こんにちは、ウッチーです。
「統合失調症になった息子がひきこもりがちになってしまった。大丈夫かな?」
と、こんな悩みを抱える当事者の家族が多くいらっしゃいます。
結論からお話しすると――。
「統合失調症になると療養のためにひきこもりがちになります。しかし、対応策はあるので安心してください」
と、いうことが言えます。

実は、この記事を書いているウッチーもひきこもりがちだった時期があるのです。
ですから、ひきこもりの当事者の気持ちや、家族の葛藤がよくわかります。
今回は、統合失調症と関係性の深い「ひきこもり」の関する情報をお届けします。
この記事が統合失調症と「ひきこもり」で調べている方の参考になれば幸いです。
□そもそも「ひきこもり」ってどんな状態なの?
まずは、ひきこもりとはどんな状態なのか見ていきましょう。
実を言うと、ひきこもりには結構明確な定義あります。
ひきこもりとは?
ひきこもりとは、仕事や学校に行かず、家族以外の人間と交流を持たないで6ヶ月以上自宅にひきこもっている状態のことを言います。
主に、自宅でひきこもる方が、ひきこもりと判断されます。
しかし、1人で簡単な外出ができる方でも、家族意外と交流がなければひきこもりとして判断されてしまうのです。
ひきこもりは、家族があまり公表したがらないので、正確な人数がわかっていません。
ただ、100万人を超えるひきこもりがいるのではないか? と考える専門家もいらっしゃいます。
□ウッチーも過去「ひきこもり」だったってホント?

この記事を書いているウッチーも、過去ひきこもりだったことがあります。
確か、1年くらい家族以外の人間とは付き合いがありませんでした。
特に、最初の半年くらいは、外にもほとんど出ず、自宅で過ごしていたのです。
ですが、少しずつ動ける範囲を広げていき、図書館や喫茶店などには行けるようになりました。
しかし、家族以外の人間と接する機会はほとんどなく、ひきこもり状態でした。
ウッチーは統合失調症という障害があります。
そして、経験をもとにお話しすると――。
「統合失調症はひきこもりになりやすい」
と、感じます。
実を言うと、統合失調症になる方は、人付き合いがあまり得意ではない人が多いです。
内気で人見知りという方が多くなっています。
統合失調症の方に多い性格はコチラの記事で詳しく解説しています↓
その影響もあり、一度療養で自宅で過ごすようになると、なかなかそこから抜け出せないのです。

ウッチーの場合、ひきこもりになった明確な理由があるので、それは後述にて紹介します。
また、統合失調症になると、陰性症状という症状が出てしまいます。
※陰性症状:統合失調症の「無気力」「感情の鈍化」などの症状
陰性症状が出ると、とにかくやる気がなくなるので、余計に部屋に閉じこもりがちになります。
ウッチーもひきこもっていた初期の頃は、大抵部屋で寝ていました。
このように統合失調症の症状と密接な関係があるため、ひきこもりがちになりやすいのです。
□どうして「ひきこもり」になってしまうの? その原因とは?
統合失調症の方がひきこもりになってしまう原因は主に2つあると考えます。
それは――。
- 統合失調症の症状
- 挫折を味わい絶望する
この2点です。
それぞれ見ていきましょう。
統合失調症の「ひきこもり」の原因① 統合失調症の症状
すでに少し紹介していますが、統合失調症になると、療養のために自宅で過ごすケースが多いです。
そして、陰性症状という無気力になる時期とちょうど重なります。
ですので、とにかくやる気が起こらず、自宅から出なくなってしまうのです。
また、感情も鈍化しているので、人と交流を持とうとしません。
家族と最低限の会話しかせず、大抵部屋で過ごすようになります。
このように、統合失調症の症状が出ている時は、どうしてもひきこもりがちになってしまいます。
統合失調症の「ひきこもり」の原因② 挫折を味わい絶望する
統合失調症になると、認知機能が低下します。
そのため、今までできていたことができなくなってしまうのです。
これは、当事者にとっては大きなショックになるでしょう。
例えば、それまで普通に働いていたのに、それができなくなってしまう。
そうなると、激しい挫折感を覚え、それが絶望につながっていきます。
こうなると――。
「自分はどうせ何もできない!」
と、塞ぎ込んでしまうようになるのです。
それが悪化すると、ひきこもりとなってあらわれるようになります。
統合失調症のひきこもりの原因は、主にこのような2つがあると、ウッチーは考えています。
□一体どうして? ウッチーが「ひきこもり」になった理由とは?

