こんにちは、ウッチーです。
今回は、統合失調症の当事者が描く小説を紹介します。
その名は――。
「青春ロボット」
と、いう作品です。
著者は佐久本庸介さん。
この方は、統合失調症を患っており、闘病を続けながら創作活動を行っているのです。

ウッチーもこの本を楽しく読めましたので、みなさんにも紹介します。
□佐久本庸介さんってどんな人?
「青春ロボット」の著者、佐久本庸介(さくもとようすけ)さんとはどんな人なのでしょうか?
簡単にまとめましたので見ていきましょう。
佐久本庸介さんは、19歳の時に統合失調症を発症しました。
統合失調症になり、健康だった頃のメンタルを思い出せなくなったと、コメントしています。
また、アビリンピックという、障害のある方の日ごろ培った技能を競い合う大会で、優秀な成績を収めます。
そしてそこで自信をつけて小説の執筆にもチャレンジしたようです。
ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」に影響を受けて、執筆してみようという気持ちになれたと、コメントされています。
最初は掌編的な小説を執筆していましたが、やがて長編にも挑戦。
その後、2015年に、小説投稿サイトと、ディスカヴァーという出版社が共同でやっていた、新人賞に応募され、見事受賞を果たします。
現在も統合失調症と戦いながら、執筆活動を続けているのです。
□佐久本庸介さんの作品「青春ロボット」とは?
「青春ロボット」は――。
「第1回 CRUNCH NOVELS 新人賞」
の大賞受賞作になります。
ユーモアと優しさで満ちている作品で、少し幻想的でありながら、ほっこりとする作風が魅力です。
この小説は、大きな仕掛けがあるので、詳しく話すとネタバレになってしまいます。
ですので、全体的にどんな作品なのかざっくりまとめていきます。
青春ロボット あらすじ
主人公は手崎零(てざきれい)という中学生です。
ただ、作中で成長していき、高校に進学します。
零は人間そっくりのロボットであり、人間を幸せにするために活動しているのです。
しかし、クラスメイトにある出来事がきっかけにより、ロボットであると、周りにバレてしまいます。
また、この事件により、友人たちの関係を崩れてしまうのです。
そこで、自分は人間を幸せにできないと塞ぎ込んだ零ですが、高校に進学し、そこで珊瑚(さんご)という少女に出会います。
彼女と付き合いながら、零は卓球を始めるのです。
そして、卓球と通して、再び人と繋がり、順調な日々を送っていきます。
ただ、その日々も長く続きません。
卓球の大会に出場することになった零は、突然意識を失ってしまうのです。
その後、零は目覚めるのですが、自分のある秘密を知らされることになります。
一体、その秘密とは何か?
このようなストーリーになっています。
青春群像劇とSFが融合したような作風です。
佐久本庸介さんの作品は、ものすごい読みやすくなっているので、理解力や読解力が衰えたウッチーでも、問題なく読めました。
サクサクと読めるので、ぜひ読んでもらいたい小説の1つです。
ウッチーの評価
- 読みやすさ ★★★★☆
- わかりやすさ ★★★★☆
- 意外性 ★★★★★
- 総合評価 ★★★★☆
□病気になっても闘えると勇気をもらえる小説
今回は、佐久本庸介さんの小説「青春ロボット」を紹介しました。
人間にまぎれて生活するロボットの成長と葛藤が見事に描かれています。
青春群像劇とSFが融合した、非常に魅力的な作品です。
著者の佐久本庸介さんは、統合失調症になり今の自分をすぐに変えるのではなく、ゆっくりと時間をかけて環境を変えていく重要性を説いています。
実際に、苦しい目に遭ってきたと思うので、このような方の作品に触れると、勇気をもらえるような気がするのです。
何かしら積み重ねていけば、少しずつ変化が生まれ、病気になっても闘えます。

ウッチーも大きな力をもらえたような気がしました。
とてもオススメの作品なので、ぜひ、読んでみてくださいね。


コメント
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