ウッチーが経験した「就労継続支援A型」ってどんな場所?

就職・サービス・治療法について

こんにちは、ウッチーです。

「統合失調症になり、就労の一歩として就労継続支援A型の事業所を探している」

と、こんな声を聞くことがあります。

結論からお話しすると――。

「統合失調症の就労には、就労継続支援A型が適している」

と、ウッチーは感じます。

その理由は、ウッチーが実際に就労継続支援A型の事業所にいたからです。

ウッチー

そこで今回は、「就労継続支援A型」という就労制度について語ります。

この記事を読めば、就労継続支援A型がどんな制度なのかわかるでしょう。

本記事が、統合失調症になり就労継続支援A型の事業所を探している方の参考になれば幸いです。

□まずは理解しよう「就労継続支援A型」って一体なに?

就労継続支援A型といっても、いまいちピンとこない方もいらっしゃると思います。

そこでは、まずは「就労継続支援A型」がどんな制度なのか、解説していきます。

簡単にまとめると、就労継続支援A型とはこんな制度です。

「障害がある方が、雇用契約を結び、支援を受けながら働く」

このような福祉サービスとなっています。

このサービスは、「障害者総合支援法」という法律にもとづいています。

現時点では一般企業のへの勤務が難しい65歳未満の方に、就労の経験を積ませてくれるのです。

統合失調症になると、どうしても病気とのかね合いから、一般的な就労が難しくなります。

ウッチー

ウッチー自身、一般就労もした経験がありますが、症状が再発してしまい、退職しなくてはなりませんでした。

ですから、統合失調症の方が働く難しさを知っています。

しかし――。

「安心してください」

統合失調症になっても、しっかり働けます。

そして、その基盤になっているのが、就労継続支援A型の事業所です。

この事業所は、障害に対する理解もあり、スタッフが就労をバックアップしてくれます。

そのため、一般的な就労に比べると、ストレスも少なく、長く働けるようになっているのです。

ウッチーは、統合失調症になったらA型の事業所を検討するといいと思っています。

もちろん、就労継続支援A型の事業所に入ったから、ずっとそこで働かなければならないわけではありません。

一般就労に向けて、経験を積んで、次なるステップに進むこともできるのです。

ですから、就労の第一歩として就労継続支援A型の事業所を選び、その後、一般企業への就職も可能になっています。

ウッチー

ウッチーは、就労継続支援A型の事業所で経験を積み、後にフリーランスのWEBライターになりました。

□ここが知りたい!「就労継続支援A型」のお給料を教えて

就労継続支援A型は、雇用契約を結んで働きます。

そのため、各都道府県の最低賃金が保障されるのです。

基本的に、就労継続支援A型の事業所は短時間勤務です。

大体4時間の就労をします。

東京都の事業所を選んだ時を例に出してみましょう。

東京都の最低賃金は、1,013円(2020年1月現在)です。

ですので、単純に計算して――。

「1日4時間の就労×1,013円=4,052円」

これが1日でもらえます。

就労継続支援A型の事業所は、月の日数から8日引いた数を出社しなければなりません。

例えば、月31日ある時は、そこから8日を引いた日数である「23日」働く必要があります。

よって、月23日働く場合は――。

「4,052円×23日=93,196円」

これが月の給料になります。

普通のアルバイトと比べると、やや賃金は少なめです。

しかしながら、障害に理解のある環境で働けるので、ストレスは少なくなっています。

ウッチー

ウッチーの場合、就労継続支援A型の賃金で足りない部分は、障害年金で補って生活してきました。

障害年金については、コチラの記事で詳しく解説しています↓

あくまでも東京都の例なので、ここに注意してください。

全国の平均は、大体66,000円くらいになるようです。

交通費などは、基本的に出ないと思った方がいいです。

出る事業所もあるようなのですが、それは少数になります。

ウッチー

ウッチーのいた事業所は、交通費が出ませんでした。

その代わり、昼食のサービスがあり、50円ほどでお弁当が食べられました。

□チェックしよう!「就労継続支援A型」って統合失調症なら利用できる?

次に、就労継続支援A型の対象者を見ていきましょう。

この福祉サービスは、障害者総合支援法にもとづいて行われます。

ですから、統合失調症になり、障害を抱えた方であれば、問題なく利用ができます。

詳しくは下記をご覧ください。

  • 原則18歳以上65歳未満の身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病がある方
  • 就労経験があるが、現在は働いていない方
  • 就労移行支援サービスで、雇用に結びつかなかった方

※就労移行支援:障害を持つ方の就職をサポートしてくれる福祉サービス

就労移行支援に関してはコチラの記事で詳しく解説しています↓

このような方が対象です。

基本的に「障害者手帳」が必要になります。

しかし、医師の診断書や、定期的な通院があれば、障害者手帳がなくても利用できます。

それでも、統合失調症になったら、障害者手帳を取得した方がいいです。

受けられるサービスが格段に増えます。

また、税金の控除などもあるので、障害者手帳の取得を検討してみてください。

障害者手帳に関しては、コチラの記事で詳しく解説しています↓

賃金が保障される就労継続支援A型ですが、利用料は発生するのでしょうか?

