【コラム】統合失調症における「ケースフォーミュレーション」の位置づけ

統合失調症のコラム

こんにちは、ウッチーです。

みなさんは、「ケースフォーミュレーション」という言葉を知っているでしょうか?

結論からお話しすると――。

「患者さんから話を聞いて『見立て』をしながら支援の方針を決めるという方法」

です。

統合失調症の治療にも使われるケースがあります。

結構気になった話題でしたので、1つの記事にしてまとめていくので確認しましょう。

この記事は、統合失調症の治療で使われる「ケースフォーミュレーション」について調べている方の参考になれば幸いです。

本記事はこんな人オススメ

  • ケースフォーミュレーションとは何か調べている方 
  • 統合失調症の治療を進めたいと考える方

□しっかり確認!「ケースフォーミュレーション」とは?

冒頭でも軽く紹介しましたが、まずは、ケースフォーミュレーションについてみていきましょう。

ケースフォーミュレーションとは?

ケースフォーミュレーションは、英語で(case formulation)と書きます。

日本語に訳すと――。

「事例定式化」

となります。

ただ、これではかなりわかりにくいので、もう少しかみ砕いてみていきましょう。

具体的に、次のような形で、ケースフォーミュレーションは行われます。

  1. クライアントから話を聞く 
  2. 心理アセスメントをする 
  3. それをもとに見立てをする 
  4. これらをまとめて支援の方針を決める

このような流れです。

ケースフォーミュレーションは、患者さんであるクライアントから話を聞く姿勢から始まります。

そして、その上で心理アセスメントをしながら、「見立て」をしていくのです。

同時に、その見立てをもとにして、支援の方針を決めていきます。

「見立て」というのは、心理士が持っている、パーソナリティ観に基づいて行われるのです。

よって、

  1. 「精神分析的なケースフォーミュレーション」
  2. 「認知行動療法的なケースフォーミュレーション」

など、色々な視点のケースフォーミュレーションがありえるわけです。

また、ケースフォーミュレーションは、基本的にカウンセラーと患者さんの共同作業になります。

患者さんの情報は、問題の全体像が理解できるようにまとめられます。

しかしながら、単に情報を並べるだけでは全体像が見えてきません。

そのため、色々なモデルを用います。

中でも、認知行動療法を用いるケースが多いです。

それを利用して、患者さんの全体像を理解していきます。

本記事では主に――。

  1. 「認知行動療法的なケースフォーミュレーション」
  2. 「精神分析的なケースフォーミュレーション」

の2つを取り上げ、どのような支援方法なのかをまとめていきます。

□認知行動療法的なケースフォーミュレーションとは?

認知行動療法的なケースフォーミュレーションとはどんな支援方法でしょうか?

それを知るためには、認知行動療法の主な流れを見ていくといいでしょう。

認知行動療法では、患者さんの心理的問題にスポットを当てていきます。

そうなると――。

  • 問題が起こった原因
  • 維持している要因
  • 症状の特徴
  • 患者さんの特性

などを、個別に心理アセスメントしていきます。

その上で、効率的に患者さんを理解するプロセスが立てられるのです。

また、現在問題になっている症状を1枚のシートに記入していきます。

例えば――。

  • 認知面
  • 感情面
  • 行動面
  • 身体反応面

などを、分析しシートの記述していくのです。

患者さんの問題は主に――。

  • 症状や問題を引き越した直接的な出来事
  • その出来事に対しての患者さんのとらえ方
  • 生い立ちや社会環境の影響

これらの要素を考えて、治療を進めていくのです。

よって、これが認知行動療法と言えるでしょう。

つまり、認知行動療的ケースフォーミュレーションとは――。

  1. 「認知面」
  2. 「感情面」
  3. 「行動面」
  4. 「身体反応面」

にわけて記述し、出来事に対する患者さんのとらえ方や症状などを、分析できる支援方法であると言えます。

統合失調症の治療の治療でも認知行動療法は有効です。

自分の歪んだ思考パターンが修正されるので、治療にも前向きになれます。

□精神分析的なケースフォーミュレーションとは?

続けて、精神分析的なケースフォーミュレーションを見ていきましょう。

まずは、精神分析がどのような治療法なのか解説します。

精神分析とは、オーストラリアは精神科医であるジークムント・フロイトが創設しました。

20世紀の初頭に創設されたので、なかなか歴史のある治療法なのです。

心を分析することで、精神疾患を治療していきます。

例えば、頭の中に浮かんだすべてをそのまま話す――。

「自由連想法」

などが有名です。

この治療法は、無意識の内容を意識化できます。

フロイトが始めたこの精神分析治療法は、その後、多くの弟子や研究者、実践者によって引き継がれるのです。

そして、理論や実践方法が発展していきました。

同時にこの精神分析は――。

「精神分析的治療方法」

へと、変化していったのです。

現在ではさらに細かく分かれます。

例えば――。

  1. 週に4日以上治療を行う:「精神分析療法」
  2. それ以下の頻度で行う:「精神分析的治療方法」

と、わけて呼ばれているのです。

精神分析的ケースフォーミュレーションは、診断面接で得た膨大な情報をまとめていきます。

つまり、心理士やセラピストが、患者さんの一人ひとりの心理的な問題を把握する必要があるのです。

患者さんの複雑な問題を、見逃すことなく、その人だけに当てはまる支援方法になるように工夫します。

同時に、この支援方法を「精神分析的ケースフォーミュレーション」と、呼んでいるのです。

□ケースフォーミュレーションを知り統合失調症の治療を進めましょう

今回は、患者さんから話を聞いて「見立て」をしながら支援の方針を決めるという方法であるケースフォーミュレーションを紹介しました。

患者さんの話しを聞き、問題を分析して対応してくれます。

最後にまとめとして、本記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。

  1. 「ケースフォーミュレーション」とは? 
  2. 認知行動療法的なケースフォーミュレーションとは? 
  3. 精神分析的なケースフォーミュレーションとは?

以上3つの内容でお届けしました。

ケースフォーミュレーションについては、以前から気になっていたフレーズでしたので、こうして1つの記事にまとめました。

この記事が、ケースフォーミュレーションについて調べている方の参考になれば幸いです。

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