事は不味い……。

と、こんな印象を持つ方も多いかもしれません。

そして、その時は病院の食事を食べていたのです。

その体験を踏まえると――。

「閉鎖病棟の食事は、決して不味くない」

ということが言えるでしょう。

精神疾患は身体的な疾病というわけではないので、味付けなどは普通です。

ですから、味が薄くて味気ないということはありませんでした。

ただ、糖尿病などの持病がある場合は、この限りではありません。

恐らく、食事の味付けにも何らかの制限が出るでしょう。

しかし、普通の人であれば、いたって美味しい食事が食べられます。

□閉鎖病棟の食事　朝食編

ウッチーの入院した病院は、朝は基本パンでした。

食パンです。

8枚切りくらいの薄めのパンが2枚でした。

これにジャムやマーガリンがついてくるので、それをつけて食べるのです。

それ以外には、サラダやスープなどがつき、後は200mlの牛乳がありました。

カロリーにすると、大体500Kcalくらいだと思います。

デザートに果物やゼリーが出る時もあり、なかなか美味しかったです。

嚥下障害がある方などは、おかゆなどの嚥下食が出されますが、それ以外の人はパンだった印象があります。

□閉鎖病棟の食事　昼食編

昼食は大体ご飯系です。

例えばカレーライスだったり、白ご飯に魚や肉のおかずが出たりします。

それが以外にはうどんなどが出る時もありました。

ただ、うどんは結構腹持ちが悪いので、ウッチーはあまり好きではなかったです。

カレーの時は、そこにサラダが付くだけなのですが、それなりの量なので、満足度は高めです。

但し、病院食なので、おかわりなどはできません。

また、食べきれなかった分を人にあげるのも禁止されていました。

この辺の管理は徹底していたので、しっかりしているという印象です。

カロリーにすると600～700Kcal前後だと感じます。

□閉鎖病棟の食事　夕食編

閉鎖病棟の夕食は早いです。

6時前には配膳が終わり、早い人はすぐに食べてしまいます、

ウッチーはゆっくりと食べていましたが、遅い人でも7時には終わりになるので、早いなぁと感じていました。

メニューは多彩です。

洋食が出る時もありましたし、和食、中華などの日もあります。

個人的には、コロッケやメンチカツなどのメニューが美味しかったと記憶しています。

夜の主食は主にご飯で、それ以外のパンや麺類などは出ません。

パンは朝、麺は昼となっていました。

ここに汁物がつき、場合よってはシチューなどのスープ類が出ることもありました。

カロリーは大体700～800Kcal前後だと思います。

□閉鎖病棟ってお菓子を食べられるの？

閉鎖病棟は、お菓子などは食べられないと思った方がいいです。

また、売店に行くのにも許可が入りますし、何よりもお金を厳しく管理されるので、買いたいものも買えないのです。

ですから、ウッチーは閉鎖病棟の中にある自販機で、ダイエットコーラを飲んでいました。

それが唯一の楽しみだったのです。

ただ、これは入院する病院によっても変わるようです。

軽くであれば、お菓子を食べられる病院もあるようです。

ただ、ウッチーのいた病院は、食事管理が徹底していました。

毎週体重測定があるので、こっそり食べていてもすぐにバレてしまいます。

基本的に出されたもの以外は食べられないので、人によってはそれが苦痛に感じるかもしれません。

□意外とカロリーが高い閉鎖病棟の病院食

閉鎖病棟では、一週間の食事メニューが掲示板に張り出されます。

そして、食事メニューの下の方に摂取カロリーが載っているのです。

それをみると、1日の総摂取カロリーは2000～2200Kcalに設定されていました。

これは、男女一緒です。

恐らく、健常者の方でそれなりに通勤や通学などで動いている人は、このくらいのカロリーを摂っても問題ないかもしれません。

しかし、閉鎖病棟に入院すると、満足に運動ができないので、1日2200Kcalも摂ってしまうと、太ってしまう可能性があります。

ウッチーのいた病棟には自販機があり、ジュースは自由に買えました。

ですが、ジュースもカロリーが高い炭酸飲料などを飲んでいると、あっという間にカロリーオーバーしてしまうでしょう。

ウッチーは太りたくなかったので、ダイエットコーラを選んで飲んでいました。

また、女性の中には、カロリーを気にして食事を残すという方もたくさんいらっしゃいました。

それだけ、結構ボリュームのある食事内容なのです。

□閉鎖病棟の食事は決して不味くはないので安心しよう

今回は、閉鎖病棟の食事にスポットを当て、色々お伝えしました。

「病院食＝不味い」

このような方程式ができていますが、そんなことはありません。

閉鎖病棟の食事は、かなりしっかり栄養コントールされており、味も普通です。

いつも絶品！　というわけではないですが、食事の楽しみを体験させてくれます。

最後にまとめとして、本記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。

以上6つの内容でお届けしました。

閉鎖病棟の食事については、結構気になっている人が多かったので、今回1つの記事にしてまとめました。

この記事が、閉鎖病棟の食事について調べている方の参考になれば幸いです。