家族に伝えたい! 統合失調症の患者さんにしてはいけないことってあるの?

家族に知ってもらいたいこと

こんにちは、ウッチーです。

統合失調症は、100人に1人罹患する病気であり、決して珍しくありません。

しかし、まだまだ理解されていない部分も多い病気だと思います。

今回は、統合失調症の患者さんにしてはいけないことをまとめていきます。

実際に、ウッチーが闘病を続けてきて、これは嫌だったなということを、まとめてあります。

統合失調症になると、患者さんはとても不安定になります。

そんな時にこそ、家族の支えが必要なのです。

ただ、いくらいいと思ってやっても、それが本人のためにならないこともあります。

患者さんとの接し方を学び、より良い療養生活を送りましょう。

本記事はこんな人にオススメ

  • 統合失調症の患者さんを抱える家族 
  • 患者さんとの接し方を知りたい方

□統合失調症の患者さんに対ししてはいけないことってあるの?

例えば、家族の誰かが統合失調症になると、その家族はとても慌てます。

  • 「一生病院暮らしかもしれない」
  • 「働くのが難しいかもしれない」
  • 「仕事ができなくなるかもしれない」

など、いろいろな問題が浮かび上がってきて、対処するのが難しくなってしまうのです。

ただ、安心してほしいのは、統合失調症になっても、人生が終わるわけではありません。

少し、立ち止まって休憩する時期が来たのだと、前向きに考えるようにしましょう。

この記事を書いているウッチーも、統合失調症になり、一度は絶望を感じました。

しかし、少しずつ回復し、今では普通の生活が送れるくらいになっています。

ですから、この病気になっても、希望を捨てずに、前向きに生きていきましょう。

そんな統合失調症ですが、してはいけないこととかあるのでしょうか?

結論からお話しすると、

  • 「してはいけないことは確かにある」

という風に言えると感じます。

実際問題、ウッチーも病気になって、これはしてもらったけど、嫌だったことがいくつかあります。

それは何かというと、

  1. 批判される 
  2. 子供扱いされる 
  3. 話を聞いてくれない

など、接し方で注意すべき点は多々あります。

それをこれから見ていきましょう。

統合失調症の患者さんにしてはいけないこと① 批判する

統合失調症になると、今までできたことができなくなります。

例えば、着替えたり、お風呂に入ったりすることなどです。

ただ、これを外から見ると、怠けているように見えてしまい、家族は批判的になります。

病気のためできないことを、「甘え」「わがまま」と決めつけてしまい、批判的になってしまうのです。

これは、本人のためによくありません。

実は、患者さんと距離を測る「EE」という基準があります。

これは感情表出といい、英語のExpressed  Emotionの略です。

患者さんに対し、強い感情表出があると、治療のためには良くありません。

したがって、あまり過度に批判的になってしまうと、回復が遅れてしまうのです。

そして、この時の状態のことを高EE状態といいます。

つまり、患者さんに対しては批判的にならず、同調の姿勢をみせて、接してあげるようにしてください。

統合失調症の患者さんにしてはいけないこと② 子供扱いする

先ほどEEという考え方をご紹介しました。

その時、強い否定の姿勢は、大きな感情表出になってしまい、治療に良くないというお話をしました。

ただ、強い感情表出というのは、何も批判的な姿勢の時だけ、現れるものではありません。

実をいうと、あまり過保護に接しても良くないのです。

統合失調症の患者さんを抱えた家族は、当事者が可哀想に見えてしまい、何かといサポートしてやりたくなります。

これは、家族だから当然の感情でしょう。

しかしながら、患者さんを子供扱いし、なんでもしてあげる環境は、治療には良くないのです。

適度に距離をとり、患者さんを1人の大人として見てあげて、接してあげるようにしましょう。

過保護にしても、高EE状態になってしまうので、注意してください。

統合失調症の患者さんにしてはいけないこと③ 話を聞いてくれない

統合失調症の患者さんの話は、あまり現実味がありません。

これは、病気のために、ありえない妄想に囚われたり、あとは、認知機能が低下するため、話をするのが難しくなるために起こります。

そして、よくないのが、患者さんの話をよく聞かないという姿勢です。

患者さんは、話を聞いてあげると安心します。

ただ、あまり話を聞かず、距離をとってしまうと、患者さんは余計に苦しんでしまうのです。

患者さんの話はよくわからないかもしれません。

それでも最後まで話を聞いてあげて、苦しい気持ちをわかってあげましょう。

例えば、変な妄想に囚われていて、苦しんでいる時、それをわかってくれる存在あると、患者さんはとても安心します。

面倒でも、患者さんと話をする時間を作り、最後まで話を聞く姿勢を持ちましょう。

□患者さんをそれとなくサポートしてあげましょう

ここまで統合失調症の患者さんにしてはいけないことをまとめてきました。

これをよく理解しつつ、家族の方は患者さんを支えてあげるようにしてください。

繰り返しになりますが、病気になると、今までできていたことができなくなります。

もちろん、なんでもしてあげるのは良くありませんが、患者さんが苦労している面は、それとなくサポートしてあげるといいでしょう。

例えば、料理などは難しくても、簡単な掃除ならできるかもしれません。

そして、実際に掃除をお願いし、それをしてくれたら、褒めてあげるようにしましょう。

このようにして、少しずつできることを増やしていき、その都度誉めていく。

こうすると、やりがいにもつながりますし、何よりも家族の絆を感じ取れます。

簡単なことからお願いし、徐々にできることを増やしていくと、効果的な治療ができるでしょう。

□統合失調症の患者さんの苦しみを知り支えてあげましょう

今回は、統合失調症の患者さんにしてはいけないことはあるのか?

このテーマでウッチーが語ってきました。

今回紹介した内容は、ウッチーの体験談が元になっています。

実際に、家族にされてよかったこと、よくなかったことを、中心にして、記事にしてまとめました。

最後に、本記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。

  1. 統合失調症の患者さんに対ししてはいけないことってあるの? 
  2. 患者さんをそれとなくサポートしてあげましょう

以上2つの内容でお届けしました。

患者さんの苦しみを知り、どんな点をサポートすればいいのか?

してはいけないことを学び、どうやって患者さんを支えればいいのか?

この点をわかりやすくまとめましたので、ぜひ、参考にしてみてください。

この記事が、統合失調症の患者さんにしてはいけないことを知りたいと考える方のヒントになれば幸いです。

\ 最新情報をチェック /

コメント

タイトルとURLをコピーしました