こんにちは、ウッチーです。
「統合失調症で障害年金をもらいたいけど、働いていたら難しいの?」
と、このような声を聞くことがあります。
結論からお話しすると――。
「働いていても障害年金はもらえます」
ですが、いくつかの注意点もあります。
今回は、就労中の「障害年金」について、ウッチーが語ります。

ウッチーは現在WEBライターとして働いています。
そして、障害年金も頂いているのです。
経験談を踏まえ、働いていても障害年金をもらうための方法を解説していきます。
この記事が、統合失調症になり、働いていても障害年金をもらいたい方の参考になれば幸いです。
□ここが基本!「統合失調症」は働いていると障害年金がもらいにくい?
統合失調症などの精神疾患の場合、働いていると「障害年金」がもらえないと考える方も多いでしょう。
現実問題、統合失調症で働いていると、症状が軽いとみられやすく、障害の等級が3級と判断されやすいです。
あなたが統合失調症になり、最初にクリニックにかかった日に国民年金に加入していたとしましょう。
※障害年金は初診時に加入していた年金の種類でもらえる年金が変わります。例えば、初診日に国民年金に加入していたとすると、国民年金の障害年金がもらえます。また、初診日に厚生年金に加入していると、障害厚生年金がもらえる仕組みです。
国民年金の障害年金は「1級」と「2級」しかありません。
よって、「3級」に判断されると、障害年金がもらえないのです。
3級で障害年金がもらえるのは、初診日に「厚生年金」に加入していた場合のみ。
ですので、厚生年金ではなく、国民年金に加入していた方は、もらいにくいのです。
これには理由があります。
実は、統合失調症をはじめとする精神疾患は、働いていると症状が軽くみられやすいです。
働くということは、基本的に次のような状態になります。
- 毎朝決まった時間に職場に行ける
- 職場の人間とコミュニケーションが取れる
などです。
そして、統合失調症でも重症になると、これができません。
しかし、働いていると、上記のことができると判断されて、結果的に症状を軽く見られてしまうのです。
これが、統合失調症で働いていると、障害年金がもらいにくい理由です。
しかし――。
「自分は働いている。だから障害年金がもらえない」
と、悲観的になる必要はありません。
働いていても、病気により仕事の内容が制限されていると証明できれば障害年金はもらえます。
次項以降、詳しく障害年金のもらい方を解説していきます。
障害年金については、コチラの記事でも詳しく解説しています↓
□読めば納得!「統合失調症」で働いていても「2級」と判断されることがある
ここまで解説してきたとおり、統合失調症で働いていると、障害年金の等級が「3級」と判断されやすいです。
そのため初診日に、厚生年金ではなく、国民年金に加入していると、1級と2級しかないので、3級の場合は障害年金がもらえないのです。
ですが、働いていても「2級」と判断されることがあります。
下記の表をご覧ください。