就労継続支援A型は障害者総合支援法にもとづいて行われます。

ですので、本人の収入によって、利用料が発生するケースがあります。

詳しくは下記の表をご覧ください

  世帯の収入 自己負担額の上限
生活保護世帯 生活保護受給世帯 0円
低所得世帯 市町村民税非課税世帯 0円
一般世帯1 市町村民税課税世帯(所得割16万円) 9,300円
一般世帯2 上記以外 37,200円

このようになっています。

利用料が発生する場合がありますが、療養中は、収入がないので、基本的には無料で利用できます。

本人の収入と言うのは、自分自身と配偶者の合計収入を指します。

この時、親の収入は含まれません。

そのため、結婚している方で、配偶者に収入がある場合は、利用料が発生する場合があるので注意です。

ですが、独身で治療を進めている方は、収入がないことが多いので、その場合は無料で利用できます。

ウッチー

ウッチーは無料で就労継続支援A型を利用していました。

また、就労継続支援A型は、利用期間に定めがありません。

つまり、定年までずっと働けるのです。

利用する事業所との間に結ばれる雇用契約が、「有期」である場合は、利用期間も変わることがあります。

ですが、多くの事業所は、ずっと働ける環境が整っています。

よって、長く1つの会社で働きたいという方にもオススメできるのです。

□熟読しよう!「就労継続支援A型」ってどうやって利用するの?

ここまでくると、実際に就労継続支援A型で働いてみたいと思う方も多いでしょう。

そこで、実際の利用方法をまとめてみました。

基本的に、就労継続支援A型の事業所で働くためには、二段階の手続きをする必要があります。

それは――。

  1. 選考
  2. 市区町村での申請

この2つです。

1つずつ見ていきましょう。

就労継続支援A型の利用方法① 選考を受ける

就労継続支援A型は実際に雇用契約を結びます。

そのため、市区町村の障害福祉課か、ハローワークに行って紹介してもらいます。

応募したい事業所があったら、その会社に履歴書を送って、選考を受けます。

ですから、この選考に通らないと、実際に働くことができません。

事業所によっては、専門的な業務を行っている場合もあります。

そのようなケースは、それに合った経験がないと、採用されない場合もあるでしょう。

しかし、基本的に人数に空きがあれば、採用されるケースが多いです。

ウッチー

ウッチーの経験上、一般的な企業の就職選考に比べると、難易度は低いと感じます。

ですので、行きたい事業所があれば、問い合わせてみるといいでしょう。

就労継続支援A型の利用方法② 市区町村の窓口で申請を出す

選考の結果、無事採用が決まったら、市区町村の障害福祉課に行きます。

そこで、就労継続支援A型を利用するために、申し込みをするのです。

申し込みの際に、「サービス等利用計画案」を作成する必要があります。

これは、どんなサービスを受け、どんな風に利用するかをまとめた、説明書みたいなものです。

具体的な手順は下記の表をご覧ください。

無事、受給者証が発行されると、いよいよ勤務開始です。

このような手順を踏んで、就労継続支援A型は利用申請を出していきます。

□実際に「就労継続支援A型」を利用したウッチーが感じたメリットとは?

ウッチー

ウッチーは就労継続支援A型の事業所に4年ほど在籍しました。

そこで、経験を積み、やがてフリーランスのWEBライターになったのです。

そんなウッチーが感じた、就労継続支援A型のメリットを3つお伝えしていきます。

就労継続支援A型のメリット① 賃金がもらえる

就労継続支援A型の優れた点は、最低賃金ではありますが、実際に賃金が発生することです。

実は、従来の障害者就労は、福祉的な就労であり、ほとんど賃金が出ませんでした。

1ヶ月働いても5,000円とかが普通にあるのです。

それに比べると、A型の事業所は、少ならからず賃金が出ます。

東京都のA型の事業所を利用する場合、1ヶ月で90,000円くらいの賃金がもらえるのです。

ですから、生活は大分楽になります。

もちろん、普通の仕事に比べるとかなり少ない収入ですが、働く環境の質を考えると、結構嬉しい報酬です。

ウッチー

ウッチーはこのお給料にプラスして、足りない分を障害年金で補っていました。

また、利用者の中には、生活保護を受けながら、働く方もいらっしゃいます。

つまり、就労継続支援A型のお給料で足りない分を、生活保護で補うという仕組みです。

いずれにしても、ある程度まとまった金額のお給料がもらえるので、やりがいにつながります。

就労継続支援A型のメリット② 障害に対する理解がある

就労継続支援A型は、障害者に向けた福祉サービスです。

そのため、スタッフ全員が、障害に対する理解があります。

ウッチー

ウッチーのいた職場では、調子が悪い時に休める休憩室がありました。

このようにして、障害者が働くために環境が整っています。

ですから、働いてからのストレスが少なく、長く働けるようになっているのです。

また、一緒に働く方も障害者なので、悩みの共有ができます。

お互いに頑張っていこうという気持ちになれるので、活力もわいてくるのです。

就労継続支援A型のメリット③ 一般企業にステップアップもできる

就労継続支援A型は、実際に就労の機会を与えてくれるだけではなく、次のステップも提供してくれます。

つまり、一般就労のためのお手伝いをしてくれるのです。

履歴書・職務経歴書の添削や面接対策など、幅広く対応してくれます。

また、事業所によっては、次の職場を紹介してくれる場合もあります。

ウッチーのいた事業所は、障害者雇用を積極的に行っている企業とつながりがあり、次なるステップとして、その企業に就職した方もたくさんいました。

ですから、就労継続支援A型で経験を積んで、やがて一般就労を目指す!

