こんにちは、ウッチーです。
「統合失調症になってから少し太った気がする」
そんな悩みを抱えている当事者が多いようです。
結論からお話しすると、
「統合失調症になったから100%太るわけではない」
と、ウッチーは考えています。
しかしながら、太ってしまう方が多いのも事実。
そこで今回は、「統合失調症」「太る」という面にスポットを当て、ウッチーなりのお話をしていきます。
この記事が、統合失調症になって太ってしまった方の参考になれば幸いです。
□統合失調症になって太るのはなぜ?
まず、ウッチー自身の話をしていきましょう。
ウッチーは統合失調症になってから、30㎏くらい太りました。
「30㎏も太っちゃうの!?」
と、ビックリされる方も多いですが、僕はこの病気になった時、極端に痩せていたため、太る幅も大きかったようです。
ウッチーは身長が179㎝ありますが、統合失調症になり緊急入院した時は51㎏でした。
そして、そこから81㎏まで太ったのです。
また、多くの当事者が大体10㎏近く太ったと告白しています。
一体、なぜ統合失調症になると太ってしまうのでしょうか?
ウッチーなりの見解をお話しします。
統合失調症になって太る原因は主に2つあります。
- お薬の副作用
- 運動不足
細かく見ると、他にも原因はありますが、大きいのはこの2つだと、ウッチーは考えています。
お薬の副作用
統合失調症を治療するお薬の中には、食欲を増進させる副作用があるものがあります。
有名なのは「ジプレキサ」というお薬で、これで結構太ってしまう方が多いようです。
ウッチーもジプレキサというお薬を飲んでいた時期がありますが、確かにこの時期の体重増加が一番すごかった印象があります。
ジプレキサは、何というか食べても食べてもお腹がすく感じがするのです。
そのため、常に何か食べていて、結果的に太ってしまいます。
ジプレキサ以外にも、食欲を増進させるお薬はありますが、ウッチーは一番ジプレキサが強烈だと感じています。
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運動不足
統合失調症の治療中は、どうしても自宅での生活が中心になり、外に出ないことも多くあります。
そうなると、必然的に運動量が極端に減るのです。
運動量が減ると、代謝が悪くなるので、同じ量を食べても太りやすくなります。
ですから、療養中は太りやすくなってしまうのです。
自宅で療養している時は、お薬の量も多いので、副作用も出やすいです。
運動量が低下し、その上でたくさん食べていると、結果的に太ってしまいます。
統合失調症が太る仕組みは、このような大きな原因があるのです。
□なんとかして太るのを止められないの?
いくら治療のためとはいえ、太ってしまうのは辛いですよね?
ウッチーも丸々と太ってしまった時期があるので、その辛さはわかります。
では、なんとかして、太るのを止める方法ないのでしょうか?
冒頭でもお話しした通り、
「統合失調症だから100%太るわけではありません」
これから、具体的な肥満対策をお話しします。
- お薬を変更する
- 食生活を整える
- 運動をする
ウッチーは最大で30㎏太ってしまいましたが、今は普通体重に戻っています。
ですので、この病気になっても、太らないでいられると身をもって体験しているのです。
これからその方法を1つずつ説明していきます。
お薬を変更する
明らかにお薬の副作用で太った場合、お薬を変更することで、体重をキープできるようになります。
ウッチー自身、ジプレキサであまりに太ってしまったので、医師に相談して薬を変更してもらいました。
薬が変わると、一時的に幻聴などの症状が出やすくなるので、注意が必要ですが、あまりに太ってしまうのであれば、医師に相談しお薬を変更してもらうといいでしょう。
食生活を整える
ウッチーは入院中、ジプレキサをという薬を飲んでいましたが、この時はそれほど体重が増えませんでした。
その理由は、病院は徹底した食事管理がされているからです。
もちろん、売店に行けばお菓子は買えるのですが、そんなにたくさん買えるわけではありません。
バランスの取れた食事だけを食べていれば、基本的には太りません。
また、ウッチーはとにかくお腹が空いたときは、野菜やこんにゃくを食べていました。
栄養が偏らないように注意しながら、野菜やこんにゃくなどでカサ増しすると、食べすぎても安心です。
ウッチーは食生活に気を付けるようにしてから、元の体重に戻っていきました。
運動する
療養中は自宅にこもりっぱなしというケースも多いです。
そうなると、代謝が落ちるので、太りやすくなってしまいます。
ウッチーは、太ってしまったので、よく散歩するようにしました。
散歩をしている時は、何も食べませんし、食べ物のことをあまり考えません。
リフレッシュできるので、歩くようにするといいでしょう。
治療が進み、問題なく動けるようになったら、ランニングや水泳などをしても大丈夫です。
ウッチーは自宅で療養中しているとき、プールに行ってウォーキングしたりしていました。
もちろん、これは治療が進み回復してからになりますが、まずは散歩から始めてみるといいでしょう。
ここで紹介した3つのポイントを参考すれば、体重は元に戻るはずです。
特に、食生活が大切になります。
ウッチーは一人暮らしをしても、身の回りのことが上手くできないので、宅配のお弁当を頼んでいます。
カロリーや栄養バランスが管理されているので、健康的にダイエットができるのです。
家族と一緒に生活している方は、ヘルシーなものを作ってもらうなど、協力してもらうと、そんなに太っていかないはずです。
少なくとも、ウッチーは薬を変えて、食生活を整え、運動するようになってから痩せ始めました。
ですので、まずはこの3点に注意してダイエットを進めてみて下さい。
□太ってしまうのは生まれつきの体質ではない
統合失調症の方の朗報なニュースがあります。
藤田保健衛生大学の研究グループが、次のような研究成果を発表しています。
「統合失調症の患者は、むしろ『痩せ傾向』の遺伝子を持っている人が多い」
だそうです。
統合失調症の患者は、太ってしまう方が多いのですが、実は痩せ体質の方が多いと、研究グループは発表しています。
また、こんな風に発表しています。
肥満は生まれつきの体質でなく、薬の副作用や生活習慣などが要因である可能性が高いことを示す成果で、今後、薬や治療法の開発、生活指導などに生かせるという。
参考ホームページ:毎日新聞WEB版
つまり、薬や生活習慣を変えれば、体重はコントロールできるのです。
ですので、ウッチーが説明してきたとおり、
- お薬を変更してみる
- 食生活を整える
- 運動を取り入れる
これをしっかりしていけば、太るのを止めることはできるでしょう。
ですので、
「太ってしまった……、もう嫌だ!」
と、考えるのではなく、まずは少しずつ解決のための行動をしましょう。
小さな一歩でも、確実に変化が訪れるはずです。
□統合失調症でも体重はコントロールできる
今回は、「統合失調症」と「太る」というテーマを元に、ウッチーがお話ししてきました。
僕自身、最大で30㎏も太ってしまったので、本当に嫌になった時期があります。
しかし、それでも薬を変えたり、食生活を整えたり、運動を取り入れたりすることで、少しずつダイエットしてきたのです。
確かに、この病気のお薬は太りやすいです。
しかし、
「統合失調症でも100%太るわけではありません」
これは、ウッチーが身をもって体験しています。
一時的に太ってしまうケースはあるかもしれませんが、この記事で紹介した方法を試せば、きっと体重はコントロールできるはずです。
僕自身、自堕落な人間ですが、キチンとダイエットができました。
まずはしっかりと治療を進め、ある程度回復したらダイエットに挑戦してみましょう。
あなた自身も、きっと標準体型に戻るはず。
この記事が統合失調症になり太ってしまったと感じている方の参考になれば幸いです。
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