常勤で働いている方の0.9%、常勤以外の仕事で働いている方の18.4%が障害年金で「2級」と判断されています。
ですので、働いていても「2級」と判断されるケースはあるのです。
そして、「2級」と判断されるためには、いくつの条件があります。
それを、ここで解説していくので、一緒に確認していきましょう。
- 病気のため仕事の内容がかなり制限される
- 職場に配慮してもらって初めて仕事ができる
- 病気のため通常の通勤方法では通勤できない
このような条件に適合すれば、働いていても障害年金の「2級」と判断されることがあります。
1ずつ見ていきましょう
働いていても障害年金がもらえるケース① 仕事に制限がある
働いていても、統合失調症の症状により、仕事が制限される場合があるでしょう。
例えば――。
- 適度な休憩が必要
- 通院日の配慮が必要
- 認知機能の低下により普通の仕事が難しい
統合失調症になると、このような状態になりやすいです。
そして、仕事の内容が障害のために制限されるようであれば2級と判断されます。
働いていても障害年金がもらえるケース② 配慮が必要
統合失調症になると、職務を進める上でいくつかの配慮が必要になる場合があります。
例えば――。
- 高度な仕事はできないので簡単な仕事にしてもらう
- 同じ作業を反復して教えてもらう
- コミュニケーションが難しいので配慮が必要になる
などです。
このように、仕事をするために、多くの配慮が必要になる場合は、2級と判断されることが多いです。
働いていても障害年金がもらえるケース③ 通勤できない
統合失調症になると、音に敏感になったり、人混みが苦手になったりします。
そのため、電車やバスで通勤するのが難しくなるのです。
そのような場合は――。
- 車で送り迎えしてもらう
- 通勤できないので、自宅でできる仕事をする
などの対策を取る必要があります。
そして、このように通勤が困難になる場合も、2級と判断される可能性が高くなっているのです。
このように、条件が重なれば働いていても障害年金がもらえるケースは多々あります。
事実、非常勤雇用の場合、約20%の方が、働きながら障害年金の2級と判断されています。
そのため、上記の例に当てはまる場合は、初診日が国民年金であっても、あきらめずに申請するといいでしょう。
また、初診日に厚生年金に加入していた方は、3級でも障害年金がもらえます。
この場合も、障害年金を請求すると、生活が楽になるでしょう。
□統合失調症で働いていても障害年金「2級」に認定してもらうためのポイント
統合失調症は障害年金がもらえる病気です。
しかし、ここまで述べてきたとおり、働いていると、少し申請が難しくなります。
障害年金を申請する場合は、医師の診断書がもちろん必要になるのですが、「病歴・就労状況等申立書」という書類を作成するのです。
そして、「病歴・就労状況等申立書」に自分の困っていることを細かく書くと、2級と判断される可能性が高まります。
そこで、「2級」と認定してもらうためのポイントを見ていきましょう。
基本的には下記の内容に注意して「病歴・就労状況等申立書」に記載してください。
- 仕事で制限を受けていることを書く
- 職場でのトラブルを書く
- 通勤に援助が必要な場合はそれも書く
- 日常生活での支障を書く
- 足りない場合は別紙に記入してつけ足す
以上の5つの点に注意していきましょう。
1つずつ解説していきます。
障害年金2級と認定してもらうためのポイント① 仕事制限の記載
統合失調症のため、仕事の内容に制限がある場合は、必ずそれを書いてください。
例えば、コミュニケーションが難しいので、コミュニケーションが必要にならない単調な仕事をしているなど。
このように統合失調症の症状のため、仕事に支障が出ていることをしっかり書きましょう。
障害年金2級と認定してもらうためのポイント② 職場でのトラブル
統合失調症になると、職場でのトラブルを抱えるケースが多いです。
例えば、「複数の仕事を指示されると、わけがわからなくなりパニックになる」など。
仕事を進める上で、トラブルになることがあれば、書くようにしてください。
障害年金2級と認定してもらうためのポイント③ 通勤援助
統合失調症は電車やバスで通勤できないケースが多いです。
そのような場合も、書類にしっかり書くようにしましょう。
例えば、「病気の影響で電車に乗れないので、家族に車で送り迎えを頼んでいる」など。
通勤に援助が必要になる場合も、その内容を書くようにしましょう。
障害年金2級と認定してもらうためのポイント④ 日常生活の支障
統合失調症になると、日常生活に支障が出るケースが多々あります。
例えば――。
- 掃除、調理ができない
- 副作用がひどく眠気がある
などです。
障害により、日常生活に問題が起きているようであれば、それもしっかり書きましょう。
障害年金2級と認定してもらうためのポイント⑤ 足りない場合は別紙記入
「病歴・就労状況等申立書」には、「職種」「通勤方法」「出勤日数」「仕事中や仕事が終わった後の身体の調子」を書く欄があります。
しかし、結構小さいので、すべてを記載するのは難しいでしょう。
そんな時は、別紙をつけて、足りない分を補充するようにしてください。
仕事の制限、日常生活の支障などを詳しく書き、その上で医師の診断書にも、同様のことを書いてもらえば、説得力が上がり、信頼性が高まります。
□「統合失調症」の症状で困っていることを担当医師に伝えよう
ここまで、障害年金で2級と認定されるためもポイントを解説してきました。
それにプラスして、医師に自分の困っていることを説明するようにしてください。
その理由は――。
「障害年金は医師の診断書が大きな意味を持っている」
ためです。
医師に困っていることを伝えないと、医師も診断書の書き方で困ってしまいます。
- 仕事をしているけれど、統合失調症の影響で大きく制限を受けている
- 日常生活でも手伝いが必要で困っている
- 長時間の労働が難しく、一定のお給料をもらうのが難しい
など、自分の困っていることを医師にきちんと伝えましょう。
そうすれば、医師もそれを踏まえて診断書を書いてくれるはずです。
医師の診断書は、障害年金の受給のための大きな意味を持ちます。
ですから、診断書に、いかに就労の制限を受けているか記載してもらえば、書類の信用性は一気に高まります。
このようにすると、働いても障害年金をもらえる可能性が高まります。
□「統合失調症」のウッチーは「2級」の障害厚生年金を受給しています