と、いうことも可能になってくるのです。

ウッチー

ウッチーは、就労継続支援A型にはこのようなメリットがあると感じました。

□ここは注意!「就労継続支援A型」のデメリットはあるの?

就労継続支援A型は、実際に雇用契約を結びます。

ですので、実際に働いて賃金をもらうのです。

それに関係した注意点がいくつかあるので見ていきましょう。

就労継続支援A型の注意点① 働く意思がないと続かない

就労継続支援A型は就労する場所です。

そのため、ある程度生活リズムが整い、働くカラダになっていないとキツいでしょう。

ウッチー

ウッチーのいた職場にも、生活リズムが整わず、仕事に来られずに辞めていったかたがたくさんいらっしゃいました。

また、働く意思が弱い人にも向きません。

実際に働くので、結構しんどいことが多いです。

ウッチーのいた事業所はWEBライティングをしていました。

そのため、中には書きづらい記事もたくさんありました。

それでも、仕事だと割り切って書いていかないとならないのです。

これは、どの事業所も同じです。

仕事ですから、嫌だと言ってやらないわけにはいきません。

よって、しっかり働く意思がないと辛くなってしまうでしょう。

就労継続支援A型の注意点② 見学から始めよう

現在、多くの就労継続支援A型は見学から始めるようになりました。

これは、お互いのミスマッチをなくすために、意外と重要です。

また、話ではいいことを言っていても、実際に見学すると全然違うというケースもあります。

ウッチー

ウッチーは、何社かA型の事業所を回りました。

中には、単調な仕事の連続で、ステップアップできないような職場もありました。

もちろん、単調な仕事が悪いわけではありません。

しかし、やってもあまり経験にならないような環境は、次のステップに進む時に苦労します。

ですので、実際に働く就労継続支援A型の事業所が、どんなことをしていて、後にどんなステップアップができるのかは、聞いておいた方がいいでしょう。

本当にいいA型の事業所は、次の就職のバックアップもしっかりしています。

逆に、イタズラに利用者を囲って、適当に活動させて助成金をもらうという悪徳な事業所も存在します。

実は、就労継続支援A型の事業所は国の助成金でなりなっているので、利用者が多いほど、潤う仕組みなのです。

ただ、今はA型の事業所をめぐる法令改正の動きが目立っています。

ですから、今後、助成金目当てで活動している事業所はなくなっていくでしょう。

それでも、事前の確認は絶対に必須です。

その仕事が本当に自分に合っているのか? よく考えて事業所を選びましょう。

□実際に就労できる「就労継続支援A型」は貴重な存在

今回は、「就労継続支援A型」について、ウッチーが語りました。

ウッチー

ウッチーは実際に就労継続支援A型の事業所に通っていました。

そこでは、主にWEBライティングをしており、ライティングの基本が学べました。

そして、そこで経験を積み、現在はフリーランスのWEBライターになったのです。

就労継続支援A型の事業所はたくさんの職種があります。

例えば――

  • カフェのホールスタッフ
  • 清掃業
  • 商品管理などの軽作業
  • 事務作業
  • パソコン作業

などです。

いろいろな職種があるので、まずは障害福祉課に行き、相談してみるといいでしょう。

自分の働いてみたい職種を言えば、いくつか候補を出してくれるはずです。

最後のまとめとして、本記事で紹介した内容をまとめていきます。

  1. 「就労継続支援A型」とは?
  2. 「就労継続支援A型」の賃金
  3. 「就労継続支援A型」の対象者
  4. 「就労継続支援A型」の利用方法
  5. 「就労継続支援A型」のメリット
  6. 「就労継続支援A型」の注意点

以上6つの内容でお届けしました。

かなり濃い内容になっているので、あわせて参考にしてみてください。

就労継続支援A型の事業所は、障害者に就労の機会を与えてくれる貴重な存在になります。

ですから、働く意思が強い方は、絶対にあっているでしょう。

ここで経験を積み、後の一般就労につなげることだってできます。

興味がある方は、本記事を参考にしながら、就労継続支援A型の利用を検討してみてください。

働くことの喜びを感じられるでしょう。

この記事が、統合失調症で就労継続支援A型の利用を考えている方の参考になれば幸いです。

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  1. […] ウッチーが経験した「就労継続支援A型」ってどんな場所?こんにちは、ウ… […]

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