統合失調症のお薬と副作用との向き合い方

薬・副作用について

こんにちは、ウッチーです。

今回は、統合失調症のお薬に関する情報を紹介したいと思います。

ウッチーは、これまでに数多くの薬を服薬してきました。

「統合失調症の薬っていろいろあるよね?」

「一体、どんな薬が一番いいの?」

こんな風に悩む方も多いでしょう。

確かに、統合失調症にはたくさんの薬があります。

僕は、統合失調症を発病してから8年になります。

そして、今まで8種類の薬を飲んできました。

そんなウッチーの経験談を元に、統合失調症のお薬の話ができればいいなと感じています。

それでは、早速見ていきましょう。

□そわそわと落ち着かないのは薬のせい?

統合失調症は治療には服薬が大切です。

これが基本となっているので、まずはしっかり服薬しましょう。

ただ、服薬を続けていくと、どうしても副作用が出る場合があります。

統合失調症のお薬はずっと飲み続けないとならないので、

副作用との戦いにもなるのです。

ウッチーも、一時期はたくさんのお薬を飲んでいたので、副作用には悩まされました。

ここで、僕が抱えた主な副作用を紹介していきます。

●身体が勝手に動いてしまう

●舌が震える

●体重が増える

これらの副作用がありました。

特に何もしていないのに、身体が震えてしまうのは困った問題。

常にそわそわとして、落ち着かない日々を送っていました。

何もしていないのに、そわそわとして落ち着かない。

これは、統合失調症のお薬の副作用です。

この症状を、主に「アカシジア」と呼んでいます。

身体が勝手に動いてしまうので、とにかく気持ちが悪いのです。

ウッチーも、この症状には悩みました。

「アカシジアが出たらどうすればいいの?」

こんな時は、副作用止めを飲むのが一般的です。

医師に事情を説明すると、副作用止めを処方してくれるはず。

アカシジアにも効果の高いお薬があるので、それを飲むと症状が和らぎます。

但し、

「副作用止めは即効性があるわけではない」

この点は注意です。

ウッチーの場合、実際にお薬の効果が出てきたのは、1週間ほど経ってから。

ですので、副作用止めを飲んだから、すぐに効くというわけではないのです

それでも、飲めばじっくりと効いていくので、

焦らずに、薬が効くのを待ちましょう。

□落ち着かない時はこんなことをすると効果的

妙にそわそわとして、居心地が悪い時の対処法を紹介します。

一番は、副作用止めを飲むことですが、気を紛らわす方法があるので見ていきましょう。

落ち着かない状態を和らげる方法は主に2つ。

散歩してみる

音楽を聴いてみる

ウッチーはこの2つを実践してきました。

【散歩】

僕の場合、そわそわと落ち着かなくなったら、近場を散歩していました。

ウッチーが療養中に住んでいた家は、近くに多摩川があったので、

そのそばの、河川敷をただフラフラと歩いていたのです。

こうすると、自然と気分がよくなり、そわそわとする感覚が和らぎます。

散歩は手軽にできるので、ぜひ、実践してみるといいでしょう。

【音楽鑑賞】

音楽鑑賞も良い気分転換になります。

落ち着かない時は、リラックスできる音楽を聴くと効果的。

ウッチーは、よくクラシックを聞いていました。

クラシックの壮大な曲調を聞いていると、かなり気分が落ち着くのです。

クラシック音楽は、インターネットでも無料で楽しめます。

また、図書館などでも、CDが無料で借りられるので、参考にしてください。

このように、ウッチーは主に2つの対処方法を考え、実践してきました

こうすると、幾分か気が紛れてリフレッシュできるのです。

但し、

「一番の解決方法は副作用止めを服薬!」

これに尽きます。

アカシジアの症状が出たら、無理をして我慢するのではなく、医師に相談しましょう。

その上で、ウッチーが試した対処方法を試してみて下さい。

□薬を飲んで体重が増えちゃった

統合失調症のお薬の中には、体重増加を促してしまうものがあります。

実は、ウッチーも統合失調症になり、10㎏以上体重が増えてしまいました。

今では普通の体型になったのですが、酷かった時は、結構ぽっちゃりしていたのです。

統合失調症の薬が、食欲を増加させてしまいます。

こうなると、必然的によく食べるようになって、太るという仕組みです。

この症状は、自分ではなかなか止められません。

例えば、食事をしたばかりなのに、お腹が空いてします。

あるものを全部食べるまで止まらない。

このようなこと、当たり前に現れるようになります。

統合失調症の治療には、薬を飲む必要があります。

そのため、ある程度の体重増加は仕方ないかもしれません。

「ただ、太るのは嫌だ!」

こんな風に考える人も多いでしょう。

そこで、ウッチーがしてきた、体重増加を止める方法をご紹介します。

□体重増加を止める方法とは?

