統合失調症になりこんな経験はありませんか?
- 鏡ばかり見ている
- 逆に鏡を恐れる
実を言うと、これは醜形恐怖症という症状かもしれません、
今回は、自分の顔や体が醜いと思い込んでしまう、醜形恐怖症をご紹介します。
統合失調症も思い込みが激しくなる病気なので、似ている面があるかもしれません。
それでは、早速見ていきましょう。
□鏡を見るのが怖い!「醜形恐怖症」とは?
みなさんは「醜形恐怖症(しゅうけいきょうふしょう)」という精神疾患を知っているでしょうか?
コチラは本人自身が、「自分は醜い」と感じ苦しむ精神の病気になります。
また、カラダのある部分の形が、人よりも尖っているや変形していると思い込むのです。
このような観念にとらわれて、苦しむ心の病気を――。
「醜形恐怖症」
と、呼んでいます。
自分が醜いと思い込んでしまい、日常的に社会的生活に支障をきたす場合があるのです。
そうなると、精神疾患として治療する必要があります。
不安を抱くカラダの部分は、患者さんによってさまざまです。
例えば――。
- 顔
- 体つき
など、他人の目に入る部分に悩みを抱えてしまうケースが多いようです。
実際に外見上の欠点に対して、本人が過剰に大きなマイナスを感じてしまいます。
また、それ以外にも――。
- 「人を不快にさせている」
- 「人に軽蔑されている」
などと、自分を卑下するようになり、妄想的な錯覚を抱くようになるのです。
醜形恐怖症の患者さんの多くは、整形手術を繰り返したり、醜いと思っている分を傷つけたり、日常生活に支障が出るようになります。
症状がひどくなると、人前に出るのを避けるようになり、ひきこもってしまうのです。
その結果、不登校になったり、就業不能になったりします。
最悪のケースは患者さんの自殺です。
よって、放置するのはかなり危険であると思った方がいいでしょう。
発症年齢は、思春期・青年期に多くなっています。
家族から見ると、本人の悩みが理解できずに、家族間で不和が生じるケースもあるのです。
患者さんが化粧品やエステ、美容整形外科などにお金を使うようになり、金銭的に破綻するケースもあります。
手術代を出してもらうために、親にたいして暴力をふるう場合もあるので、なかなか根が深い病気なのです。
成人以降でも発症しますが、その場合も、思春期のうちにその芽があったと感じるケースが多くなっています。
醜形恐怖症は、患者さん本人から治療を受けようとはしません。
多くの場合は、親や家族が心配して受診を勧めるのです。
それ以外には、美容整形を繰り返すため、美容整形の専門医が精神科の受診を勧める時もあります。
□一体どうなる?「醜形恐怖症」と「統合失調症」の似ている面
統合失調症と醜形恐怖症は厳密には違う病気です。
しかしながら似ている面もあるので、ウッチーなりの見解をお話します。

ウッチーは、次の点が似ていると感じています。
- 妙なこだわり
- 思い込みが激しい
- イライラや集中力の低下
それぞれ詳しく見ていきましょう。
統合失調症と醜形恐怖症の似ている面① 妙なこだわり
醜形恐怖症の方は、妙なこだわりがあります。
例えば――。
- 「鼻が低い」
- 「肌が汚い」
- 「シミや傷跡が目立つ」
- 「頭髪が薄い」
など、細かいことにこだわり、それが病的になっていくのです。
このようなこだわりの強さは、統合失調症の患者さんも抱えています。
よって、妙なこだわり持つ点は、両者の病気の似ている面といえるでしょう。
統合失調症と醜形恐怖症の似ている面② 思い込みが激しい
統合失調症も醜形恐怖症も思い込みが激しい特徴があります。
強迫的に何度も鏡を見て確認しないと気が済まなかったり、まったく鏡が見られなかったりするのです。
これらはすべて自分が醜いと思っているため、起こる症状です。
実を言うと、統合失調症にもこのような症状があります。
自分は鼻が低いから嫌われていると考えると、それが頭を覆い込んでいき、修正不可能な思い込みに発展するのです。
もちろん、気になる部分を隠したり、何度も鏡を見るというのは、どこから病気になるのか線引きが難しいのです。
しかしながら、あまりに時間を費やして悩むようであれば、治療が必要になるでしょう。
統合失調症と醜形恐怖症の似ている面③ イライラや集中力の低下
醜形恐怖症の患者さんは、「~に違いない」と思い込むようになります。
そうなると、必然的にそればかり考えてしまうでしょう。
つまり、常にイライラした状態になるのです。
また、それに付随して、集中力は判断力が低下します。
それ以外には、意欲や喜びといったプラスの感情がなくなります。
実を言うと、統合失調症にも似たような症状があります。
認知機能が低下するため集中力が衰えたり、陰性症状という無気力状態になるため、うつのような症状が出るのです。
この点も似ている面といえるかもしれません。
□やっぱり気になる!「醜形恐怖症」の治療法とは?
