混同されがちだけど「統合失調症」と「解離性同一性障害」は厳密には違う病気です

病気について

こんにちは、ウッチーです。

突然ですが、みなさんは多重人格という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

自分の中に複数の人格がいて、何かのきっかけで切り替わってしまう病気です。

現在、多重人格は「解離性同一性障害」と呼ばれており、神経障害に含まれる病気になります。

ただ、時として統合失調症と解離性同一性障害を一緒に考えている人もいるので注意が必要です。

そこで今回は、統合失調症と解離性同一性障害の違いや、似ている面などをお話ししていきます。

それでは、早速見ていきましょう。

本記事はこんな人にオススメ

  • 解離性同一性障害について調べている方 
  • 統合失調症と解離性同一性障害の違いを調べている方

□そもそも「解離性同一性障害」ってどんな病気?

解離性同一性障害は、かつては多重人格と呼ばれていました。

複数の人格が、自分の中にいて、ちょっとしたきっかけで切り替わってしまいます。

ですので、解離性同一性障害は、自分が自分である感覚が失われていく状態と言えるでしょう。

例えばこんな症状があるようです。

  • ある出来事の記憶がすっぽりと抜け落ちている
  • カプセルの中にいるみたいな感覚で現実感がない
  • いつの間にか自分の知らない場所にいる

このような症状に苦しめられています。

同時に、こんな風にして、自分の中にいくつも人格があり、交代するように別に人格が現れる状態を、「解離性同一性障害」と呼んでいます。

一般的に、この障害を患うと、記憶に関して障害が出るようになります。

ある人格が出ている時は、別の人格の時の記憶がないのです。

よって、記憶が飛んでしまい、日常生活に支障をきたすようになります。

では、なぜこのような症状が出るのでしょうか?

これは主に、つらい体験から自分を切り離すために起こると言われています。

つまり、とても悲しいことがあった時、別の人格を生み出して、悲しみから逃れる方法なのです。

ですので、一種の心の防衛反応であると言えるでしょう。

□「解離性同一性障害」の原因とは?

解離性同一性障害は原因がわかっています。

その原因は、ストレスや心的外傷が多いと言われているのです。

特に、幼少期に虐待されたり、悲しい思いをしたりすると、心がこのままでダメだと考え、防衛するようになります。

そうすると、新たな人格を生み出して、逃げ込む余地を作るのです。

つまり、つらい体験によるダメージを避けるために、精神が緊急避難的に、機能の一部を停止させてしまう状態になります。

これが解離性同一性障害につながると言われているのです。

□統合失調症と「解離性同一性障害」の3つの違い

統合失調症と解離性同一性障害は全く違う病気です。

ただ、統合失調症は精神が分裂するという表現をされるケースがあり、それが原因で混同する方も多くなっています。

ウッチー

ウッチーは主に3つの点が違うと考えています。

それは――。

  1. 症状が違う 
  2. 原因が違う 
  3. お薬が違う

この3つです。

それぞれ見ていきましょう。

統合失調症と解離性同一性障害の違い① 症状が違う

統合失調症は、「幻覚」「妄想」などが生じる精神の疾患になります。

これに対し、解離性同一性障害は、幻覚や妄想などはありません。

また、精神の病気ではなく、神経障害と分類されているのです。

ですので、解離性同一性障害は障害者の条件に合致しません。

統合失調症と解離性同一性障害の違い② 原因が違う

さらに、発症の原因も全然違います。

統合失調症は今のところ原因がわかっていません。

  • 遺伝
  • ストレス
  • 脳の機能の問題

など色々研究されていますが、確実な答えは出ていないのです。

対して、解離性同一性障害は原因がはっきりしています。

既に紹介していますが。解離性同一性障害は幼少期に受けた酷いストレスが原因になっています。

この点も統合失調症と違う点と言えるでしょう。

統合失調症と解離性同一性障害の違い③ お薬が違う

お薬が効かないという点も違っています。

統合失調症は薬物療法が中心ですが、解離性同一性障害は心理療法というカウンセリングがメインです。

この点も両者の違いと言えるでしょう。

このように、統合失調症は精神の病気ですが、解離性同一性障害は神経障害に分類されるので、厳密には違う病気になるのです。

□統合失調症と「解離性同一性障害」の似ている面

統合失調症と解離性同一性障害には似ている面もあります。

ウッチー

ウッチーは基本的に次の点が似ていると感じます。

  • 離人症性障害 
  • 健忘

この2つです。

それぞれ見ていきましょう。

統合失調症と解離性同一性障害の似ている面① 離人症障害

離人症障害とは、自分の体が自分のものでないように感じられ、まるで自分を外から眺めているような気がするなど、現実感や実感が喪失する状態です。

また、こんな症状があります。

  • 足元がフワフワして宙に浮いているみたい
  • 皮膚に触っても何も感じない。
  • 会話しているつもりなのに、声に出ていない
  • 喜怒哀楽がなくなり何も感じなくなる

このような症状です。

実を言うと、統合失調症にも上記のような症状があります。

これは統合失調症の自我障害であり、自分が何者なのかわからなくなるのです。

また、喜怒哀楽がなくなる点も統合失調症の陰性症状と似ています。

統合失調症と解離性同一性障害の似ている面② 健忘

解離性同一性障害の人は、健忘状態に陥ります。

これは、記憶が飛んでしまう状態を指します。

特に人格が変わっている時は、その時の記憶がないので、健忘状態になりやすいのです。

同時に、統合失調症にも健忘状態が出るケースがあります。

幻覚や妄想などに取り憑かれて苦しい思いをするのですが、その時の記憶を忘れてしまう場合もあるのです。

統合失調症の健忘はそれほど多い症状ではありませんが、解離性同一性障害と似ている面と言えるかもしれませんね。

□統合失調症と解離性同一性障害の違いを知りましょう

今回は統合失調症と解離性同一性障害をテーマにして、記事をまとめました。

この2つの病気は全く違う病気になります。

しかし、似ている面もあるので、混同される方も多いのでしょう。

最後にまとめとして、本記事で紹介した内容を振り返っていきます。

  1. 「解離性同一性障害」ってどんな病気? 
  2. 「解離性同一性障害」の原因とは? 
  3. 統合失調症と「解離性同一性障害」の3つの違い 
  4. 統合失調症と「解離性同一性障害」の似ている面

以上4つの内容でお届けしました。

どちらも同じ心の病ですが、原因も違えば、症状も異なります。

なるべくわかりやすくまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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