こんにちは、ウッチーです。
「統合失調症になってから不安を感じるようになったんだけど」
と、こんな悩みを抱える当事者も多いようです。
結論からお話しすると――。
「不安が強い時は【抗不安薬】を使って対処すると、症状が落ち着きます」
今回は、統合失調症の治療で補助的に使われる「抗不安薬」についてお話しします。
一体、抗不安薬にはどのような効果があり、どんな時に使われるのでしょうか?
この記事が、統合失調症になり、不安を覚えている方の参考になれば幸いです。
本記事はこんな方にオススメ
- 統合失調症になり不安を感じている方
- 抗不安薬がどんなお薬なのか調べている方
□まずは知ろう!「抗不安薬」ってどんなお薬なの?
抗不安薬とは?
抗不安薬とは、不安やイライラに効果があるお薬です。
不安やイライラがある時に処方され、興奮を抑えてくれます。
いわゆる「精神安定剤」と呼ばれるものです。
また日本では、かなりの数の抗不安薬があります。
しかしながら、よく使われるのは――。
「ベンゾジアゼピン系」
と、呼ばれる抗不安薬です。
コチラの抗不安薬は、GABAという神経伝達物質に作用して、脳の興奮を抑えます。
GABAとは?
ここで、GABAという神経伝達物質を見ていきましょう。
GABAというのは、脳の異常な興奮を抑えてくれる神経伝達物質です。
よって、GABAの働きを強めていくと、不安やイライラに効果があります。
□把握しておこう!「抗不安薬」にはどんな種類があるの?
ここでは、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の種類を紹介します。
抗不安薬には、作用する時間で色んな種類があります。
例えば――。
- 短時間型:デパスなど
- 中間型:ワイパックス、ソラナックスなど
- 長時間型:セルシンなど
- 超長時間型:メイラックスなど
このようなお薬の種類があります。
もう少し深く見ていきましょう。
短時間型の抗不安薬とは?
短時間型の抗不安薬は、効果のピークが1時間未満。
作用時間が3~6時間となっています。
中間型の抗不安薬とは?
中間型の抗不安薬は、効果のピークが1~3時間。
作用時間は12~20時間となっています。
長時間型の抗不安薬とは?
長時間型の抗不安薬は、効果のピークが1~8時間。
作用時間が20~100時間となっています。
超長時間型の抗不安薬とは?
超長時間型の抗不安薬は、作用する時間が長いです。
主に、作用時間が100時間以上となっています。
□しっかり抑えて!「抗不安薬」はどんな時に使われる?
では、抗不安薬はどんな時に使われるのでしょうか?
基本的に、抗不安薬は名前のとおり、不安やイライラがある時に用いられます。
また、抗不安薬は大きく分けて2つの効き方があるので、確認していきましょう。
それは――。
- 即効性が高いタイプ:短時間型~長時間型のお薬
- 不安になりにくい土台を作るタイプ:長時間型~超長時間型のお薬
こんな風な使われ方がします。
ですので、患者さんには、次のようの処方されるのです。
- 時々強い不安がある方:短い薬を頓服として服薬
- 常に不安があり、時々強い不安に襲われる方:長い薬を常用、これにプラスして短い薬を頓服として服薬
- 常に強い不安がある方:短い薬を常用
このような3つのタイプによって、使い分けられています。
※頓服(とんぷく):症状が強い時に、一時的にそれを抑えるために使われるお薬
基本的に、時々不安になる方には、頓服で即効性のあるお薬が処方されます。
反対に常に不安がある方は、長い作用のあるお薬が処方されるのです。
□必ず確認!「抗不安薬」の副作用が知りたい
抗不安薬は、お薬ですから、当然副作用があります。
一体、どんな副作用があるのでしょうか?
具体的には、こんな副作用があるようです。
- 眠気
- ふらつき
- 離脱症状
この3つが多くなっています。
1つずつ見ていきましょう。
「抗不安薬」の副作用① 眠気
抗不安薬は、その性質上、催眠作用があります。
ですので、服薬すると眠くなってしまうのです。
これは、抗不安薬を服薬するときの、大きな問題になってきます。
気持ちを落ちつけるタイプのお薬なので、すべての抗不安薬で眠気が発生するケースがあるのです。
ですので、服薬する時間を眠前にするなど、対処する必要があります。
また、場合によっては、減薬すると、眠気にも効果があるようなので、医師に相談してから、お薬の調整をするようにしてください。
眠気の副作用は、特に飲み始めの頃に多いです。
同時に、飲み続けていくと慣れてくるので、眠気も薄らいでいくケースがあります。
「抗不安薬」の副作用② ふらつき
抗不安薬は、筋弛緩作用があります。
これは、筋肉の緊張が緩まるという症状です。
そして、この筋弛緩作用が出ると、ふらつきが出やすくなってしまいます。
特に高齢者の場合、ふらつきで転倒して骨折をすると、そのまま寝たきりになってしまう可能性も。
ですから、高齢者には注意が必要なお薬です。
こちらの対処法は、眠気の時と同じになります。
- 慣れるまで様子を見てみる
- 減薬する
- 服薬時間を変える
などです。
このようにして、抗不安薬のふらつきと折り合いを合わせてくださいね。
「抗不安薬」の副作用③ 離脱症状
実を言うと、抗不安薬には依存性があります。
ですので、お薬を止める時、離脱症状が出るケースがあるのです。
これは、カラダがお薬に慣れてしまっているので、それを急に抜くと、体調が悪くなってしまうことを指します。
抗不安薬は、常用すると依存しやすいので、できるだけ短時間だけを使うといいでしょう。
頓服として、本当に不安が強い時だけ使うといいのです。
とはいっても、現在の抗不安薬は基本的に安心と言えます。
ですので、医師の指示に従っている分には問題ないでしょう。
用法を守って使っていけば、大きな問題にはならないので安心してください。
とりあえず不安が強い時は、頓服で様子を見る。
そして、不安が消えたら薬には頼らないようにする。
こうすると、効果的に治療ができるでしょう。
□「抗不安薬」を効果的に使って治療を進めよう
今回は、統合失調症の治療で補助的に使われる「抗不安薬」を紹介しました。
コチラは、強い不安やイライラがある時に、その興奮を抑えてくれるお薬です。
ですので、あまりに不安が強い方は、このようなお薬を使うといいでしょう。
最後にまとめとして、本記事で紹介した内容を振り返っていきます。
- 「抗不安薬」ってどんなお薬なの?
- 「抗不安薬」にはどんな種類があるの?
- 「抗不安薬」はどんな時に使われる?
- 「抗不安薬」の副作用が知りたい
以上4つの内容でお届けしました。
抗不安薬は、適切に使えば効果の高いお薬です。
依存しやすいと言われていますが、用法をしっかり守って使う分には、そこまで過度に心配する必要はありません。
まずは、不安やイライラを抑えて、治療を進めるようにしてください。
不安が消えると、治療にも前向きになれるので、辛い時に抗不安薬を使うのは、決して間違った選択ではありません。
この記事が、統合失調症の治療で補助的に使われる「抗不安薬」について調べている方の参考になれば幸いです。


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