こんにちは、ウッチーです。
今回は、松本キックさんの著作「相方は、統合失調症」をご紹介します。
以前、ハウス加賀谷さんの「統合失調症がやってきた」という書籍をご紹介しましたが、本書は、もっと裏面が濃く書かれているような感じです。
統合失調症の患者さんを支える、第三者の視点で書かれているので、家族の方には特に読んでもらいたい本だと感じました。
この記事では、「相方は、統合失調症」という書籍を読んだ感想をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは早速見ていきましょう。
本記事はこんな人にオススメ
- 統合失調症になり絶望感を味わっている方
- 統合失調症の患者さんを支える家族
□「相方は、統合失調症」ってどんな本?
「相方は、統合失調症」の概略
「相方は、統合失調症」は、お笑いコンビ、松本ハウスのツッコミ担当、松本キックさんの著作です。
2016年に幻冬舎より出版されました。
松本ハウスのボケ担当、ハウス加賀谷さんは、統合失調症を患っています。
1990年代の後半、松本ハウスは売れっ子のお笑い芸人でした。
数多くのテレビ番組に出演していたのです。
しかし、ハウス加賀谷さんの統合失調症の症状が悪化し、表舞台から姿を消します。
本書は、そんなハウス加賀谷さんが統合失調症に侵され、残された松本キックさんの視点で、統合失調症という病気がどんなものか? そして、どのようにして復活したのかが書かれています。
松本ハウスは、一気に復活したように見えますが、実はそうではないようです。
全盛期のような輝かしい活躍ができなくなり、途方に暮れたケースも多かったとコメントを残しています。
松本キックさんの視点で、ハウス加賀谷さんが侵された統合失調症という病について書かれているので、この病気の恐ろしい面がわかると同時に、諦めなければ、道は拓くということがわかるようになっています。
この記事を書いているウッチーも統合失調症を患い、一度は人生に絶望しました。
しかしながら、それでも何とかやって来て、今では一人で生活できるようになりました。
この本を読んでいると、辛いのは自分だけではないとわかり、本当に勇気をもらえたような気がします。
「相方は、統合失調症」の著者 松本キックさんってどんな人?
松本キックさんは、お笑いコンビ「松本ハウス」ツッコミ担当です。
また、ネタ作りもしており、松本ハウスのブレーン的な存在になります。
1969年三重県生まれで、1991年に松本ハウスを結成。
その後――。
- 「タモリのボキャブラ天国」
- 「電波少年」
といった、人気番組に出演して話題を集めます。
1999年にハウス加賀谷さんの統合失調症が悪化したため、無期限の活動停止に追い込まれるのです。
その間も、松本キックさんはピン芸人として、活動されていて、芝居などをやっておられました。
2009年に、ハウス加賀谷さんの症状がよくなったため、松本ハウスを復活させます。
現在では、お笑い芸人として活動しながら、統合失調症の理解を深める講演などを、全国各地で行っているのです。
ウッチーの評価
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総合評価
□「相方は、統合失調症」の3つのメリット
「相方は、統合失調症」はどんな点が優れているでしょうか?

ウッチーは主に、3つのメリットがあると感じています。
それは――。
- 薬物療法の重要性がわかる
- 諦めなければ道は拓く
- 統合失調症の患者さんを支える第三者の気持ちがわかる
などのメリットがあると感じました。
1つずつ見ていきましょう。
「相方は、統合失調症」のメリット① 薬物療法の重要性がわかる
統合失調症の治療の基本は薬物療法です。
つまり、お薬を使って症状を押さえます。
ここがしっかりしていないと、治療の効果が上がりません。
ハウス加賀谷さんの統合失調症が悪化した原因は、しっかりお薬を飲まなかったからのようです。
ハウス加賀谷さんは自分で勝手にお薬の量を調整したり、止めたりしてしまったのです。
ですから、症状が悪化し、復活まで時間がかかってしまいました。
この本を読んでいると、薬物療法の重要性がハッキリとわかるような気がします。
「相方は、統合失調症」のメリット② 諦めなければ道は拓く
統合失調症と病名を告知されると、誰でも絶望感を抱いてしまいます。
今までできていたことが、できなくなり、焦ってしまうケースもあるでしょう。
ハウス加賀谷さんも、病気を患ってできなくなったことが増えたようです。
そして、それはお笑いをやる時にも大きく影響を残します。
ただ、衰えた力であっても、ハウス加賀谷さんや松本キックさんは諦めませんでした。
自分たちにできることは何かを模索し、そして少しずつ変化を加えていくのです。
松本ハウスは、一気に復活したように見えますが、その裏には大きな苦労がありました。
この本を読んでいると、苦労しても諦めなければ道は拓くということがわかるような気がします。
「相方は、統合失調症」のメリット③ 統合失調症の患者さんを支える第三者の気持ちがわかる
ハウス加賀谷さんの相方、松本キックさんは健常者です。
しかし、ハウス加賀谷さんが統合失調症なり、色々勉強されました。
その結果、彼はひたすらに待ちました。
近しい人が統合失調症になると、どうしても人は焦ります。
速く復帰してほしいあまり、当事者を焦らせてしまうのです。
ただ、松本キックさんは、ハウス加賀谷さんを信じて待ち続けました。
それに呼応するように、ハウス加賀谷さんも少しずつ復活していったのです。
この病気は、風邪のようにすぐに治るものではありません。
長い時間をかけてゆっくりと回復していくのです。
当事者を支える家族の方も、患者さんを信じて待つ心を持ってほしいと感じます。
□「相方は、統合失調症」のデメリット
「相方は、統合失調症」はとても面白い本です。
統合失調症についてコミカルに描かれているので、勉強になるでしょう。
ただ、少なからずデメリットはあります。
それは――。
「統合失調症の情報量は若干少なめ」
ということでしょう。
本書は、統合失調症の患者さんを間近で見てきた第三者の視点で描かれています。
したがって、統合失調症の情報量はあまり多くありません。
どんな病気で、どんな治療法があるのか?
この辺の情報は、やはり専門書を読む必要があります。
あくまでも、松本ハウスというお笑いコンビが、どのように苦悩し、また復活していったのかをまとめてあるので、この点は注意してください。
□「相方は、統合失調症」を読んで統合失調症と向きあおう
今回は、松本キックさんの「相方は、統合失調症」をご紹介しました。
統合失調症を患うハウス加賀谷さんを間近で見てきた、松本キックさんにも、色々な苦労があったようです。
最後に、まとめとして本記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。
- 「相方は、統合失調症」ってどんな本?
- 「相方は、統合失調症」の3つのメリット
- 「相方は、統合失調症」のデメリット
以上3つの内容でお届けしました。
統合失調症の患者さんの関係者が書いた書籍だけあって、とてもためになります。
患者さんを支える側の人間が、どうすれば寄り添っていけるのか?
松本キックさんらしい言葉で書かれているので、とてもオススメです。
読み物としても面白いので、ぜひ読んでみてくださいね!


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