こんにちは、ウッチーです。
「集団精神療法ってよく聞くけど、どんな治療法なの?」
と、こんな疑問を抱える当事者が多いです。
結論からお話しすると――。
「集団精神療法は、現在の精神医療の重要な治療法の1つ」
です。

ウッチーは主に、入院中にこの治療法を受けてきました。
その結果、確かな効果があったと感じているので、この記事で紹介します。
統合失調症を抱える当事者たちが、話し合って1つの問題を解決していく。
これだけで、治療効果が上がっていくと感じました。
今回は、注目の治療法「集団精神療法」を紹介します。
自身の体験をもとにお話しするので、きっと何かのヒントになるはず!
この記事が、集団精神療法について調べている方の参考になれば幸いです。
本記事はこんな人にオススメ
- 集団精神療法を調べている方
- 療養中で孤独を感じている方
- 統合失調症の治療を効果的に進めたい方
□ここを抑えて!「集団精神療法」って一体何?
みなさんは「集団精神療法」という治療法を知っているでしょうか?
統合失調症の治療法で調べていると、このフレーズをよく聞きます。
まずは、「集団精神療法」について簡単に説明していくので確認しましょう。
「集団精神療法」とは?
集団精神療法は、複数の患者さんが集まって、それぞれが抱える悩みや、考えなどを話し合っていくという治療法です。
これを行うと、自分の心の問題を、客観的に見られるようになります。
また、それ以外にも、困難な状況を乗り越える方法が身につきます。
大体、こんな感じの治療方法です。
- 心の問題を客観的に見る
- 悩みを共有し話し合う
- 困難を乗り越える技能を身につける
このようなポイントがあります。
集団の中に入り、自分の考えを述べていくのが特長になっています。
ですので、自分の考えの他にも他人の考えも聞くことができるのです。
こうなると、自分の感じ方や、反応の仕方を知れるでしょう。
また、同じ悩みを共有するので、孤独感を緩和することができます。
□「集団精神療法」はどんな感じで治療を進めるの?
集団精神療法は、患者さんのグループと、数名の治療者を加えて行います。

ウッチーが実際に体験した集団精神療法を例に出し、説明していきます。
1.集団精神療法の人物構成
一般的に20名程度のグループを作ってコミュニケーションをとります。
ですが、少ないケースも大丈夫です。
その場合は、数名の少人数で行うケースもあります。
全員で輪になって座り、参加者はいつでも席に着いたり立ったりできるのです。
2.集団精神療法の時間

ウッチーが受けた集団精神療法は、30分くらいでした。
しかし、多くの施設では40分前後というのは標準のようです。
治療者の人が、定時に開始して、定時に終了させます。
3.集団精神療法の内容
多くはテーマなしで話し合います。
自由に話をしていくことで、自分の考えを発言し、他人の言葉に耳を傾けます。
必要に応じて治療者の方が、話に入ってくることもあるのです。
4.集団精神療法の終わり方
終了した後、治療者の人が、話し合った内容を検討し、話し合います。
これは、一般的に「review(レビュー)」と言われているようです。
基本的に、ココで紹介した1~4の流れで進んでいきます。
□ウッチーが体験した「集団精神療法」とは?

ウッチーは主に、入院中に「集団精神療法」を受けてきました。
統合失調症の入院は、このように患者さん同士で話し合う場が設けられているのです。
ある時話し合った内容をここで紹介します。
集団精神療法はテーマが特に決まっていません。
ですから、患者さんがどんな悩みを抱えているのか、会話の中で感じ取っていきます。
ある日、入院中の食事で悩んでいる患者さんがいました。
この患者さんは、入院中で消費カロリーが少ないのに、普通の食事をしていたら太ってしまうのではないか? と考えていたのです。
実を言うと、ウッチーが入院していた病院は、1日2200Kcalくらいの食事が出ていました。
ですから、入院中に特に体を動かさないと、太ってしまうと考える方がいても不思議ではありません。

ウッチーも、確かにカロリーの摂り過ぎだなと感じていたのです。
そして、入院中の食事をテーマにして、みんなで話し合いました。
意外と多くの方が共感しており、みなさん太るのはイヤと回答されたのです。
その結果――。
- 病棟で筋トレする
- 散歩の時間にカラダを動かす
- おやつなどを食べないようにする
などの解決策が提案されました。
色んな人が、太らないためにカラダを動かした方がいいと発言したのです。
そして、散歩の時間に体操したりすれば、カロリーの消費につながるのではないか? という方向でまとまりました。
一人で考えていても、ここまで具体的な解決策は見つかりません。
しかし、集団で悩みを共有し、他者の発言を聞いていくことで、みんなで解決策が見つけられるのです。
集団精神療法をすれば――
- 自分では見つけられない解決策がわかる
- 悩みの共有ができるので孤独感が薄らぐ
など、治療にも前向きになれるでしょう。
□「集団精神療法」って効果はあるの?

ウッチーは実際に集団精神療法を受けてきました。
その結果、確かな効果があると感じています。
具体的には、次のような効果があります。
- 悩みの共有ができる
- 一人ではなかなか解説できない問題がクリアになる
このような効果があると感じます。
1つずつ見ていきましょう。
「集団精神療法」の効果① 悩みを共有
統合失調症になると、結構孤独になります。
自宅での療養が中心になるので、どうしても一人の時間が多くなるのです。
そんな時は、集団精神療法を受けると、他人の中に入れるので孤独感が少なくなります。
また、悩みの共有ができます。
ここから、悩んでいるのは自分だけではないと、前向きになれるのです。
「集団精神療法」の効果② 問題が解決する
一人で考えても、問題はなかなか解決しません。
特に多くの当事者の話を聞いていると、治療のためのヒントが見つかるのです。
多くの当事者が話し合って解決策を見つけていきます。
だからこそ、一人では考えつかない、ちょっとした解決策を見つけられるのです。
このような効果があったと、ウッチーは感じています。
集団精神療法をしてきたからこそ、
- 治療に前向きになれた
- 苦しんでいるのは自分だけではないと思えた
など、考え方に変化が生まれました。
ですので、集団精神療法を確かな効果があると言えるでしょう。
□「集団精神療法」を活用して統合失調症を治療しよう
今回は、精神療法の中でも注目されている「集団精神療法」を紹介しました。

ウッチーは実際にこの治療法を受けて、確かな効果があると感じています。
最後にまとめとして、本記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。
- 「集団精神療法」って一体何?
- 「集団精神療法」はどんな感じで治療を進めるの?
- ウッチーが体験した「集団精神療法」とは?
- 「集団精神療法」って効果はあるの?
以上4つの内容でお届けしました。
集団精神療法を受けてみて――。
- 自分の悩みを人に話せてスッキリできた
- 人の悩みを聞けて多くの解決策を話し合えた
など、優れたメリットがたくさんあると感じました。
もしもこの療法を受けなかったら――。
- いつまでも悩んで苦しんでいたかもしれない
- 回復が遅れて絶望感を抱いていたかもしれない
など、辛い時期を過ごすことになったでしょう。
統合失調症の治療を進めるためにも、「集団精神療法」を受けてみてください。
きっと、治療にも前向きになれるでしょう。
この記事が、「集団精神療法」について調べている方の参考になれば幸いです。
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