こんにちは、ウッチーです。
みなさんは、松本ハウスという芸人さんを知っているでしょうか?
人気のお笑いコンビなので、知っている方も多いかもしれません。
そして、その内の一人、ハウス加賀谷さんは統合失調症なのです。
今回は、そんなハウス加賀谷さんが執筆された統合失調症の闘病記「統合失調症がやってきた」をご紹介します。
闘病記というと、暗くなりがちですが、お笑い芸人さんが書いたらしく、病気を笑いに変えているのです。
非常に楽しく読める書籍なので、読んだ感想をまとめていきます。
それでは、早速見ていきましょう。
本記事はこんな人にオススメ
- ハウス加賀谷さんの闘病記が知りたい方
- 統合失調症になり絶望を抱えている方
□「統合失調症がやってきた」ってどんな本?
「統合失調症がやってきた」の概要
「統合失調症がやってきた」は、2013年にイースト・プレスという出版社から出版された、ハウス加賀谷さんの闘病記です。
ハウス加賀谷さんは、10代の頃に統合失調症を発症するのですが、紆余曲折あり、お笑い芸人を志します。
お笑いコンビ「松本ハウス」を結成し、松本キックさんと共に、お笑い番組を中心に活躍されました。
例えば――。
- 「進め! 電波少年インターナショナル」
- 「タモリのボキャブラ天国」
など、1990年代を代表する人気番組にレギュラー出演していたのです。
しかし、人気絶頂の1999年に突如解散。
その理由は、ハウス加賀谷さんの統合失調症の再発でした。
本書は、そんなハウス加賀谷さんの闘病記になっています。
どんな風にして統合失調症を発症し、克服していったのか?
その軌跡を、ハウス加賀谷さんの視点と、相方の松本キックさんの視点で書かれているのです。
統合失調症になると、やはり、絶望を感じます。
それでも、ハウス加賀谷さんは地道に療養を続けて、やがてコンビ復活までたどり着くのです。
もちろん、その過程ではいばらの道であり、決して平たんではありません。
ただ、この本はそんな統合失調症の辛い部分を書くのと同時に、笑いにも変えています。
ですので、普通の闘病記にあるような少し暗い面は、割と抑えられており、コミカルに描かれているという印象です。
著者 ハウス加賀谷さんってどんな人?
統合失調症がやってきたの著者、ハウス加賀谷さんとはどんな人でしょうか?
かなり人気のある芸人さんなので、知っている方も多いかもしれません。
ここでは、簡単に加賀谷さんについてまとめます。
ハウス加賀谷さんは、本名加賀谷潤さんと言います。
体を張ったギャグと、時おり見せる冷静な発言のギャップが売りです。
持ちネタは、独特のポーズを決めながら「か・が・や・でーっす!!」と言う自己紹介(発案者は相方・松本キック)。これは知っている方も多いのではないでしょうか?
また、坊主頭に白いシャツとピンクのスパッツ(活動休止前は紫のスパッツ)が基本的な服装になっています。
中学時代から精神障害に悩まされます。
これは、受験勉強のストレスからのようです。
幻聴や自己臭恐怖症が併発し、高校生になると幻覚に悩まされるようになりました。
十代の頃はグループホームで過ごすなどして治療を進め、やがてお笑いに興味を持ちます。
そして、芸能事務所のオーディションを受け、そこで松本キックさんと出会い、「松本ハウス」というコンビを結成するのです。
すでに紹介していますが、松本ハウスというお笑いコンビは、1990年代後半を代表する芸人であり、当時はかなり人気がありました。
しかしながら、ハウス加賀谷さんの統合失調症が悪化したため、活動を休止、その後解散します。
そこから闘病生活を続け、2009年に復活。
現在では、お笑いコンビとして活動を続け、同時に、統合失調症の情報を発信しています。
ウッチーの評価
読みやすさ
わかりやすさ
専門性
総合評価
□「統合失調症がやってきた」の3つのメリット
「統合失調症がやってきた」はどんな点が優れているでしょうか?

