統合失調症の患者さんが留学を成功させるための3つのポイント

統合失調症のコラム

お久しぶりです。ウッチーです。

2025年3月2日に無事帰国しました。

今後もこのブログを通し、統合失調症に関する情報を紹介していくつもりです。

よろしくお願いします。

今回は、留学を終えた僕が、統合失調症の患者さんが留学中に意識しなければならない点を3つまとめました。これから留学に挑戦してみようと思う方は、ぜひ参考にしてみてください。

統合失調症の症状が再発する可能性

留学は日本ではなく異国に行くため、健常者でも大きなストレスがかかります。そして、統合失調症は激しいストレスから再発を招きやすいため、注意が必要です。

しかし、半年間無事留学を終えた僕の経験上、医師から就労許可や渡航許可が出ているレベルの患者さんであれば、問題なく留学を乗り越えられると感じています。もちろんストレスはかかるのですが、やがて慣れていくでしょう。

僕も最初は長いかなと感じていたのですが、やってみると半年間はあっという間でした。正直言うと、もう少し長くいてもよかったかなと感じています。

つまり、渡航許可が出ている時点で、健康体である証です。多少ストレスがかかったとしても、「留学をして英語を学ぶんだ!」という強い気持ちが統合失調症のストレスを抑えてくれるはずです。

認知機能の低下とどう向き合っていくか

統合失調症になると認知機能が低下します。これは理解や計算といった知的な能力を指すので、覚えておきましょう。ここでは、認知機能の低下と向き合う方法や、僕が行なってきた対策をまとめます。

自習時間を多く取る

僕が留学先に選んだフィリピンのバコロドという都市は、都会ではありません。また、観光都市でもないため、周りに遊べるような施設は多くありませんでした。しかし、周りの学生たちは土日になると、いろいろな場所を回っていたみたいです。

僕は留学の目的を英語力の向上と考えていたため、あまり外で遊びませんでした。もちろん、息抜きに買い物に行ったりするケースもありましたが、毎回ではありません。

というよりも、統合失調症の僕は人よりも認知機能が落ちているため、覚えるのがものすごく苦手です。そのため、空いている時間はなるべく勉強するようにしてください。

とはいっても、長い時間は集中が続かないため、小刻みに休憩を取り、週末でも1日5時間は勉強するといいでしょう。

勉強時間を工夫する

長い時間は集中できません。恐らく統合失調症の患者さんは、1時間も集中が続かないと思います。ですので小刻みに休憩を挟みながら、短い時間で集中し勉強をする癖をつける必要があるのです。

僕の語学学校は自習室があったため、授業が終わった後や、週末など勉強するようにしていました。例えば、1ページ復習したら少し休む、10単語覚えたらストレッチをするなど、適度に休憩をとりながら、短時間で集中し勉強するようにしたのです。

睡眠時間は必ず多めに確保する

統合失調症の患者さんは、睡眠時間を多くとったほうがいいでしょう。その理由は、睡眠不足が続き、大きなストレスがかかった環境に長くいると、再発のリスクが高まるためです。

僕の場合、週末は夜11時まで勉強し、平日は10時までにして切り上げるようにしていました。そして朝は7時半ごろ起きます。眠るのは11時や11時半ごろなので、大体一日7〜8時間は眠っている計算です。

10〜20代前半の若い人は多少睡眠時間が短くても大丈夫な場合が多いですが、統合失調症の患者さんは、年齢に関わらず多めに睡眠時間をとっておくといいでしょう。睡眠の質こそ、統合失調症とうまく付き合っていくためのコツです。

【まとめ】統合失調症の患者さんが留学を成功させるために

結論からお話しすると、統合失調症でも問題なく留学はできます。しかし、健常者とは違うため、勉強方法やストレス管理、睡眠の質などは、しっかり考えておかなければなりません。

逆に言うと、これらのポイントさえ守っていれば、統合失調症の症状を再発させず、無事に留学を乗り切れると感じています。

実際問題、僕も半年という留学期間をクリアできましたし、貴重な海外生活経験ができ、本当に行って良かったと感じました。

これから留学してみようと思っている統合失調症の患者さんは、ぜひこの記事を参考にしながら、自分に合った留学プランを考えてみてください。そして、実りある留学になるように頑張っていきましょう。

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