こんにちは、ウッチーです。
「統合失調症だけど、子供を作りたい。でも、遺伝するか心配」
このような当事者の声を、時々聞くことがあります。
統合失調症は遺伝するのでしょうか?
結論からお話しすると、
「統合失調症は遺伝する可能性がある」
と、言われています。
ですが、ウッチーは違った見解を持っています。
そこで、今回は統合失調症と遺伝について語っていきます。
統合失調症と遺伝とはどのような関係なのでしょうか?
それでは、早速見ていきましょう。
□統合失調症は遺伝するのか?
統合失調症は、100人に1人が罹患する、決して珍しい病気ではありません。
ですが、わかっていないことも多いのです。
中でも統合失調症が遺伝するかどうかというのは、かなり見解が分かれています。
例えば、国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 児童・予防精神医学研究部 部長の住吉太幹先生はこんな風におっしゃっています。
『2017年12月時点で、統合失調症の詳細な原因はいまだ明らかではありませんが、脳の神経発達異常であるとの仮説が有力です。
この神経発達にかかわる遺伝子も複数みつかっており、これが統合失調症と遺伝との関連を示すもののひとつとなっています。』
参考ホームページ:メディカルノート
このように、有名な先生も統合失調症は遺伝する可能性があると述べているのです。
□統合失調症は遺伝することに対するウッチーの見解
ウッチーは統合失調症になり、8年が経っています。
そして、今まで苦しい闘病生活を送ってきたのです。
その中で、僕は色々な統合失調症の患者と出会ってきました。
そして、家族について聞くケースもかなりあったのです。
その結果わかったのは、
「統合失調症の患者の家族は、必ずしも統合失調症ではない」
ということです。
僕が出会ってきた統合失調症の当事者は、
遺伝的に統合失調症になったわけではないのです。
また、ウッチーの家族も同じです。
僕の家族は、僕以外、みんな健常者です。
統合失調症なのは、僕だけで、親戚にもこのような病気を抱える人はいません。
このことから、ウッチーはこう考えます。
「遺伝も確かに考えられるが、あくまで1つの原因に過ぎない」
なので、あまりシビアに遺伝するから子供を作らないとかは考えない方がいいです。
統合失調症の遺伝はあるのかもしれないが、原因の1つでしかない。
これを肝に銘じてください。
□統合失調症の発症に関連する遺伝子はあるの?
「統合失調症に関連する遺伝子があるって聞いたけど」
こんな風に考えているあなたは、よく勉強しています。
ウッチーも統合失調症と遺伝子の関係は、結構勉強してきたのです。
そして、統合失調症には、発病に関連する遺伝子が複数見つかっていることがわかりました。
それを、ここで紹介していきたいと思います。
●シナプスの構造や機能に影響する遺伝子がある
シナプスという言葉を知っているでしょうか?
これは、脳の神経細胞をつなぎ、情報を伝える部分です。
そして、シナプスは記憶や感情をつかさどっています。
統合失調症の患者は、このシナプスに異常があると言われているのです。
統合失調症の患者は、脳の記憶をつかさどる、
シナプスの数が極端に少ないと言われています。
よって、シナプスをつかさどる遺伝子に、何らかの異常が起きると、
統合失調症になってしまう可能性があるのです。
●脳の神経発達に関係する遺伝子もある
もう1つ、統合失調症に関係する遺伝子があります。
それが、脳の神経発達に関係する遺伝子です。
この遺伝子は、文字通り、脳の神経発達をつかさどっています。
ここが上手く機能しないと、自閉症やADHDなどの発達障害になるリスクが上がるのです。
また、この神経発達の遺伝子は、統合失調症にも関係していると言われています。
統合失調症も、脳の神経発達に何らかの悪影響があり、発病するのではないか?と言われているのです。
つまり、脳の神経発達に関わる遺伝子に異常が起こると、統合失調症になる可能性が上がるということです。
正常ではない異なる神経発達が起こると、統合失調症発症の原因となります。
ただ、あくまでも原因の一つなので、
ここで紹介した二つの遺伝子が、絶対ではないが、もしかすると関係するのかもしれない、と覚えておいてください。
□統合失調症が遺伝する確率が知りたい
統合失調症は確かに遺伝するリスクがある病気です。
しかし、ウッチーはそこまで遺伝を重要視していません。
それは、既に説明してきましたが、
この病気になった人の家族が、必ずしも統合失調症を患っているわけではないからです。
そのため、あまりシビアに遺伝するから、とか考える必要はないと思います。
「それでも、遺伝するか心配だなぁ」
と、こんな風に考える方も多いでしょう。
そこで、統合失調症が遺伝する確率を調べてみました。
併せて参考にしてみて下さい。
●双子(一卵性双生児)の場合の遺伝率
「一卵性双生児の二人が、両方とも統合失調症になる確率は28%」
トーリー・E・F.1995 南光慎一郎他監訳 1997 分裂病がわかる本 日本評論社
としています。
この結果だけ見ると、統合失調症が遺伝するのだなぁ、と思ってしまいます。
しかし、両方とも統合失調症になる確率は28%しかないのです。
ですから、遺伝以外にも複数の要因が重なって発病すると考えられるでしょう。
ウッチーの知り合いにも、双子の統合失調症の方がいますが、
二人共統合失調症になったわけではありません。
よって、統合失調症は確実に遺伝するわけではなさそうです。
□親から子に遺伝するのか?
