こんにちは、ウッチーです。
「家族が統合失調症になってしまった。どう対処したらいい?」
と、こんな風にして戸惑う家族も多いようです。
結論からお話しすると――。
「【家族が統合失調症と診断されたら読む本】という本がオススメ」
です。
今回は、「家族が統合失調症と診断されたら読む本」という書籍を紹介します。
主に家族の方に向けて書かれていますが、本人が読んでも勉強になるでしょう。
この記事が、家族が統合失調症と診断されて困っている方の参考になれば幸いです。
本記事はこんな方にオススメ
- 家族が統合失調症と診断された方
- 統合失調症になったけど、社会復帰をしたいと思っている方
□「家族が統合失調症と診断されたら読む本」ってどんな書籍?
「家族が統合失調症と診断されたら読む本」は2014年の7月に、幻冬舎から発売された、統合失調症の専門書です。
著者は、精神科医の福智寿彦さん。
福智さんは、統合失調症の患者さんを、医療と福祉の両面からサポートし、社会復帰させることに尽力されています。
同時にこの書籍も、社会復帰の重要性が描かれています。
統合失調症は、まだまだ偏見の多い病気です。
ですので、家族は統合失調症を隠そうとします。
そうなると――。
- 精神科病院に長期間入院させる
- 家の中に閉じ込める
しかし、これではダメなのです。
確かに統合失調症は辛い病気と言えるでしょう。
しかし、それで人生が終わるわけではありません。
この病気になっても、幸せに暮らしている方はたくさんいらっしゃるのです。
本書は、統合失調症の最終目標を次のように定義しています。
「社会復帰し、幸せな生活を送れるようにする」
これが、本当の目標です。
つまり、幻覚や妄想を抑えたり、おとなしくさせたりすることではないと言えるでしょう。
患者さんが、社会復帰して、新たな人生を切り開く。
そのきっかけを与えてくれる重要な1冊であると感じます。
ウッチーの評価
- わかりやすさ ★★★★☆
- 読みやすさ ★★★★☆
- 専門性 ★★★☆☆
- 総合評価 ★★★★☆
こんな感じの評価です。
全4章の構成になっており、統合失調症の基本は一通り学べるようになっています。
主に、家族に向けて書かれていますが、当事者本人が読んでも勉強になるでしょう。
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社会復帰の重要性を説く!「家族が統合失調症と診断されたら読む本」
□第1章 病気への無知が家族の不安を呼ぶ
第1章は、統合失調症がどんな病気なのかを解説しています。
統合失調症は、その昔は精神分裂病と呼ばれ、不治の病として恐れられていました。
しかし、現代の精神医療は進化しています。
昔は、統合失調症になると長期間入院する必要がありました。
ですが、現在、統合失調症で入院する人はあまり多くありません。
お薬が進化したので、通院だけでも十分対応が可能です。
もちろん、家族にも責任はありません。
発病は、家族のせいではありませんし、理解されていない病気だからこそ、誤解されるのです。
第1章をしっかり読みこめば、統合失調症に関する偏見が、一気になくなるでしょう。
逆にこの章を読まないと、いつまでも統合失調症に対する偏見が消えないので、注意してくださいね。
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□第2章 治療の第一歩は、統合失調症を理解すること
統合失調症の情報は、常に更新されています。
例えば、昔の統合失調症は「幻覚」や「妄想」がひどく、患者さんは苦労したのです。
ですが、現代の統合失調症はそれほど「幻覚」「妄想」が強くありません。
つまり、大きな症状が出ないというわけです。
そして、仮に「幻覚」「妄想」などが生じても、薬で抑えられます。
よって、過度に心配する必要はないのです。
むしろ――。
- 陰性症状
- 認知機能の低下
などの方が問題であると解説しています。
※陰性症状:統合失調症の「無気力」「感情の鈍化」などが現れる症状
※認知機能:物事を判断したり、集中したりする能力
このように陰性症状が長く続くと、認知機能に障害が出てしまいます。
そうなると、ひきこもりやすくなり、ますます社会復帰が遠のくのです。
第2章では、社会復帰に向けて諦めない気持ちが重要であると説いています。
一人ひとりの目標に合わせて、最適な治療を行い、家族もそれを実現するために、サポートしてほしいと感じます。
そうすれば、当事者も自立してしっかりと歩んでいけるでしょう。
この章を読まないと、当事者の手助けの方法がわからないと思うので、サポートしたいと考える方は、本書をよく読んでみてください。
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□第3章 家族のための統合失調症克服プログラム
第3章は、統合失調症を克服するためには何をするべきなのか書かれています。