ウッチーが体重増加を止めるためにしてきたことは、主に2つです。

●散歩する

●低カロリーのモノをたくさん食べる

この2つです。

1つずつ見ていきましょう。

【散歩】

既に前項でも紹介しましたが、散歩はとてもオススメです。

気分転換にもなりますし、身体がリフレッシュできます。

例えば、食後に散歩するのはどうでしょうか?

ずっと自宅にいると、ダラダラと食べ続けてしまいます。

しかし、食事を終えて、サクッと散歩に出かければ、無駄に食べるのを防げます。

また、歩くことで、カロリーも消費できるので一石二鳥。

ただ、散歩の消費カロリーはたかが知れているので、食事でコントロールするのが大切。

【低カロリー食品を食べる】

ダイエットブームにより、たくさんのダイエット食品が出ています。

低カロリーでも満足できる商品が多々あるのです。

また、野菜やキノコ類もオススメ。

例えば、白菜、キャベツ、ホウレンソウなどをたくさん食べても、

大したカロリーにはなりません

さらに、キノコ類も低カロリーで料理のかさましには有効。

ウッチーは何か食べたくなったら野菜やキノコ類を食べていました。

後は、刺身こんにゃくもカロリーが低いのでオススメ。

ただ、栄養バランスを考えて、その上で低カロリーのモノを選択していきましょう。

カロリーの低いものばかり食べていると栄養に偏りが出ます。

1日の総カロリーを上手く調整しながら、

低カロリー食品でかさまししていくと、体重増加を防げます。

ウッチーは10㎏太りましたが、

このような食生活にしたら、平均体重に戻りました。

□舌が勝手に震えるのも副作用の1つ

「薬を飲み始めて舌が震えるようになった」

こんな悩みを抱える当事者は多いです。

ウッチーも舌が震える副作用には悩まされました。

舌が勝手に震えると、会話するのもしんどくなるのです。

舌が勝手に震える症状は、「パーキンソン症状」と言います。

そして、このパーキンソン症状が出た時は、副作用止めを飲むのが一般的です。

僕も「抗パーキンソン症状薬」というお薬を飲んできました。

ただ、これも注意が必要です。

「すぐに薬の効果が出るわけではない」

副作用止めは、すぐには効果が出ないので注意しましょう。

僕の場合、副作用止めを飲み始めてから、1週間くらいで効き始めました。

なので、副作用が酷くなる前に、医師の診察を受けた方がいいです。

パーキンソン症状は、最初はそれほど酷くはないのですが、

だんだん悪化する傾向があるようです。

ウッチーも最初は舌が少し震える程度だったのですが、

放っておいたら、話すのも困難になってしまいました。

そのため、少しでも様子がおかしいなと感じたら、医師に相談するといいでしょう。

早め早めに動くことが、副作用と戦う時には重要です。

ウッチーは結構長い間、抗パーキンソン症状薬を飲んできました。

この副作用はなかなか消えないので、根気強く戦う必要があります。

それでも、必ずよくなります。

僕も長い間、抗パーキンソン症状薬を飲んできましたが、今は飲んでいません。

飲まなくても副作用が出なくなったのです。

このように、治療が進めば、必ず副作用も収まるので、無理しないようにしましょう

□やたらとぼーっとしてしまう

「薬を飲むとぼーっとしてしまう」

これも副作用の1つです。

猛烈に身体がだるくなるというか、ぼけっとしてしまうのです。

この症状は、特に薬を飲み始めた初期の頃に出やすいようです。

統合失調症は初期の頃に、結構たくさんの薬を飲みます。

どうしても、陽性症状を抑えるために、必要な犠牲なのです。

そうなると、過鎮静という、行き過ぎた鎮静状態になってしまいます。

「とにかくボケっとしてしまい、身体が動かなくなる」

こんな症状が出てしまいます。

過鎮静が出た時は、減薬といって、薬の量を減らすのが一般的です。

ですが、

「自分の判断で減薬してはダメ!」

これは絶対に守りましょう。

ウッチーも過去、自分の判断で薬を減らして、幻聴や幻視がぶり返しました。

自分で勝手に薬を減らしてもいいことは何もありません。

むしろ、症状を悪化させる自殺行為です。

そのため、絶対に自分で薬を減らすのは止めましょう。

過鎮静の症状が出て、ぼーっとしてしまう時は、医師に相談しましょう。

その上で、薬を減らすか、もう少し待ってみるか判断されるはずです。

それでも、

「治療が進めば、過鎮静は治る」