ウッチーがひきこもりになったのには、大きな理由があります。
それは、前項でもお話しした「挫折」が大きく関わってくるのです。
実は、ウッチーは統合失調症になって、それまで働いていた仕事を辞めました。
つまり、無職になったのです。
当時、ウッチーは26歳だったので、同世代は普通に働いています。
ですが、自分にはそれができない。
同時に、それがとても恥ずかしいことだと思って、焦って就職活動をするのです。
しかし、認知機能に障害が出てしまったため、人の話が理解できませんでした。
そんな状態で就職活動をしても上手くいくわけがありません。
結局、どこからも採用されず、大きな挫折感を味わってしまったのです。
そこから――。
「自分はもうダメだ。絶望しかない」
と、卑屈に考えるようになり、どんどん塞ぎ込んでいきました。
そうなると、悪循環になり――。
- 人と接しない
- 外に出ない
- 部屋で過ごす
などが多くなっていくのです。
ウッチーは、人の話が理解できず、就職できなかったという挫折が、引き金となり、ひきこもってしまうようになります。
認知機能についてはコチラの記事で詳しく解説してします↓
□ウッチーはこうして「ひきこもり」を脱しました
ひきこもりになると、社会から取り残されたような気持になります。
同時に、このままではダメだ! と思う気持ちがあるものの、一歩が踏み出せないのです。
そんな時は、家族が支えてあげるようにしてあげてください。
統合失調症になり、ひきこもってしまった場合、つながりがあるのが家族です。
ウッチーもひきこもりになった時は、家族に助けてもらいました。
では、一体どんな方法でウッチーはひきこもりから脱したのでしょうか?
詳しくは次の方法です――。
- 図書館に行ってみた
- カウンセリングを受けてみた
- デイケアに通ってみた
この3つの方法で、ウッチーはひきこもりから脱しました。
1つずつ見ていきましょう
「ひきこもり」の脱し方① 図書館に行ってみた
ひきこもりになり、外の世界との交流を断ち切っていると、いいことはあまりありません。
ですので、勇気をもって外に出るのはいい解決策になります。
ただ、最初から外に出るのは意外としんどいです。

ウッチーの場合、まずは図書館に行くことを目標にしました。
最初は、図書館に行き、入ったら帰ってくるだけにしたのです。
それを続けていくと、少し本でも読むかという気持ちになれます。
ただ、認知機能が衰えているため、普通の本は読めません。
ですので、ウッチーは絵本を借りて読んでいました。
こうやって、少しずつ図書館にいる時間を長くしていったのです。
慣れてくると、一人で本を借りられるようになり、人との交流が生まれます。
「ひきこもり」の脱し方② カウンセリングを受けてみた
ひきこもりを続けていた時、母親がカウンセリングを提案してくれました。
ただ、最初は行きたくないなと考えていたのです。
それでも、母親が何度かそういう話をしてくるので、仕方なく行ってみることにしました。
この時、図書館に行き始めていたので、次なるステップに進む時期が来ていたのかもしれません。
カウンセリングといっても、最初はほとんど無言でした。
何を話していいのかわからないのです。
ですから、言われた質問にすら返せないことが続きました。
しかし、人は慣れてくる生き物です。
いつしか、普通に質問に返せるようになりました。
そうなると、少しずつ会話のキャッチボールができるようになり、カウンセリングをしてくれる心理士の人と話すようになるのです。
それまで、家族だけしか関わってきませんでしたが、心理士さんとは話すようになりました。
「ひきこもり」の脱し方③ デイケアに通ってみた
カウンセリングが上手くいったので、医師の方から「デイケア」に通ってみないかと提案されました。
デイケアというのは、精神疾患を抱えた人に向けた、日帰りのリハビリサービスです。
1日6時間ほど、デイケアをやっている病院で過ごします。
ただ、最初から6時間は結構ハードルが高いです。