ウッチーは主に、3つの点が優れていると感じました。
それを見ていきましょう。
- 統合失調症の発症のメカニズムがわかる
- 病気をコミカルに解説している
- 病気に負けない生きる希望につながる
などの点が優れていると思いました。
1つずつ見ていきましょう。
「統合失調症がやってきた」のメリット① 統合失調症の発症のメカニズムがわかる
ハウス加賀谷さんは、十代のころから精神病に悩まされていました。
そして、統合失調症を発症します。
統合失調症は、100人に1人罹患する病気であり、決して珍しくはありません。
一応、この病気には傾向がありますが、実は人によって感じる反応は違ってきます。
例えば――。
- 「幻覚」「妄想」といった陽性症状が強く出る方
- 「無気力」「感情の鈍化」などの陰性症状が強く出る方
など、人によって症状に違いが出てくるのが、この病気の特徴です。
ハウス加賀谷さんの場合は、特に幻聴が多かったと書かれています。
幻聴に苛まれる様子がリアルに描かれているので、発症してからの様子などが、よくわかるようになっているのです。
「統合失調症がやってきた」のメリット② 病気をコミカルに解説している
統合失調症の闘病記は、色んな人が書かれています。
闘病記になりますから、辛いことが書かれているのが一般的です。
ハウス加賀谷さんの場合も、辛い入院生活などリアルに書かれていますが、どこか笑いを交えています。
自分の病気を隠さずに、すべて解説していますし、それを笑いに変えているのです。
ですから、読んでいて決して暗い気持にはなりませんし、楽しく読書ができるでしょう。
「統合失調症がやってきた」のメリット③ 病気に負けない生きる希望につながる
統合失調症を告知されると、誰しもが絶望感に苛まれます。
- 「どうして自分が……」
- 「人生が終わってしまう」
など、悲観的になってしまうでしょう。
ハウス加賀谷さんも、人気絶頂の時期に統合失調症が再発して、コンビが解散してしまいます。
ですから、絶望を味わっているのです。
しかし、彼はそれでも負けませんでした。
いつかもう一度お笑いをしたいという夢を持ち続け、治療を進めていきたのです。
その結果、コンビは復活し、再びお笑い芸人として帰ってきました。
この本を読んでいると、統合失調症になっても、諦めなければ必ず道はつながるということを、再確認させてくれます。
病気に負けそうになったら、この本を読んで勇気をもらって欲しいものです。
以上のようなメリットがあると感じました。
あわせて参考にしてみてくださいね。
□「統合失調症がやってきた」のデメリット
「統合失調症がやってきた」は、楽しく読める統合失調症の闘病記です。
ハウス加賀谷さんの視点だけでなく、相方の松本キックさんの視点でも書かれているので、深みが増している印象。
ただ、少しばかり注意点もあります。
それは――。
「闘病記であるため専門性は薄い」
ということでしょう。
この本は統合失調症の治療という面でみると、あまり参考にならないかもしれません。
一通り病気の説明はありますが、そこまで深くないので、統合失調症という病気を詳しく知りたいからは、専門書を読む必要があります。
ただ、それでも一人の統合失調症の患者さんが、どのように回復し、どんな道を歩んだのかが細かく書かれているので、その点はとても参考になるでしょう。
以上のような注意点がありますので、読む際は気をつけてくださいね。
□「統合失調症がやってきた」は面白く読めるのでオススメです。
今回は、ハウス加賀谷さんの闘病記「統合失調症がやってきた」をご紹介しました。
統合失調症という病との向き合い方がわかった気がします。
最後にまとめとして本記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。
- 「統合失調症がやってきた」ってどんな本?
- 「統合失調症がやってきた」の3つのメリット
- 「統合失調症がやってきた」のデメリット
以上3つの内容でお届けしました。
「統合失調症がやってきた」という本を読むと、ハウス加賀谷さんの苦しみがわかると思います。
彼は今でもお笑い芸人として活躍されていますし、生きる希望につながると感じました。
とてもオススメの本なので、ぜひ読んでみてくださいね!


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