「統合失調症」と「遺伝」を調べる方は、
この関係が一番気になっているのではないでしょうか?
つまり、親から子へ、統合失調症は遺伝するのか?ということです。
既に述べてきましたが、統合失調症は遺伝する可能性がある病気と言われています。
しかし、それはあくまで原因の1つであり、絶対ではないのです。
でも、心配になってしまいますよね?
そこで、親から子へ遺伝する確率を調べてみました。
親が統合失調症の場合、およそ10%の確率で、子供にも遺伝すると考えられています。
また、兄弟の場合も同じです。
参考サイト:統合失調症ナビ
親、子、兄弟の関係を、「第一度親族」と言います。
そして、この第一度親族同士で、統合失調症が遺伝する確率は10%なのです。
わずか10%しかありません。
ウッチー自身も多くの統合失調症の当事者に会ってきましたが、
家族揃って統合失調症という方には会ったことがありません。
ですので、遺伝をあまりシビアに考える必要はないと考えます。
□統合失調症は隔世遺伝するか?
統合失調症は、隔世遺伝するとも言われていますが、それは正しいのでしょうか?
ウッチーも気になったので、少し調べてみました。
祖父母から孫に遺伝することを、「隔世遺伝」と言います。
ですが、これはあまり心配する必要はありません。
実際に調査してみたところ、
統合失調症の方のお孫さんが、統合失調症になる確率は、僅か3%しかない。
参考ホームページ:メディカルノート
このことから、ほとんど隔世遺伝はしないと考えていいでしょう。
つまり、
「子供に遺伝するかもしれないから、子供は作らない」
このように考える必要はありません。
むしろ、ウッチーは、統合失調症は遺伝よりも、当事者のそれまでの生活が、
大きく関係していると考えています。
統合失調症の原因については、また別記事で詳しく見解を述べていくので、
そちらを参照してみて下さい。
□統合失調症は遺伝の可能性があるが、あくまで1つの原因に過ぎない
「統合失調症は遺伝する」
現代精神医学では、そのように考えられています。
確かに、統合失調症に関連する遺伝子も発見されており、遺伝の可能性はあるでしょう。
しかし、本記事でも述べてきたとおり、遺伝する確率は本当に僅かです。
ウッチー自身の家族も統合失調症ではありません。
また、出会ってきた当事者の方も、家族で統合失調症という方はいませんでした。
そのことから、統合失調症と遺伝をシビアに考えるのはナンセンスです。
むしろ、この病気は遺伝よりも生活環境が与える影響が大きいと感じます。
「統合失調症は遺伝する。だから子供は作れない」
と、こんな風に悲観する必要はありません。
遺伝はあくまでも、統合失調症の発病の原因の1つかもしれませんが、絶対ではないのです。
ですので、この点は安心してもいいと、ウッチーは考えます。
統合失調症の原因については、
ウッチーはどうして統合失調症になったのか?という記事でまとめるつもりです。
そちらの記事も併せて参考にしてみて下さい。
今回は、統合失調症と遺伝についてまとめました。
あなたの悩みが、少しでも解決されたのなら、こんなに嬉しいことはありません。
ぜひ、本記事を参考にしてみて下さい。


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