統合失調症の治療で処方されるケースが多い「気分安定薬」を知ろう

薬・副作用について

こんにちは、ウッチーです。

「統合失調症なんだけど、極端な気分の落ち込みや高揚がある。そんな時、どうしたらいいの?」

と、こんな悩みを抱える当事者も多いようです。

結論からお話しすると――。

「気分の落ち込みや高揚には、【気分安定薬】を使うのが一般的です」

気分安定薬を使うと、気分の波が安定し、前向きに治療できるでしょう。

今回は、統合失調症の治療で並行して処方される「気分安定薬」をまとめていきます。

ウッチー

一体、気分安定薬とはどんなお薬なのでしょうか?

この記事が、統合失調症になり、気分が落ち込みや高揚が激しい人の参考になれば幸いです。

本記事はこんな方にオススメ

  • 統合失調症になり気分の高ぶりや落ち込みがある人 
  • 気分安定薬について調べている方

□まずは確認!「気分安定薬」ってどんなお薬なの?

統合失調症になると、「幻覚」「妄想」などが出ます。

ただ、これと並行して、気分に波が出る場合があるのです。

主に、気分の障害としては、「双極性障害」が有名でしょう。

実を言うと、統合失調症と双極性障害は併発するケースがあります。

そして、その病気のことを――。

「統合失調感情障害」

と、呼んでいます。

双極性障害は、気分の障害ですから、「気分安定薬」を使って治療します。

統合失調症で、躁うつの症状が出た時にも、同じようにして「気分安定薬」を使うのです。

統合失調感情障害や双極性障害についてはコチラの記事で詳しく解説しています↓

では、気分安定薬というお薬はどんなものなのか見ていきましょう。

気分安定薬とは?

気分安定薬というのは、文字通り、気分の波を落ち着けるお薬です。

主に、次のような効果があります。

  • 抑躁効果:高揚した気分を抑える 
  • 抑うつ効果:落ち込んだ気分を抑える 
  • 再発予防効果:気分の波を一定にして緩やかにする

と、このような効果があるのです。

よって気分安定薬は、以上のような効果のあるお薬を指します。

□「気分安定薬」にはどんな種類があるの?

日本では主に、次の気分安定薬が使われています。

  1. リーマス(リチウム) 
  2. デパケン 
  3. テグレトール 
  4. ラミクタール

以上の4つです。

統合失調症の治療でも補助的に使われるケースがあります。

実を言うと、気分安定薬は作用が緩やかです。

それに対し、統合失調症の治療薬である、抗精神病薬は即効性があります。

よって、統合失調症の症状を抑える時は、抗精神病薬を使い、じっくりと気分の障害を治していくときは、気分安定薬を使うのです。

それでは、代表的な4つの気分安定薬をそれぞれ見ていきましょう。

リーマスとは?

リーマスは、昔から使われている気分安定薬の1つです。

リチウムという正式名称なので、知っている方も多いでしょう。

特に再発予防効果が高く、抗躁効果、抑うつ効果もまずまずあります。

ただ、リーマスにはリチウム中毒という副作用があります。

ですので、定期的に血中濃度を測定する必要があるのです。

デパケンとは?

デパケンも昔から使われているお薬で、確かな効果があります。

特に、抗躁効果と、再発予防効果が期待できるのです。

ただ、抗うつ効果はあまり期待できないので、主に躁の状態がひどい時に使うケースが多くなっています。

テグレトールとは?

テグレトールはてんかんの治療薬として長く使われてきました。

特に抗躁効果が強く、デパケンで効きが悪い時に、使われるのです。

ただ、効果が高い分、副作用も多くなっており、注意が必要になっています。

ラミクタールとは?

ラミクタールは、比較的新しいお薬です。

気分安定薬には珍しく、抗うつに作用が高いお薬になります。

しかしながら、躁に対してはあまり効果がりません。

ですので、主にうつ症状が中心という患者さんに処方されます。

以上のような、気分安定薬が使われているのです。

□キチンと把握しよう!「気分安定薬」の副作用

気分安定薬はお薬ですから、当然ですが副作用があります

一体、どんな副作用が多いのでしょうか?

主に、次のような副作用があると言われています。

  1. 眠気・ふらつき 
  2. 体重増加 
  3. 吐き気 
  4. ふるえ

などの副作用があるようです。

1つずつ見ていきましょう

「気分安定薬」の副作用① 眠気・ふらつき

気分安定薬は、脳の活動を抑えるお薬です。

そのため、多少の眠気が出る場合あります。

特に飲み始めの頃は眠気が強く出てしまうのです。

よって、少しずつ慣れていく必要があります。

どうしても眠くなってしまう場合は、気分安定薬を寝る前に服薬するといいでしょう。

また、様子を見たり、睡眠を見直したりすることも重要です。

「気分安定薬」の副作用② 体重増加

気分安定薬を服薬すると、体重増加してしまう患者さんもいらっしゃるようです。

ただ、これはそんなに頻出する副作用ではありません。

もしも気分安定薬で体重が増加した場合は――。

  • 食事管理をする
  • 運動する

などの、対策を立てましょう。

基本的に、食事管理ができて、適度に運動すれば太る心配はありません。

「気分安定薬」の副作用③ 吐き気

気分安定薬を服薬すると、吐き気が出てしまう方もいらっしゃるようです。

特に飲み始めに多い副作用なので、最初の頃は注意しましょう。

ただ、吐き気の副作用は、お薬に慣れていくとなくなります。

よって、過度に心配する必要はないでしょう。

どうしても吐き気がひどい時は、同時に吐き気止めを飲むと、効果が見られます。

「気分安定薬」の副作用④ ふるえ

ふるえはリーマスを使うとよく現れる副作用です。

特にリーマスは中毒になりやすいお薬になります。

リチウムの血中濃度が高くなると、リチウム中毒といって大きなふるえに変わるのです。

よって、リーマスを服薬する場合は、定期的にリチウムの血中濃度を測る必要があります。

そして、中毒域の血中濃度になった場合は、速やかに減量する必要があるのです。

まずは様子を見て、症状が治らなければすぐにクリニックを受診するようにしましょう。

以上のような副作用があります。

あわせて参考にしてみてください。

□「気分安定薬」を使って前向きに治療しよう

今回は、統合失調症の治療で補助的に使われる「気分安定薬」を解説しました。

統合失調症になると、どうしても気分が浮き沈みしやすくなります。

そんな時は、ただ黙って耐えるのではなく、お薬の力を使うといいでしょう。

症状がなくなったら、減量していき、後々はカットすればいいのです。

ウッチー

極端な気分の高ぶりや落ち込みがある方は、まずは医師に相談してみてくださいね。

最後に、まとめとして本記事で紹介した内容を振り返っていきます。

  1. 「気分安定薬」ってどんなお薬なの? 
  2. 「気分安定薬」にはどんな種類があるの? 
  3. 「気分安定薬」の副作用

以上3つの内容でお届けしました。

気分安定薬は、極端な気分の落ち込みや高ぶりに効果があるお薬です。

どうしても辛い時は、このようなお薬を使うと、治療にも前向きになれるでしょう。

この記事が、統合失調症の治療で補助的に使われる、「気分安定薬」について調べている方の参考になれば幸いです。

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  1. […] […]

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