希望は行動から生まれる|統合失調症と「小さな一歩」が人生を変えた日

家族に知ってもらいたいこと

希望は最初から感じられるわけじゃない

動けない日々、変わらない時間

統合失調症の渦中にいると、外に出ることも、人に会うことも、未来を信じることさえ難しい日があります。布団から出られない。予定を立てても実行できない。「今日もダメだった」と自分を責める夜が続き、希望なんて遠い存在に思えました。

でもそれは「希望がない」のではなく、まだ見える場所に届いていないだけだと思います。芽が土の中で眠っているように、希望だって寝ているだけかもしれません。ただそれを絶望の中にいる時は見る余裕がないのです。

希望は感じるものではなく、育てるもの

希望は最初から胸に宿るわけではありません。誰かから与えられるのでもありません。それは 小さな行動の積み重ねの先に、ゆっくり芽吹くものだと思います。動けないときは、希望を信じる必要はありません。ただ、心が許す範囲で一歩だけ動いてみる。それだけでいいのです。

ある程度療養が進んでくると、今日はなんだか調子がいいな、と言う日が出てきたりします。そうなってからは、まずは一歩踏み出してみるといいでしょう。例えば、好きなことをしたり、運動したり、なんでもいいので始めてみる姿勢が大切だと思います。

僕を救ったのは「ほんの小さな一歩」だった

花火の夜、景色が変わった

ある夏の日、私は長岡花火を見に行きました。外に出るのもしんどかったのに、それでも行こうと思えたのは「何かが変わるかもしれない」と小さく願ったからです。夜空に開いた光と音は、胸に刺さるほど温かくて、涙が出るほど綺麗でした。

その瞬間、生きていてよかったと思えました。たった一度の出来事が、心の奥で眠っていた希望を優しく揺り起こしたのです。これも私が一歩踏み出したからこそ現れた希望なのだと感じます。

旅に出たこと、学びを始めたこと

花火の後も、ほんの少しずつ行動を足していきました。散歩を始め、勉強を再開し、小さな旅をしました。無理に頑張ったわけじゃありません。「できそうなことだけ」ゆっくり進めた結果、気づけば人生が動き始めていたのです。

私は英語を勉強していますが、その理由は海外の大学に行って学び直したいためです。統合失調症になると認知機能が低下するため、勉強は非常に大変ですが、一度立てた目標を叶えるためにも少しずつ勉強は続けたいと思います。

希望を育てるために大切だった考え方

完璧じゃなくていい。「一歩」で十分

希望を遠ざけてしまうのは、「できなかったこと」ばかり自分に突きつける癖です。私も長い間この悪癖に苦しんできました。しかし、認知行動療法やマインドフルネスなどを通して、考え方の癖を変えていき、少しずつ変化していきました。

・毎日散歩はできなかった
・勉強が続かなかった
・誰とも話せなかった

ですが、そんな日があっていいと思います。大切なのは、動けた日がゼロではなかったという事実です。療養中は動きない日が多く、失望しやすいです。ただ、そんな日でも少しだけ前の日よりもできたことを探し、自分を褒めるようにしてください。

行動は小さくていい。0→1がすべてを変える

療養中、あるいは療養が明けた後、いきなり行動しようとしても難しいと思います。ですから、少しずつ行動の範囲を広げていくといいでしょう。初めから海外に行くのは難しくても、近所の公園なら行けるかもしれません。そのようにして少しずつステップアップしていけばいいのです。

・数分の散歩
・ノートに一行だけ書く
・誰かに一言だけLINEする

その小さな0→1が、未来の自分を救う光になると思います。「行動できた自分」を確認できた瞬間、心は確実に前へ進みます。毎日少しずつできることを増やしていき、それを積み重ねていくことであなたは着実に希望へ向かっていくのです。

統合失調症と希望 —— 無理のない回復の形

回復は直線じゃない。波があっていい

良い日も悪い日もあります。進んだり戻ったりしながら、それでも前に進むのが回復です。調子の悪い日は休んでもいい。止まっているようで、心は確かに次の準備をしています。止まっているように見えても、わずかに進んでいるのです。

また、常に前進するわけではありません。たまに後退してしまうこともあるでしょう。しかし長い目で見ると、少しずつ着実に前に進んでいくのです。ですから、焦らずに今できることに集中し、一歩一歩を大切にしてください。

希望は誰かの目を借りることで見えてくる

自分では見えない光も、他者の言葉が照らしてくれることがあります。家族、友人、ネットの誰か、動画の誰かです。つながりがあるだけで、人は倒れにくくなると思います。希望は、自分の力と、誰かの優しさのあいだで育つものだと気づきました。

統合失調症は、患者さん一人だけが治療するのではなく、家族や友人など、関係者が一緒になって治療すると回復が早いと言われています。そして、他人はあなたを希望に導いてくれる重要な存在になることもあるのです。

【まとめ】希望は「行動のあと」に生まれる光

今日できる最初の一歩

希望は、待つものではなく、育てるものだと思います。できれば今日、たった一つだけ動いてみてほしいです。例えば、次のようなことをしてみるといいと思います。この小さな一歩が非常に大切なのです。

・窓を開ける
・外を5分歩く
・動画を一つ見る
・ノートに言葉を書く

それだけで、あなたの物語は前に進みます。確かに一歩踏みだすのは怖いかもしれません。ですが、有名な芸術家の岡本太郎は言っています。「怖かったら逆にそこに飛び込んでごらん」と。一歩踏み出せば案外怖くないのです。

あなたの一歩を、聞かせてください

あなたの心に灯った小さな火を、ぜひコメントで教えてください。誰かの光は、また別の誰かの希望になります。私もこうしてブログをやったり、YouTubeなどで動画を配信したりする中で、たくさんのコメントを頂きました。

それらは常にいいコメントばかりではありませんが、中には私のブログやYouTubeが役に立ったというコメントもあったのです。そのようなコメントを受け取ると、それが希望になり、生きる力になっていくのだと感じました。

統合失調症と希望についてはこちらの動画でも詳しく解説しています⬇️

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