こんにちは、ウッチーです。
「統合失調症が再発したどうなってしまうの?」
と、このように不安を感じる方が多くいらっしゃいます。
結論からお話すると――。
「再発すると回復するまでに時間がかかるようになる」
と、いうことが言えます。
実は、過去ウッチーも再発した経験があります。
そして、その時は一度目よりも、回復に時間がかかった印象があるのです。
ですから、再発はできるならば避けたいでしょう。

今回は、実際に再発経験を持つウッチーが、統合失調症の「再発」に関する情報をまとめていきます。
この記事が、統合失調症の再発で調べている方の参考になれば幸いです。
□ここは熟読!「統合失調症」は「再発」しやすい病気です
統合失調症は非常に再発しやすい病気となっています。
過去、ウッチーも症状が再発し、苦しい思いをしました。
ですから――。
「再発したらどうしよう……」
と、不安になる方の気持ちはよくわかります。
では、なぜ再発してしまうのでしょうか?
これは確かな理由が存在しているのです。
その理由とは――。
「勝手に薬を止めてしまう」
これに尽きます。
統合失調症の再発率を表にしてまとめましたので、参考にしてみて下さい。

と、このような再発率になっています。
実は、お薬を勝手に止めてしまうと、70%の確率で再発してしまうのです。
ですから、お薬は継続して服薬する必要があるのです。
お薬の重要性についてはコチラの記事で詳しく解説しています↓
お薬を服薬していくと、再発する割合を30%まで減らせます。
また、お薬と並行してリハビリを行うと、その割合は8%になるのです。
よって、統合失調症の治療でいかにお薬が重要なのかわかるはずです。
お薬はしっかり服薬し、治療を進めていきましょう。
□慌てないで! 統合失調症で「再発」するとどうなるの?
統合失調症が再発しやすい病気であることはわかりました。
ですが、もしも再発してしまったらどうなるのでしょうか?
「基本的に再発すると治りにくい」
と、ウッチーは感じています。

ウッチーは過去、2回再発しています。
そして、再発するごとに治りにくくなっていると感じました。
例えば、最初は2週間くらいで薬が効いていたのに、再発した時は1ヶ月かかってしまうなどです。
また、二度目の再発の時は、なかなか薬が効かず、かなり増量して症状を抑え込みました。
薬の量が増えると、当然ですがカラダへの負担が大きくなります。
同時に、副作用も出やすくなるので、かなり苦しい療養をよぎなくなれるのです。
但し、再発を恐れていても仕方ありません。

ウッチーは二度再発していますが、そのつど回復し、今では、普通の生活を送れるくらいのレベルになりました。
ですから――。
「再発してしまった……、もう人生が終わりだ……」
などと、悲観的に考える必要はありません。
確かに、再発すると治りにくくなります。
しかし、治らないわけではありません。
現在の抗精神病薬はかなり優れているので、例え最初効かなくても、量を増やしたり、継続したりして服薬すれば、確実に効果が出てきます。
よって、例え再発してしまったとしても、焦らずに対処するといいでしょう。
ただ、再発した時、本人は意外とわからないものです。
そんな時は、家族が当事者の異常に気づいてあげてください。
次項以降、再発のサインをまとめていきますので、確認していきましょう。
□こんな症状に注意! 統合失調症の「再発」のサインを見逃すな

ウッチーの経験上、再発にはサインがあると感じています。
それをこれからお話しするので、一緒に見ていきましょう。
統合失調症の再発のサインは、次のようなものがあります。
- 眠りが浅くなる
- 落ちつきがなくなる
- わけもなくイライラする
- 食欲がなくなる
- 引きこもりがちになる
- 突如、活発になる
このようなサインがあります。
これは、統合失調症の症状の段階である「前兆期」とよく似ています。
ウッチーは再発前、眠りが浅くなり、わけもなくイライラしていました。
ですが、それをサインと気がつかず放置してしまい、結果的に再発してしまったのです。
統合失調症の症状の段階は、コチラの記事で詳しく解説しています↓
再発のサインが出てきたら、迷わずクリニックを受診するようにしてください。
サインの段階で治療ができれば、嫌な症状に苦しまないですみます。

ウッチーも二度再発しているので、今ではその経験を活かしています。
つまり、上記で紹介する症状が出たら、とりあえずクリニックに行くようにしたのです。
そうすると、再発のリスクを最小限に抑えられるでしょう。
□ここが知りたい! 統合失調症の「再発」のきっかけは何?
統合失調症は「再発」しやすい病気だということはわかってもらえたと思います。
では、再発のきっかけとはどんなものでしょうか?

ウッチーの体験談を元にお話していきます。
ウッチーが二度再発したというのはお話してきたとおりです。
そして、こんな理由がありました。
- 治ったと思って薬を勝手に止めた
- 新しい仕事が始まりストレスが増えた
これがきっけかになっていると思います。
1つずつ見ていきましょう。
ウッチーの再発のきっかけ① 勝手に薬を止めた
入院を終えて、自宅で療養するようになって、結構回復してきたという自覚がありました。
ですから、もうお薬を飲まなくてもいいだろうと、勝手に考えてしまったのです。
最初の内は、お薬を飲まなくても意外と平気でした。
今思えば、それが余計に状況を悪化させてしまったのかもしれません。
お薬の副作用もあり、太ってしまうのが嫌だったので、お薬を止めました。
ですが、徐々に調子が悪くなっていったのです。
眠れなくなり、食欲もなくなりました。
それでも、お薬を飲まずにいたため、いつしか「幻聴」を聞き、「妄想」するようになったのです。
これまで解説してきたとおり、お薬を勝手に止めると、高確率で再発するので注意しましょう。
ウッチーの再発のきっかけ② ストレスが増えた

