こんにちは、ウッチーです。
みなさんは、SPA-5という統合失調症の評価ツールを知っているでしょうか?
コチラは――。
「統合失調症の患者さんが、自分自身を大切している価値観にもとづいた生活ができているかを評価する尺度ツール」
になります。
今回は、そんなSPA-5にスポットを当て、色々な情報をお伝えします。
この記事が、統合失調症の評価ツール「SPA-5」について調べている方の参考になれば幸いです。
本記事はこんな人にオススメ
- SPA-5という評価ツールを調べている方
- 主体的な地域生活が送れているかその尺度が知りたいと考える方
□まずは確認!「SPA-5」って何なの?
「SPA-5」といっても、ほとんどの方は、よくわからないのではないでしょうか?
ですので、まずは「SPA-5」がどんなものなのか見ていきましょう。
SPA-5とは?
これは、地域生活にとけこみ、主体的に活動できているかをはかる尺度ツールです。
統合失調症の患者さんが――。
- 自分自身を大切にしているか?
- その価値観をもって生活できているか?
これらを主体的に評価していくツールを、「SPA-5」と呼んでいます。
英語で書くと――。
(Subjective Personal Agency scale: SPA-5)
となります。
質問が、5つあるので、SPA-5と呼ばれているのです。
□一体なぜ?「SPA-5」が開発された理由とは?
SPA-5はなぜ開発されたのでしょうか?
コチラも気になるところだと思うので、見ていきましょう。
近年の統合失調症の精神医療の現場では、再発や再入院しなことが、治療の結果として求められているのです。
そして、このような再発や再入院を防ぐためには。統合失調症の患者さん自身が、自分の価値観を大切しているかが重要になります。
また――。
「より主体的な地域生活が送れているか?」
これも重要になるでしょう。
ここがしっかりしてくると、再発や再入院のリスクが低下するのです。
このような結果を求めるために、国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センターの研究グループが、簡易的な評価ツールを作りました。
それが――。
「SPA-5」
と、いう評価ツールになります。
この評価ツールは主に――。
- 当事者の話をよく聞く
- 当事者と共同する
- 重い症状を持つ人でも回答可能
などが開発のキーワードになっています。
実際に、評価ツールの項目は、当事者のインタビューを通して作成されているのです。
その結果、統合失調症の重い症状がある患者さんでも回答が可能になりました。
SPA-5は主に5つの項目から構成されています。
ですので、簡易的な評価ツールとして使えるのです。
「患者さんと共同して治療を進めていく」
これが21世紀の臨床研究の必須事項になっています。
今回開発されたSPA-5は、日本の精神医療に一石を投じる、重要な研究なのです。
こんな形の評価ツールになっています。

□ココを把握しよう「SPA-5」が生み出された背景
SPA-5はなぜ生み出されたのでしょうか?
その理由を、まとめみてみました。
実を言うと、国際的に精神障害の患者さんをケアするという治療法が注目されています。
地域で患者さんを支援していけば、自分らしく生活できるようになるでしょう。
また、支援の目標にも変化が現れています。
具体的には――。
- 精神症状の悪化や再発
- 再入院の防止
- 地域の中で主体的に生活ができているか?
このような主観的な目標に注目が集まっているのです。
特に過去30年間で、その流れは顕著になり、患者さんの主体性に類似する概念が、国際的に関心を集めています。
同時に、患者さん自身が評価する、生活における主体性が重要な目標になっているのです。
そんな中、色々な評価ツールが生み出されてきました。
しかしながら、それらの評価ツールには課題もあります。
それは――。
- 評価ツールを使ったのが欧米の諸国であること
- 必ずしも患者さんの意見が反映されていないこと
- 項目数が多いため重症の患者さんには対応が難しいこと
このような問題があるのです。
また、近年は患者さんと共同して臨床研究を進める姿勢が重要と言われています。
これを――。
「共同創造」
と呼んでいるのです。
さらに、患者さんや市民のみなさんが、研究に参加するのが大切になります。
つまり、当事者の視点を、上手く研究に取り入れる必要があるわけです。
同時に、この点については、国際的な議論にもなっています。
これらの背景から、患者さんを共同して、思い精神症状を持つ方でも回答可能な評価ツールを作る……。
このように、国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センターの研究グループが考え、SPA-5が作成されるようになったのです。
□ホントに効果ある?「SPA-5」の評価
SPA-5は本当に尺度ツールとして使えるのでしょうか?
これは、SPA-5の作成方法を見ていくと、答えが見えてきます。
簡単にまとめましたので、見ていきましょう。
SPA-5の作成手順
SPA-5は2つのステージを通して作成されています。
- 第1ステージ
- 第2ステージ
この2つです。
第1ステージでは、統合失調症の患者さん11名に協力してもらいました。
その上で、主体性に関するインタビューを実施したのです。
そして、この回答を分析し、答えやすいかなどを、患者さんの意見を聞きながら改良していきました。
これを踏まえて、第2ステージに進みます。
今度は、統合失調症の患者さん195名に協力してもらいました。
そこで、作成した評価ツールの妥当性を検証したのです。
その結果をまとめていき、最終的に5つの項目に分類し、今回の評価ツールになりました。
SPA-5の「5」は、5つの回答の項目があることを示します。
SPA-5は重い精神疾患を抱える方でも回答できるようになっているのです。
よって、多くの精神医療の現場でも導入ができるでしょう。
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センターの研究グループは、今後の目標として、統合失調症の以外の精神疾患にも対応した、評価ツールの作成を目指しています。
まだまだ、始まったばかりの計画ですが、今後の展開に注目していきましょう。
□「SPA-5」は今後の展開に注目したい評価ツールの1つ
今回は、統合失調症の患者さん地域にとけこみ、自分らしく生きられるか評価するツール「SPA-5」を紹介しました。
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センターの研究グループが作成した評価ツールであり、今後は多くの精神医療の現場でも導入されるのではないでしょうか?
最後にまとめとして本記事で紹介した内容を振り返っていきます。
- 「SPA-5」って何なの?
- 「SPA-5」が開発された理由とは?
- 「SPA-5」が生み出された背景
- 「SPA-5」の評価
以上4つの内容でお届けしました、
SPA-5という評価ツールは、今後の発展に注目していきたいと感じます。
統合失調症の患者さんを対象にした評価ツールですので、今回1つの記事にしてまとめました。
この記事が、「SPA-5」について調べている方の参考になれば幸いです。


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