こんにちは、ウッチーです。
今回は、統合失調症の治療に有効な「心理社会的療法」についてご紹介します。
実は、心理社会的療法にはいくつかの種類があるのです。
そして、心の悩みに働きかけて、気持ちを楽にしてくれます。
統合失調症になると、どうしても気分が塞ぎ込んだり、辛くなったりするので、このような心理社会的療法は、かなり有効な治療法になると言えるでしょう。
この記事が、心理社会的療法について調べている方の参考になれば幸いです。
本記事はこんな人にオススメ
- 統合失調症になり心の悩みを抱えている方
- 心理社会的療法を受けたいと思っている方
□一体何なの?「心理社会的療法」とは?
まずは、心理社会的療法がどんな治療方法なのか見てきましょう。
精神の病気には――。
- 脳の不調
- 心の悩み
この2つがあります。
同時に、この2つの状態は、別々のことを指すわけではありません。
1つの病気を2つの見方から見たものなのです。
よって、どちらも病気を知るためには重要な面と言えるでしょう。
精神の病気は、この2つの面に働きかけます。
まずは薬物療法。
これは、脳の不調に働きかけて、気持ちを楽にしてくれます。
ですが、治療はこれだけでありません。
心の悩みに働きかけて、脳の不調を回復させる。
それが――。
「心理社会的療法」
になります。
脳に働きかけると、心に変化が生まれます。
これは少しわかりにくいですが、記憶や学習を考えると上手くまとめられます。
例えば、私たちは経験したことを記憶したり、学んだことを身につけたりできます。
これは当たり前のようですが、脳の働きによるものです。
心に働きかけて、脳を変えることができるのは人間だけになります。
大勢の前で話すと時、ドキドキするとしましょう。
そんな時は、深呼吸したり、準備したのだから大丈夫だと言い聞かせます。
この緊張は脳の働きによるものです。
しかし、その脳の働きを、自分で意識して変えられるのが人間の特徴。
当たり前ではなく、素晴らしい能力と言えるでしょう。
そして、この能力を精神科の病気に活かしていくのが、心理社会的療法です。
□「心理社会的療法」はどうやって治療を進めるのか?
では、どうやって心に働きかけるのでしょうか?
これは治療者と患者さんの関係が重要になります。
安心と信頼関係を築く必要があるのです。
患者さんが治療者に対し、安心して何でも話せるような環境づくりが重要。
これを支持的精神療法とも言います。
支持的精神療法についてはコチラの記事で詳しく解説しています↓
そうすると、患者さんも自分の心の感情に気づけるようになるのです。
ちなみに、自分の心の中でも、考え方にスポットを当てて、変化を加えることを認知行動療法といいます。
このようにして、病気についてよく知っていくと、治療を進めやすくなるのです。
まずは、心を変える方法を感じ取る。
そのためには、行動を変えることから始めるといいでしょう。
自律訓練法や森田療法などが、有名です。
こうして、自分の心の特徴を感じ取り、見つめ直していくのが、心理社会的療法と言えるでしょう。
つまり、心に直接働きかける療法なのです。
またそれ以外には、ピアカウンセリングや集団療法、家族療法なども立派な心理社会的療法と言えます。
家族療法についてはコチラの記事で詳しく解説しています↓
以上のような治療方法は、医療における治療の枠組みを超えて、発展しているのです。
□目標を持って「心理社会的療法」を進めるとさらに効果的
何か目標を持って、それを目指していく。
このような姿勢も、心に働きかけられます。
目標に向けた一連の流れが、そのまま心に働きかけられるのです。
例えば、病気についてよく知り、コントロール方法を身につけるやり方も、心理社会的療法の1つです。
また、それ以外にも、対人関係が上手になりたいと感じれば、SSTなどを実践するといいでしょう。
このようなプログラムを実践していくと、治療にも前向きになれますし、確かな効果があるのです。
同時に、以上のようなさまざまな心理社会的療法をやっているのが、デイケアです。
デイケアは精神に障害を抱える方に向けた、日帰りのリハビリサービスになります。
このようなサービスを利用すると、色々な心理社会的療法を受けられるでしょう。
デイケアについてはコチラの記事で詳しく解説しています↓
□「心理社会的療法」を受ける時の3つのポイントとは?
ここまで色々な療法名前が出てきたので、戸惑ってしまったかもしれません。
しかしながら、どの療法にも共通しているポイントがあります。
それは――。
- 自分で知ることが力になる
- 行動に結びつけられるようになる
- 色々な人の力を合わせる
このようなポイントです。
1つずつ見ていきましょう。
心理社会的療法のポイント① 自分で知ることが力になる
病気についてよく知るというのは、大きな力になります。
自分の特徴や長所に気づけますし、苦手な部分も学べるでしょう。
それを踏まえて、対処法やコツなどを発見できるのです。
これらはすべて自分が中心になって進めると、大きな力になるのです。
心理社会的療法のポイント② 行動に結びつけられる
色々な療法を受けていくと、さまざまな知識が身につきます。
頭で理解するだけでは限界があるのです。
また、生活の中で実践できるようにカラダで覚えていきます。
同時に、このようにして身につけた能力は、本当に困ったときに役に立つでしょう。
心理社会的療法のポイント③ 色々な人の力を合わせる
心理社会的療法は、自分だけが頑張るわけではありません。
実は、この治療法には多くの協力者がいます。
例えば――。
- 家族
- 医療関係者
- 友人
このような人たちの支えがあって、回復の道がひらくのです。
色々な人の力を合わせると、きっと回復も早まっていくのでしょう。
□薬物療法と並行して「心理社会的療法」を取り入れると効果的
統合失調症の治療の基本は薬物療法になります。
しかし、薬物療法だけですと、どうしても回復は遅くなってしまうのです。
それは、薬物療法だけでは、心の悩みを解決できないから。
薬物療法と心理社会的療法は、まったく別々の役割を持っているのです。
よって、どちらら片方だけをするのではなく、並行して両方実践した方が、効果があります。
つまり、1つの治療をするだけよりも、2つとも合わせた方が、効果が高いというわけです。
薬物療法は、脳の全体に働きかけます。
これに対して、心理社会的療法は、病気の影響を受けている気持ちや考え方に焦点を当てるのです。
この2つの治療方法を組み合わせれば、相乗効果で回復が早まるでしょう。
□「心理社会的療法」を学び治療を進めていきましょう
今回は、統合失調症の治療に有効な「心理社会的療法」についてご紹介しました。
色んなリハビリや治療法がありますが、心の悩みの解決にスポットを当てたのが、心理社会的療法です。
最後にまとめとして、本記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。
- 「心理社会的療法」とは?
- 「心理社会的療法」はどうやって治療を進めるのか?
- 目標を持って「心理社会的療法」を進めるとさらに効果的
- 「心理社会的療法」を受ける時の3つのポイントとは?
- 薬物療法と並行して「心理社会的療法」を取り入れると効果的
以上5つの内容でお届けしました。
くり返しになりますが、心理社会的療法は、心の悩みを解決してくれる療法です。
薬物療法と並行して行えば、きっと確かな効果があるでしょう。
治療の主人公になるのはあなたです。
ぜひ、この記事を参考にして、治療を進めてくださいね!





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