実は、ウッチーはお薬を服薬していても再発した経験があります。
ただ、この時はかなりストレスフルな日々を送っていました。
ウッチーはWEBライターをしているのですが、無理をしていた時期があります。
1日に20,000文字くらい書いていた時期があるのです。
このくらいの文字数になると、ほとんど1日書きっぱなしになります。
必然的に、休む時間がなくなり、ストレスはたまる一方でした。
ただ、フリーランスになり、書かないと仕事がなくなってしまうという恐怖がありました。
そのため、無理をして書き続けていたのです。
そうなると、再び眠りが浅くなり、さらにイライラするようになりました。
仕事が忙しくクリニックにも行かなくなっていたので、当然再発したのです。
いつしか、「幻聴」を聞き、「妄想」するようになりました。
二度目の再発をして、かなり治りが遅かった印象があります。
WEBライターの仕事もしばらく休み、結局治療がやり直しになってしまったのです。

ウッチーは経験談から、ストレスも大きな再発の原因になっていると考えます。
特に、回復が進み、就労を始めた時などは要注意です。
新しい仕事は、当然ですがストレスが大きいでしょう。
特に統合失調症の方は、頼まれた仕事を断り切れず無理しやすいです。
そうなると、必然的にストレスがたまり、結果的に再発してしまう仕組みになります。
ですので、薬を飲んでいても、環境が変わった時は注意するといいでしょう。
再発のサインを見逃さずに、対処するようにしてください。
□一体どうすればいい? 統合失調症の「再発」を防止するためには
統合失調症は再発しやすい病気だということは、説明してきたとおりです。
そして、多くの方が再発はイヤだと考えているでしょう。
では、「再発」を防止する手段はあるのでしょうか?

ウッチーは経験から次のような防止策があると考えます。
- 人とのつながりを持つ
- 生活力をつける
- ストレスの対処法を知る
この3つです。
1つずつ見ていきましょう。
再発を防止するために① 人とつながりを持とう
人とつながりを持つのは、再発を防止するために効果があると感じます。
特に、対人関係が乏しくなると、孤独になっていくでしょう。
統合失調症の方は、孤独であるケースが多いです。
しかし、困ったときに助けてくれる「存在」がいると、とても力になってくれます。
例えば――。
- 主治医
- クリニックのケースワーカー
- 職場の人間
など、頼れる人間が作れると、再発のサインを見つけてくれるので助かります。

ウッチーは現在WEBライターなので、主に困ったことがあるクリニックのケースワーカーさんに相談しています。
そうすると、悩みを解決してくれますし、いざという時頼れるので再発の防止にもなります。
再発を防止するために② 生活力をつけよう
日々の生活が自堕落になっていくと、再発のリスクが上がると感じています。
ですから、生活の質を落とさないようにすると再発の防止になります。

ウッチーは、薬を飲んでいても再発した過去があります。
そして、その時は、忙しさを言い訳に、かなり生活がすさんでいました。
例えば――。
- お風呂に入らない
- 主にコンビニ弁当に頼る
- 必要以外外に出ない
などの状態が続くと、生活の質が下がります。
経験上、生活の質が下がっていくと、再発のリスクが上がると感じています。
再発を防止するためには、生活の質を下げないようにしましょう。
- お風呂に入って清潔さを保つ
- 簡単でいいからお料理を作ってみる
- 散歩などをして外に出るようにする
このようにすると、生活の質を高められ、リズムを刻めるようになります。
そして、このリズムの連続が再発を防止していくのです。
再発を防止するために③ ストレスの対処法を知ろう
統合失調症の方は、ストレスの対処法を知らないケースが多いです。
何でもいいから、自分なりのストレス発散方法を考えておくといいでしょう。

ウッチーには行きつけの喫茶店があります。
その喫茶店に行くと、気分をリフレッシュできて、また頑張ろうという気持ちになるのです。
ストレス発散方法は何でもいいでしょう。
例えば――。
- 美味しいものを食べる
- 面白い映画を見る
- キレイな音楽を聴く
など、色々あると思います。
特に自分がこれをしていて楽しいなと思うことはやった方がいいです。
それがストレス発散につながり、再発を防止するのに役立ちます。
このような防止策を考え、対処していくようにすると、再発の予防になるでしょう。
□統合失調症の「再発」について色々な角度から解説してきました
今回は、統合失調症の「再発」に関する情報をお届けしました。
ここまで述べてきたとおり、再発すると、その分回復が遠のきます。
また、回復まで時間がかかるようになるので、できるなら再発させたくありません。
特に、勝手にお薬を止めると、再発のリスクは上がります。
ですから――。
「まずはキチンとお薬を服薬しましょう」
これに尽きます。
もちろん、お薬を服薬していても、環境の変化などで再発するケースもあります。
事実、ウッチーは忙しい日々が続き、再発した過去があるのです。
本記事では、「再発」のきっかけや予防策など、色々な情報を紹介しました。
最後に、まとめとして今回の記事で紹介したことを振り返っていきます。
- 統合失調症は「再発」しやすい病気
- 統合失調症で「再発」するとどうなるの?
- 統合失調症の「再発」のサイン
- 統合失調症の「再発」のきっかけ
- 統合失調症の「再発」を防止策
以上5つの内容でお届けしました。
統合失調症は再発しやすい病気ですが、対策もあります。

今回紹介した内容を踏まえて、「再発」リスクを抑えていきましょう。
再発は確かに怖いですが、しっかりと対策すれば大丈夫。
この記事が、統合失調症の「再発」で調べている方の参考になれば幸いです。




コメント
[…] […]
私も統合失調症なのですが、内容がすごく身近に感じられ、分かりやすい対処法が書かれていて、とても安心致しました。