こんにちは、ウッチーです。
今回は、老年期(高齢者)の統合失調症について解説します。
若者がなりやすい統合失調症ですが、老年期(高齢者)になっても発症するケースがあります。
ただ、若年期の統合失調症に比べると、症状が違っているようエス。
この記事では、老年期(高齢者)の統合失調症はどんな症状か? 治療のポイントは何か? などをまとめていきます。
いつまでも元気にいるために、老年期(高齢者)の統合失調症について知りましょう。
この記事が、老年期(高齢者)の統合失調症について調べている方の参考になれば幸いです。
本記事はこんな人にオススメ
- 老年期(高齢者)の統合失調症について調べている方
- 自分の両親が統合失調症かもしれないと考えている方
□老年期(高齢者)になっても統合失調症になるの?
統合失調症は、100人に1人が罹患する病気です。
よって、そこまで珍しい病気ではありません。
ただ、この病気にかかる人は、大体が30歳以下の青年期です。
つまり、若い世代がなりやすい病気になっています。
しかしながら、高齢になっても統合失調症を患うケースが増えているようです。
主に老年期精神病と呼ばれていますが、厳密にはこの病気は正式な名称ではありません。
認知症ではない高齢者において、「幻覚」「妄想」などの精神病症状が認められる場合に、総称として言われるケースがあります。
基本的には――。
- 妄想性障害
- 統合失調症
などが、老年期精神病と言えるでしょう。
統合失調症は、若い世代がなりやすい病気ですが、老年期に入ってからかかる方もいらっしゃいます。
□老年期(高齢者)の統合失調症の特徴
老年期の統合失調症の特徴とはどんなものでしょうか?
これは、主な傾向があるようです。
それは――。
「訂正がきかない誤った思い込み」
が多いようです。
つまり「妄想」になります。
「妄想」は統合失調症の症状の1つになります。
そして、高齢者の場合は、主に妄想に取りつかれるケースが多いようです。
同時に、統合失調症でも多い「幻覚」はあまり見られません。
ですから、「幻聴」「幻視」などの症状は、そこまで多く見られないようです。
では、妄想の内容はどんなものなのでしょうか?
これは――。
- 「嫌がらせをされる」
- 「家屋や敷地内に侵入される」
- 「モノを盗られる」
などの、いわゆる被害妄想が多いようです。
これ以外にも――。
- 心気妄想
- 嫉妬妄想
- 誇大妄想
などが見られます。
若年の統合失調症の患者さんでも、「妄想」は多い症状の1つです。
ですが、若年者の妄想は、かなり突拍子もなく、現実味がありません。
したがって、親や兄弟、友人などは、すぐにそれがありえない妄想だとわかります。
しかし、高齢者の妄想は少し違っているようです。
老年期(高齢者)の妄想の主題は、とても現実的です。
つまり、現実にありえそうなことを妄想します。
現実的であり、具体的であるのが特徴となっているようです。
その人の日常生活に合わせて、いかにもありえそうな内容を妄想します。
また、妄想の対象も、現実感に沿っているのです。
例えば――。
- 隣人
- 家族
- 配偶者
など、身近な人が妄想の対象になるケースが多く、現実味があり具体的な妄想をするのです。
それ以外には、少ないですが「幻覚」の症状も出る場合があります。
「幻覚」で多いのは、「幻聴」です。
つまり、ありえない音や声を聞きます。
例えば――。
- 音楽や壁や床を叩く音(非言語性)の幻聴
- 自分のことを批評したり話しかけたりする幻聴
などがあります。
これ以外には、カラダに電気やレーザー光線をかけられるといった体感幻覚なども発生するようです。
□老年期(高齢者)の統合失調症は陰性症状が少ない?
統合失調症には、「幻覚」「妄想」などが発生する「陽性症状」の他に、「感情の鈍化」「無気力」といった、「陰性症状」が出る場合があります。
そして、実を言うと、この無気力状態になる「陰性症状」の方が問題になります。
では、老年期(高齢者)の統合失調症では、陰性症状はあるのでしょうか?
老年期(高齢者)の統合失調症では、若年発症の統合失調症のような陰性症状は、あまりないようです。
つまり――。
- 思考の障害
- 感情の鈍化
- 自閉(無気力)
といった、陰性症状は見られないのが一般的です。
それにプラスして、人格の崩れなどは目立たず、意思の疎通もスムーズになっています。
ただ、警察に訴えたり、近隣住民とトラブルになったりするケースはあるようです。
このような、「幻覚」「妄想」に左右された行動が見られる以外は、至って普通と言えるでしょう。
また、社会適応も比較的良好です。
男女の比率ですが、統合失調症は男女差がない病気ですが、老年期(高齢者)の統合失調症の場合は、女性の方が多いことが知られています。
□老年期(高齢者)の統合失調症の治療やケアの方法は?
老年期(高齢者)の統合失調症の治療は、どのように進めるのでしょうか?
これは若年期の統合失調症の治療と基本的には同じです。
つまり、薬物療法を進めていきます。
ただ、薬物療法を行う場合は注意が必要です。
実は、高齢者は薬物に対する代謝能力が低下しているため、副作用が出やすくなっています。
したがって、薬物療法は低用量から始めるのが一般的です。
主な副作用としては――。
- 錐体外路症状(カラダの動きがぎこちなくなる)
- 起立性低血圧
などが見られます。
但し、近年は副作用の少ないお薬が多数登場しています。
ですので、医師の指示にしたがって、お薬を服薬すれば、基本的には副作用の心配はそれほどないでしょう。
老年期(高齢者)の場合は持病で糖尿病がある場合あります。
この時は、使えるお薬も限られてくるので、必ず医師に告げて、指示に従うようにしてくださいね。
また、ケアのポイントとしては――。
- 「頭ごなしに否定しない」
- 「いたずらに同調しない」
などを守りましょう。
つまり、訴えの真偽に焦点を当てるのではなく、本人が感じている不安をわかってあげるようにしてください。
老年期(高齢者)の統合失調症の場合、本人の病識が薄い場合もあるので、本人とそれを取り巻く環境をよく考え、家族や知人が医療者と連携し信頼関係を築く必要があるでしょう。
その上で、ホームヘルパーを頼んだり、老人ホームへの入所を検討したりすると効果的です。
□老年期(高齢者)の統合失調症になる場合があるから注意しよう
今回は、高齢者の統合失調症についての情報をまとめました。
この病気は、若い人がなりやすいので、高齢者に向けた情報はあまりありません。
なるべくわかりやすく解説しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後にまとめとして本記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。
- 老年期(高齢者)になっても統合失調症になるの?
- 老年期(高齢者)の統合失調症の特徴
- 老年期(高齢者)の統合失調症は陰性症状が少ない?
- 老年期(高齢者)の統合失調症の治療やケアの方法は?
以上4つの内容でお届けしました。
高齢者の統合失調症には、特徴があり対処法もありました。
しっかりと、熟読して統合失調症の治療を進めていきましょう!


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