色々な受容体に作用する「セロクエル」というお薬を徹底解説しました

薬・副作用について

こんにちは、ウッチーです。

今回は、「セロクエル」というお薬をご紹介します。

統合失調症は、薬物療法が基本です。

つまり、お薬を使って治療を進めていきます。

現在は、非定型抗精神病薬というのが主流であり、セロクエルも非定型抗精神病薬の1つです。

統合失調症のお薬の数は、かなり多いので、色々なタイプが登場しています。

この記事では、抗精神病薬の1つである「セロクエル」について細かく解説!

読めば、「セロクエル」がどんなお薬なのかわかるでしょう。

この記事が、セロクエルについて調べている方の参考になれば幸いです。

本記事はこんな人にオススメ

  • セロクエルという抗精神病薬を調べている方 
  • 統合失調症のお薬選びで迷っている方

□まずは確認!「セロクエル」ってどんなお薬?

セロクエルは、統合失調症のお薬です。

第二世代の抗精神病薬であり、別名、非定型抗精神病薬と言います。

セロクエルは、色々な受容体に作用するお薬です。

受容体というのは、私たちのカラダの中にあって、外から何らかの刺激を受け取り、情報として利用できるように変換する仕組みを持った構造を指します。

お薬は、細胞の表面にあるタンパク質の「受容体」と結合し、細胞の反応を引き起こすのです。

そして、それがお薬の効き目となって現れます。

セロクエルは、色々な受容体に作用するので――。

「MARTAマルタ(多元受容体標的化抗精神病薬)」

と、呼ばれています。

同時に、過剰なドーパミンをブロックする作用が強いです。

よって、日本では主に統合失調症の治療薬として使われます。

「幻覚」「妄想」といった陽性症状に関する効果は、ややマイルド。

ですが、陰性症状という「意欲の低下」「感情の鈍化」や、認知機能の改善に効果があります。

ちなみに、セロクエルは、気分を安定させる作用があるようです。

したがって、統合失調症以外にも、うつ病や双極性障害の治療にも使われるお薬になっています。

□ココは抑えよう!「セロクエル」の効果とは?

セロクエルはドーパミンを抑える働きが強いです。

ただ、それ以外にも、いろいろな受容体に作用して、その働きをブロックしてくれます。

統合失調症の症状は、主にドーパミンが過剰に生産されると起こりやすいです。

ですから、このドーパミンをブロックすると、イヤな症状に効果があります。

このような作用があるため、「幻覚」「妄想」の症状の改善に効果があるようです。

また、気持ちを穏やかにする「鎮静作用」も期待できます。

セロクエルはドーパミン受容体への結合が、いくぶんか緩やかです。

このため、ドーパミンを過剰にブロックしすぎないので、ドーパミン関連の副作用が少なくなっています。

さらに既に紹介していますが、気分安定薬としての側面も持つのです。

したがって――。

  • 抑躁効果⇒気分の高まりを鎮める
  • 抑うつ効果⇒落ち込みを改善する
  • 再発予防効果⇒気分の波を小さくしてくれる

このような効果があります。

以上の効果があるため、統合失調症の治療はもちろんですが、うつ病や双極性障害の治療にも使われるケースがあるのです。

□どこが凄い?「セロクエル」の3つのメリット

セロクエルはどんな点が優れているのでしょうか?

ウッチー

ウッチーは主に3つの点が優れていると感じます。

それは――。

  1. 陰性症状や認知機能を改善する 
  2. 副作用がやや少なめ 
  3. 気分が安定する

などのメリットがあります。

それぞれ見ていきましょう。

セロクエルのメリット① 陰性症状や認知機能を改善する

セロクエルは特に陰性症状に対する効果が高いです。

また、認知機能の改善にも有効となっています。

よって、陽性症状よりも、陰性症状がひどい人にはオススメです。

認知機能も改善するので、この点も優れていると言えます。

セロクエルのメリット② 副作用がやや少なめ

セロクエルは従来の抗精神病薬に比べて副作用が少なめです。

したがって、副作用がひどくて困っている方にはあっているかもしれません。

色々な受容体に作用するのですが、過剰にブロックしないので、このようなメリットがあります。

セロクエルのメリット③ 気分が安定する

セロクエルは気分安定薬としての側面があります。

ですので、気分の波があり、困っている方には有効でしょう。

また、鎮静作用も高いので、眠りやすいというメリットもあります。

以上のようなメリットがあると考えます。

副作用が少ないというのが、大きなメリットではないでしょうか?

□必ず確認して!「セロクエル」の2つのデメリット

セロクエルには少なからずデメリットもあります。

ウッチー

ウッチーは主に2つの点に注意した方がいいと考えます。

それは――。

  1. 陽性症状に対する効き目は弱め 
  2. 1日2~3回服薬する必要がある

この点には注意してください。

それぞれに、1つずつ見ていきましょう。

セロクエルのデメリット① 陽性症状に対する効き目は弱め

セロクエルは、ドーパミンを抑える働きがあります。

しかし、この作用はあまり高くありません。

ですので、「幻覚」「妄想」といった陽性症状への効き目は幾分かマイルドです。

セロクエルのデメリット② 1日2~3回服薬する必要がある

セロクエルは1日に数回服薬する必要があります。

統合失調症のお薬は1日に1回でいいものも多いので、この点はマイナスですね。

服薬回数が多いので、服薬管理が面倒というデメリットがあります。

以上のようなデメリットがあると感じています。

あわせて参考にしてみてください。

□やっぱり気になる!「セロクエル」の副作用

セロクエルは副作用が少ないお薬ですが、全くないわけではありません。

少なからず副作用があるようなので、コチラでご紹介します。

  1. 眠気・ふらつき 
  2. 体重増加・高血糖

この2つの副作用が多いようです。

それぞれ見ていきましょう。

セロクエルの副作用① 眠気・ふらつき

セロクエルは鎮静作用がやや高いです。

したがって、服薬したと、眠気やふらつきが出てしまうことがあります。

慣れの問題もありますが、この点は気をつけた方がいいでしょう。

セロクエルの副作用② 体重増加・高血糖

セロクエルは代謝系の副作用が多いようです。

主に、体重増加や高血糖が報告されています。

このような理由があるため、糖尿病の方は使えないお薬になっているのです。

太るという報告もありますが、これは適度に運動し食事に気をつければ問題ありません。

少しの心がけで、太るという副作用は回避できるでしょう。

食欲がわくという話もあるのですが、そこまで強烈ではないので、あまり不安にならなくても大丈夫だと感じます。

以上のような副作用が報告されています。

あわせて参考にしてみてください。

□陰性症状に効果あり「セロクエル」を使って治療を進めよう

今回は、「セロクエル」というお薬を紹介しました。

陰性症状に特に効果が強く、色々な受容体に作用するお薬です。

最後のまとめとして、本記事で紹介した内容を振り返っていきます。

  1. 「セロクエル」ってどんなお薬? 
  2. 「セロクエル」の効果とは? 
  3. 「セロクエル」の3つのメリット 
  4. 「セロクエル」の2つのデメリット 
  5. 「セロクエル」の副作用

以上5つの内容でお届けしました。

割と副作用も少なめのようなので、従来のお薬で副作用が辛いという方は、選択肢の1つになるのではないでしょうか?

この記事が、セロクエルについて調べている方の参考になれば幸いです。

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