こんにちは、ウッチーです。
「統合失調症だけど一人暮らしがしたい! でも不安な気持ちもある……」
と、こんな風に悩む方も多いようです。
そんな方にオススメなのは――。
「グループホーム」
になります。
グループホームは、同じ障害を持つ方が、自立した日常生活を送れるように、サポートしてくれる施設です。
この記事では、初めての一人暮らしに有効な、「グループホーム」についてまとめます。
それでは、早速見ていきましょう。
本記事はこんな人にオススメ
- 統合失調症だけど一人暮らしがしたい方
- 精神グループホームについて調べている方
□まずは理解しよう「グループホーム」ってどんな施設?
グループホームというと、主に老人向けのサービスを思い浮かべるかもしれません。
確かに、認知症などの高齢者を対象にしたグループホームは数多くあります。
ですが、精神の障害を抱えた方に向けた、「精神グループホーム」も存在するのです。
本記事では、主に「精神グループホーム」についてまとめていきます。
グループホームとは?
グループホームは、指定共同生活援助事業の1つです。
利用する人が、地域で過ごせるように、日常生活のサポートをしてくれる施設になります。
社会生活を円滑に送れるように、身体・精神の状況や環境に応じて、支援してくれるのです。
グループホームは主に、地域の民家・アパートを利用して、利用者さんが地域で普通に暮らせるように、住む場所を提供してくれます。
また、グループホームでは、スタッフに悩み事を相談もできます。
日常生活を送る上での助言や、支援を受けられるのです。
一人暮らしがしたいけれど、ちょっと不安と感じる方は、色々な支援を受けられるので、かなりオススメと言えます。
グループホームの支援内容
身体・精神の状況や環境に応じて相談、日常生活の支援を行ってくれます。
例えば――
- 生活能力を身に付ける為に必要な支援
- 対人関係や通院・服薬に関する支援
- 金銭管理や日中活動の支援
- 就労に関する支援
- 関係機関との連絡・調整等
などを支援してくれるのです。
ですので、地域に密着した日常生活を送れるようになるでしょう。
グループホームに入居できる対象者
精神グループホームは誰でも入居できるわけではありません。
基本的には――。
- 精神障害を持つ方
- 病院に通院し治療を継続している方
- ある程度自活能力があり、共同生活が可能な方
- 就労・デイケア・地域活動支援センターなどで日中の活動ができる方
このような方が対象です。
また、障害支援区分は必要になるので、注意してください。
□しっかり抑えて!「グループホーム」の利用手続きの方法
実を言うと、グループホームはすぐに利用できません。
一般の賃貸物件と違い、即入居ではないのです。
所定の手続きを進める必要があるので、スケジュールには余裕を持たせましょう。
具体的には、次の5つのステップを踏みます。
それは――。
- 施設見学
- 申込書を書く
- 面接
- 利用の手続き
- サービス開始
この5つのステップです。
1つずつ見ていきましょう。
利用方法① 施設見学
まずはグループホームをやっている施設に見学に行きましょう。
見学の際は、身元引受人か市区町村の福祉保健センターの担当者、医療ソーシャルワーカーの担当者などを一緒に行くようにしてください。
グループホームの多くは、空きがあれば見学を受け入れているので、事前に日時を予約して、見学から始めるようにしましょう。
利用方法② 申込書を書く
見学が終わり、暮らしてみたいと思ったら、申込書を書きます。
お住いの市区町村の保健福祉センターに行き、精神障害支援担当者と相談しながら、申込書を受けとってください。
申込書というのは――。
- 入居申込書
- 医師の意見書
- ワーカーの意見書
をまとめた書類です。
これらを作成し、入居したいグループホームの郵送で送りましょう。
利用方法③ 面接
申込書をグループホーム側が受け取ると、それをもとに書類選考されます。
書類選考とありますが、基本的に余程のことがないと落ちませんので安心しましょう。
利用が可能と判断された場合、面接が行われて入居の最終判断がされます。
利用方法④ 利用の手続き
面接で利用可能と判断されると、計画相談事業所が、「サービス等利用計画案」を作成します。
これをもとに、福祉サービスの受給者証の手続きをしてください。
利用方法⑤ サービス開始
受給者証が完成したら、入居日を設定します。
グループホームの施設と契約をして、サービスの開始となるのです。
以上のようなステップを踏みます。
結構面倒なので、その点を把握しておくといいでしょう。
□一体どのくらいかかる?「グループホーム」の利用料金
グループホームは残念ながら無料のサービスではありません。
家賃をはじめとする、自己負担金を支払う必要があります。
主に、グループホームでは次の費用が必要です。
それは――。
- 家賃等自己負担金
- 福祉サービス上限月額の自己負担分
などです。
家賃等自己負担金とは?