ウッチーの読んだ感想では、結構過激な章であると感じました。
例えば――。
- 「本人の悩みを理解し、お薬を選択していく」
- 「医師とのコミュニケーションが回復を早める」
など、わかりやすく書かれています。
ただ、それ以上に衝撃的なのは――。
「お薬は無理に飲まなくてもいい」
と、言っているところでしょう。
ただ、ウッチーはこの意見には100%同意できません。
なぜなら、かつてウッチーは勝手にお薬を止めて、嫌な症状が再発したためです。
そうなると、治療はまた最初からになりますし、辛い時期をすごす必要があります。
そんな過去があるため、お薬の重要性を自覚しているつもりです。
それでも、お薬だけで、すべての症状を抑えるのは不可能と言えるでしょう。
また、お薬を服薬すると、どうしても活動性は抑えられてしまいます。
ですので――。
「そんな風に生活の犠牲を払ってまで、症状を抑え込む必要があるのか?」
と、解説しているのです。
確かに、お薬を飲まない選択肢もアリなのかもしれませんが、その答えを出すのは本人と言えるでしょう。
お薬を飲まない選択肢を選びたいという方は、第3章が参考になるはずです。
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□第4章 統合失調症は社会復帰ができる
統合失調症になると――。
「社会復帰は難しいのではないか?」
と、このように考える家族や当事者も多いようです。
しかし、それは誤りと言えるでしょう。
現在の精神医学は進化しており、適切に治療を進めれば、必ず社会復帰ができます。
第4章では、家族が過干渉するのではなく、必要最低限の手助けをする重要性を説いています。
例えば、統合失調症の治療で有効なデイケアがあります。
※デイケア:精神疾患を抱える方に向けた日帰りのリハビリサービス
デイケアは確かに有効ですが。ここに何年も通ってしまうのは問題です。
居心地がいい場所なので、どうしても長くいたくなってしまいます。
しかし、ここはずっと暮らすべき場所ではありません。
社会復帰のための、第一歩として利用するようにしてください。
本書は、いつまでも守られた環境にいるよりも、再発のリスクを抱えながらも、社会の中で揉まれたほうが、ずっと幸せな人生が歩めると言っています。

ウッチーもそうであると感じます。
ウッチー自身、何度も再発をしながらも、社会の中で活動し、今はフリーランスのWEBライターになりました。
大変なことも多いですが、デイケアなどにいた時と比べると、遥かに充実した毎日を送っています。
社会復帰の重要性を説きながら、社会復帰した当事者の事例を紹介してくれるので、かなり参考になるでしょう。
この本を読まなかったら、社会復帰の重要性がわからず、延々とデイケアなどに通い、仕事の喜びを感じられなかったかもしれません。
もちろん、デイケアに通うのが悪いと言っているわけではありません。
ただ、いつまでもぬるま湯につかっているのではなく、自分の可能性を信じて、新たな一歩を踏み出してほしいと感じます。
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社会復帰の重要性を説く!「家族が統合失調症と診断されたら読む本」
□あきらめない気持ちさえあれば道は拓くので安心しよう
今回は、「家族が統合失調症と診断されたら読む本」という書籍を紹介しました。
現役の精神科医の先生が書いた本だけあって、充実した内容になっています。
くり返しになりますが、本書では社会復帰の重要性を説いています。

ウッチーも基本的に、本書の意見には賛成です。
やはり、仕事を通して幸せを感じる方が多いと思うためです。
ウッチー自身、現在は社会復帰して、普通に暮らしています。
もちろん、色んな制度を利用して、常にギリギリの状態で生きていますが、それでも毎日が充実しているのです。
本書を読めば――。
- 統合失調症について偏見がなくなり、治療に前向きになる
- 社会復帰するための方法が細かく書かれているので勉強になる
などの優れた未来があなたや、あなたの家族を待っているでしょう。
逆にこの本を読まなかったら――、
社会復帰の重要性がわからず、こんな風に仕事をしなかったかもしれない
このようになっていたかもしれません。
いずれにしても、家族が統合失調症と診断された時、どのように対処するべきか書かれているので確かな参考になるでしょう。
とてもオススメの本なので、ぜひ、一度読んでみてくださいね。
この記事が、家族が統合失調症と診断され、途方に暮れている方の参考になれば幸いです。
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