これは確実なので安心しましょう。

自分の判断で薬を減らさず、医師と相談しながら、症状と戦ってください。

□薬を飲むと眠くなってしまう

「薬を飲むと決まって眠くなる」

こんな悩みを抱える当事者は多いです。

ウッチーも眠気には悩まされてきました。

僕の場合、朝薬を飲んで、しばらくすると眠くなってしまい仕事にならないのです。

自宅で治療している分にはあまり問題にならないかもしれませんが、

働くようになってこの症状が出ると死活問題です。

風邪薬や花粉症の薬などを飲むと、眠くなることがありませんか?

あれは、抗ヒスタミン薬という眠気を誘発する成分が入っているため起こります。

そして、統合失調症のお薬にも似たような作用があるのです

但し、

「眠くなるから薬は飲まない!」

こんな風に考えるのは危険です。

統合失調症は薬を飲まないと、幻聴や幻視の症状が再発します。

つまり、必ず薬は飲まないとならないのです

ウッチーは、現在は寛解状態と言って、症状が出ない状態ですが、

薬を飲まないと症状が再発するので、薬は必ず飲んでいます。

統合失調症は、薬と上手く折り合いをつける必要があります。

例え眠気が出ても、勝手に薬をやめてはいけません

勝手に止めると、絶対に後悔します。

また治療が最初からやり直しになってしまうかもしれないのです。

それは嫌ですよね?

なら、

「しっかり薬を飲みましょう」

でも、

「眠気が酷いのは困る」

ウッチーもこの症状には困りました。

最初に試したのは、身体を動かすということです。

眠気が出たら、少し休憩し、体操したりしました。

ただ、それでも眠気が取れないことも多々ありました。

そこで、医師に相談したのです。

その結果、朝に飲む薬をやめて、寝る前にまとめて飲む選択をしました。

キチンと医師の指示に従ってから、この方法に変えたので、今のところ問題はありません。

このように、医師に相談すれば、キチンと対処してくれるので、

焦らず相談してみるといいでしょう。

そして、

「絶対に薬を止めない!」

これだけは肝に銘じてください。

□薬は医師と二人三脚で決めていく

統合失調症は、薬を飲めば確実に回復します。

しかし、薬選びはとても難しい問題です。

自分に合った、適切な薬を選ぶためにも医師との信頼関係は重要。

例えば、

「医師の指示に従わない」

これは大きな問題です。

まずは医師の指示に従わないと、効果的な治療はできません。

医師の指示は、キチンと守るようにしましょう。

但し、

「言いなりになるのもまた問題」

薬を処方するのは医師ですが、実際に服薬するのは自分です。

万が一、薬を飲んで様子がおかしいと思ったら、医師に相談しましょう。

そうすると、医師も症状を理解してくれて、新しい提案をしてくれます。

あまりにも医師のいいなりになり、苦しいのに我慢しても意味がありません。

本当の信頼関係とは、些細なことも隠さず言える関係なのです。

ウッチーも気になることはメモしていって、医師に相談するようにしています。

そうすると、医師も適切に薬を調整してくれるのです。

統合失調症は薬の服薬が大切です。

そのため、医師の信頼関係は特に重要。

わからないことは何でも相談し、いいなりにならない。

これを重点に置くと、いいお薬に出会え、治療に対し前向きになれるでしょう。

□適切に薬を飲みしっかり副作用の対処をしよう

今回は、主に統合失調症のお薬についてまとめてきました。

「統合失調症の治療には薬の服薬が大切」

これは絶対に覚えておいてください。

自己判断で薬を減らしたり、止めたりするのは危険です。

副作用が出ても、医師の指示が出るまでは、ちゃんと薬を飲むのが大切。

それでも、副作用は当事者を悩ませる問題です。

本記事では、ウッチーが副作用が出た時に対処した方法や、

薬との向き合い方、そして医師との信頼関係の重要性をまとめました。

薬を適切に使っていけば、必ず症状はよくなります

焦らずにじっくりと構えて、統合失調症と戦っていきましょう。

ウッチーも数多くの副作用と戦ってきました。

しかし、その都度問題を乗り越えてきたのです。

そうすることで、着実に回復していきます。

だから安心し下さい。

この記事が、あなたの治療の役に立てば幸いです。

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