家賃・食費・光熱費・日用品費・修繕費など費用を、総じて家賃等自己負担金と呼んでいます。
グループホームにより、金額は異なりますが、東京都を例に出すと、家賃を含めた自己負担金は、月に13~15万円程度かかります。
福祉サービス上限月額の自己負担分とは?
利用者とその配偶者がいる場合、所得に応じた自己負担の上限月額があります。
ただし、月額上限よりも、サービスに関係する費用の1割の金額方法が低い場合は、その金額を支払う必要が出てきます。
詳しくまとめたサイトがあるので、あわせて参考にしてみてください。
※参考サイト みんなの介護
□どんな点が優れてる?「グループホーム」の3つのメリット
グループホームのメリットとはどんなものでしょうか?

ウッチーは次の3つの点がメリットであると感じます。
- 障害について理解がある
- 入居者が比較的少人数
- アットホームな空間
グループホームのメリット① 障害について理解がある
グループホームは障害者を対象とした施設なので、障害者のケア専門のスタッフが常駐していて適切な対処をしてくれます。
グループホームのメリット② 入居者が少人数
また、入居者が少人数で、食堂や浴室など共同スペースもあることから、他の入居者や職員とのコミュニケーションを図りやすいです。
グループホームのメリット③ アットホームな空間
アットホームな空間で生活できるという点がメリットです。一方、部屋については個室か準個室のため、プライベートな空間も確保できます。
ちまみに、グループホームは市町村の介護保険法上の事業者指定を受けなければ開設できません。そのぶん、人員や設備基準を満たした事業所が運営するので安心できます。
□ココは注意!「グループホーム」の2つのデメリット
反対にグループホームのデメリットはどんな点でしょうか?

ウッチーは主に2つの点に注意した方がいいと考えます。
それは――。
- 医療ケアは充実していない
- 空きがない施設が多い
グループホームのデメリット① 医療ケアは充実していない
医療・看護スタッフの配置は義務ではないため、医療ケアには特化していません。
この点には注意してください。
グループホームのデメリット② 空きがない施設が多い
定員が少ないこと、地域に密着していることなどにより空きがない施設も多く、入居までに時間がかかることがあります。
また、介護を受けながらも、ある程度は自立して日常生活を送れることが利用の条件であるため、要介護度が上がると、退居しなくてはならないことがあります。
以上の点がデメリットであると感じました。
□グループホームを利用して日々の生活を安定させよう
今回は、グループホームという施設を紹介しました。
一人暮らしがしたいけれど、できるか不安という方は、グループホームがオススメと言えるでしょう。
最後にまとめとして、本記事で紹介した内容を振り返っていきます。
- 「グループホーム」ってどんな施設?
- 「グループホーム」の利用手続きの方法
- 「グループホーム」の利用料金
- 「グループホーム」の3つのメリット
- 「グループホーム」の2つのデメリット
以上5つの内容でお届けしました。
精神の障害を抱えた方に向けたグループホームを利用すれば、日常生活を送るのがもっと楽になるでしょう。
これから一人暮らしをしてみようと思う方は、グループホームを検討してみるといいのではないでしょうか?
この記事が、精神グループホームについて調べている方の参考になれば幸いです。
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