ウッチーは現在WEBライターとして働いています。
それでも、2級の障害者と認定されて、障害厚生年金の2級を受給しているのです。
その理由は主に3つあります
それは――。
- 統合失調症のため長時間労働ができない
- 統合失調症のため一般就労ができない
- 統合失調症のため若干の介護が必要になる
このような3つの点があげられます。
1つずつ見ていきましょう。
統合失調症でも障害年金2級を受給している理由① 長時間勤務できない

ウッチーはWEBライターとして働いていますが、長時間働けません。
普通の仕事になると、8時間が基本になるでしょう。
ですが、ウッチーは長くても5時間くらいしか働けないのです。
大体平均すると1日4時間くらいしか働けません。
長く働くと、統合失調症の嫌な症状が出てしまいます。
つまり、仕事を進める上で大きな制限を受けているのです。
ですから、仕事をしていても、制限が大きな場合は、2級と認定されます。
統合失調症でも障害年金2級を受給している理由② 一般就労できない

ウッチーは認知機能に障害があるため、普通のお仕事がなかなかできません。
特に、複数の仕事を同時に頼まれると、できなくなってしまいます。
また、自分のペース以上を求められると、すぐにパンクしてしまうのです。
一般就労ができない点も、障害年金2級を受給している理由ではないでしょうか。
統合失調症でも障害年金2級を受給している理由③ 介護が必要

ウッチーは一人暮らしをしていますが、身の回りのことが上手くできません。
そのため、両親、クリニックのケースワーカー、介護ヘルパーなどに協力を頼んでいます。
一人では、日常生活に支障が出てしまうので、若干介護が必要なのです。
統合失調症になり、日常生活に支障が出る場合も、2級と認定されやすくなります。
以上のような点があるため、ウッチーは働いていても障害年金を受給しています。
また、WEBライターの仕事は、月に30,000~50,000程度しか稼げません。
ですから、収入の多くを障害年金に依存しているのです。
「障害年金に依存しない生活を送る」
これが、ウッチーのこれからの課題でもあります。
□統合失調症で働いても障害年金はもらえるので安心しよう
今回は、統合失調症で働いても「障害年金」はもらえるのか?
この点を解説しました。
統合失調症で働いていると、障害年金がもらえないと考える方が多いようです。
しかし、それは違います。
例え働いていても、統合失調症の影響で仕事に支障が出ると証明できれば、障害年金はもらえます。

事実、ウッチーは働いていますが、大きな制限があります。
長く働けませんし、一般就労もできません。
統合失調症という障害の影響が大きいため、障害年金を受給しているのです。
最後に今回紹介した内容を振り返っていきましょう。
- 「統合失調症」は働いていると障害年金がもらいにくい?
- 「統合失調症」で働いていても「2級」と判断されることがある
- 「統合失調症」で働いていても障害年金「2級」に認定してもらうためのポイント
- 「統合失調症」の症状で困っていることを担当医師に伝えよう
- 「統合失調症」のウッチーは「2級」の障害厚生年金を受給しています
以上5つの内容でお届けしました。
くり返しになりますが――。
「条件さえクリアできれば、統合失調症で働いていても障害年金はもらえる」
これに尽きます。
統合失調症になると、仕事に支障が出る場合が多いです。
そのような場合は、働いていても障害年金がもらえる可能性が高いでしょう。
ですので――。
「働いているから障害年金がもらえない」
と、考えるのではなく、まずは医師に相談してみましょう。
困っていることを伝えれば、医師も相談に乗ってくれるはずです。
この記事が、統合失調症で働いているけど、障害年金を申請したいという方の参考になれば幸いです。



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