ですので、ウッチーは午前中の3時間だけ利用して、徐々に慣らしていきました。
デイケアに通うのは、同じような統合失調症の方が多いです。
そのため、いつしか利用者とも話すようになり、交流が生まれます。
また、デイケアには社会機能を回復させるプログラムがたくさんあるので、通っていくうちに、社会復帰に向けたリハビリができるようになっているのです。
デイケアに通うレベルになると、既にひきこもりは脱したと言えるでしょう。
もちろん、最初から通うのは難しいはずです。
ウッチーは、近場で行く場所を探し、そこを軸として、ひきこもる環境を変えていきました。
少しずつでいいので、自宅以外の居場所を作ると、ひきこもり状態から脱することができます。
自分のペースでゆっくりと、自宅以外の居場所を探すと、効果があるはずです。
□ひきこもりの当事者を抱える家族の対応
ひきこもりで苦しんでいるのは、当事者です。
また、同時に家族も苦労しているでしょう。
仮に統合失調症になり、当事者がひきこもってしまったら、家族はどんな対応を取るべきでしょうか?

ウッチーが家族にしてもらってよかったことを説明していきます。
- 病院について来てくれる
- 話を聞いてくれる
以上が、ウッチーがありがたいな感じた点です。
1つずつ見ていきましょう。
ひきこもりの当事者を抱える家族の対応① 病院についてきてくれる
統合失調症でひきこもりなっても、病院には行かないとなりません。
しかし、これが意外としんどいのです。
外に出たくないですし、とにかく絶望感に苛まれているので、億劫になります。
そんな時は、家族が一緒に病院に来てくれると安心します。
ウッチーの場合、毎回ではないですが、家族がついて来てくれました。
家族に支えられているとわかると、いつまでもこのままじゃダメだと、思うようになり、最初の一歩が踏み出しやすくなります。
ひきこもりの当事者を抱える家族の対応② 話を聞いてくれる

ウッチーは、統合失調症になりひきこもりになったのは、親の育て方が悪かったためだと怒ったことがあります。
多分、両親はショックだったと思います。
それでもちゃんと話を最後まで聞いてくれました。
話を聞いてもらえると、どこか満足感が生まれます。
当事者の話をよく聞き、考えを共有していくと、いつしか――。
「このまま迷惑をかけてはならないな」
と、思えるようになるのです。
特にひきこもりの時は家族以外との交流がなくなるので、話を聞いてもらえると、とても助かりました。
会話のキャッチボールから、少しずつひきこもりの状況が変化していくでしょう。
□統合失調症で「ひきこもり」になっても冷静に対処しよう
「統合失調症になり、息子がひきこもってしまった」
と、悩みを抱える家族は意外と多くいらっしゃいます。
確かに、統合失調症になると、病気の症状の影響で、ひきこもりやすくなります。
同時に、ひきこもる当事者も焦っているのです。
そんな時、家族まで焦ってしまったら、共倒れになってしまいます。
ですので、まずは冷静に対処するようにしてください。
最後に、まとめとして本記事で紹介した内容を振り返っていきます。
- 「ひきこもり」ってどんな状態
- 「ひきこもり」の原因
- ウッチーが「ひきこもり」になった理由
- ウッチーはこうして「ひきこもり」を脱しました
- 「ひきこもり」の当事者を抱える家族の対応
以上5つの内容でお届けしました。
経験上、統合失調症なると一時的にひきこもるケースが多いように感じます。
ですが、家族が支え合って、一緒に居場所を探してあげると、ひきこもりから脱することができるでしょう。
もちろん、無理は禁物です。
ゆっくりと当事者のペースに合わせて、少しずつ変化を加えていってください。
焦らずに冷静に対処すれば、当事者も安心します。
この記事が、統合失調症のひきこもりで調べている方の参考になれば幸いです。




コメント
[…] […]
[…] […]
[…] […]