醜形恐怖症の患者さんは、修正願望が強いです。
よって、なども美容整形をしたりします。
しかし、何度手術をしても、満足できません。
かえって思い込みが強くなってしまうのです。
そうなると、当然ですが、手術費がかさんでしまいます。
美容整形の手術は保険が適用しないので、費用は高額です。
その結果、経済的に手術ができなくなり、その不満を親にぶつけます。
それが続くと、家庭内暴力にも発展し、家族の絆にも亀裂が入ってしまうでしょう。
また、筋肉が足りないと思い込む症状出てしまうと、筋肉増量のために、薬品を摂取し続けます。
もちろん、このような行為は危険ですし、カラダにはよくありません。
結果的に健康を害してしまい、危険な状態になるケースもあるのです。
そんな醜形恐怖症ですが、どんな治療をしていくのでしょうか?
醜形恐怖症には主に2つ治療方法があるようです。
それは――。
- 薬物療法
- 認知行動療法
この2つです。
それぞれ見ていきましょう。
醜形恐怖症の治療法① 薬物療法
醜形恐怖症の治療の基本は、薬物療法です。
これは、必要に応じて抗うつ薬を処方する治療法になります。
使われるお薬は主に、SSRIという抗うつ薬や、三環系抗うつ薬などです。
このようにして、お薬と使って治療を進めていくと、効果が期待できます。
醜形恐怖症の治療法② 認知行動療法
お薬を使った治療法は、確かに効果がありますが、それだけでは根本的な解決にはなりません。
実は、醜形恐怖症の患者さんは、自分の考えが病的であるという自覚がないのです。
ですので、自分の考え方が間違っていると判断できるようになる必要があります。
そんな時は、モノの考え方や、感情にスポットを当てる、「認知行動療法」がオススメです。
認知行動療法をすると、外見に完璧さを求めてしまう考え方や思考のあり方にアプローチし、柔軟な思考力を得られます。
また、認知行動療法では、繰り返し行ってしまう確認行動や、気になる部分を隠す行動などを軽減させる治療法があります。
この治療法を――。
「エクスポージャーと儀式妨害(ERP)」
と呼んでいます。
ERPは患者さんが不安に思って行動する度合いを、階層にして表にするのです。
そして、段階的に患者さんに不快な部分に直面してもらいます。
例えば、サングラスで隠していた部分を、あえて隠さず外出してもらうのです。
このようにして、隠していた部分をさらけ出して、不安に慣れていくことを目指します。
ただ、ERPを行っている治療期間は、日本ではあまり多くありません。
ERPを行っている医療機関は、強迫症や強迫性障害を専門的にしています。
ですので、このような専門機関を探されると、効果的に治療ができるでしょう。
認知行動療法についてはコチラの記事で詳しく解説しています↓
□統合失調症と似ている面もある「醜形恐怖症」について知りましょう
今回は統合失調症に似ている面も多い「醜形恐怖症」についてまとめました。
自分が醜いと思い込み、苦しんでいる統合失調症の患者さんも多いです。
2つの病気は、厳密には違う病気ですが、かなり近しい面を持っているので、今回1つの記事にしてまとめました。
最後にまとめとして、本記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。
- 「醜形恐怖症」とは?
- 「醜形恐怖症」と「統合失調症」の似ている面
- 「醜形恐怖症」の治療法とは?
以上3つの内容でお届けしました。
醜形恐怖症は精神の疾患です。
同時に、治療を始めれば、必ずよくなるので安心してください。
ただ、病識が薄い人が多いので、治療を始めるまでが大変です。
家族の方は、冷たく突き放すのではなく、一緒になって病院を探してあげるといいでしょう。
この記事が、統合失調症と醜形恐怖症の関係について調べている方の、参考になれば幸いです。



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