こんにちは、ウッチーです。
「楽しみながらできるリハビリって何かないの?」
と、こんな疑問を覚える当事者も多いようです。
結論からお話しすると――。
「レクリエーション療法というリハビリは、楽しみながら行えます」
ということが言えるでしょう。
今回は、楽しみながらできるリハビリ「レクリエーション療法」についてまとめます。
これからリハビリをしようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
本記事はこんな人にオススメ
- レクリエーション療法について調べている方
- 楽しみながらできるリハビリを探している方
□一体何?「レクリエーション療法」とはどんなリハビリ?
レクリエーション療法とはどんなリハビリでしょうか?
簡単にまとめましたので、見ていきましょう。
レクリエーション療法とは?
レクリエーション療法が含む範囲はとても広いです。
別名「遊戯(ゆうぎ)療法」とも呼ばれています。
芸術療法や集団精神療法の一部に含まれているのです。
レクリエーション療法は、一般的に行われる――。
- 遊び
- ゲーム
- スポーツ
などを行い、治療効果を上げていきます。
単独で実施する場合もありますし、集団で用いる場合もあります。
統合失調症のリハビリでも、レクリエーション療法は導入されており、近年注目を集めているのです。
レクリエーション療法のメリット
レクリエーション療法にはどんなメリットがあるでしょうか?
具体的に次のメリットあると考えます。
- 感情を抑えることなく自分を表現できる
- 緊張感がなく、利用者が楽しめる
- 一緒にしている利用者に親近感を覚える
- 色々な種類があるので、飽きずに楽しめる
このようなメリットがあります。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
レクリエーション療法のメリット① 自己表現
レクリエーションというものは――。
- 協力的
- 競争的
- 外向的
という点があります。
そして、これらの特徴は、感情を抑え込まずに自分を表現できます。
レクリエーション療法のメリット② 緊張感がない
レクリエーション療法は楽しみながらできるリハビリです。
よって、利用者の緊張感が解ける特徴があります。
たまった不安や不満が開所されていくのです。
レクリエーション療法のメリット③ 親近感が湧く
レクリエーション療法は集団で楽しむケースが多くなっています。
そうすると、一緒に楽しむ相手に、親近感が湧くでしょう。
グループ感情を湧いてくるので、治療効果が期待できるのです。
レクリエーション療法のメリット④ 飽きずに楽しめる
レクリエーション療法は実にさまざまな種類があります。
特に季節に合わせて、色々なレクリエーションがあるのです。
例えば――。
- かるた
- お花見
- 盆踊り
- 運動会
- クリスマス会
などです。
また、集団で行える――。
- 遠足
- 映画鑑賞
- フォークダンス
などがあります。
それにプラスしてゲーム的な要素の強い――。
- バレーボール
- 卓球
- ゲートボール
- 囲碁
- 将棋
- オセロ
などがあります。
これらを通して、楽しみながらできるのがレクリエーション療法のメリットと言えるでしょう。
レクリエーション療法の目的
レクリエーション療法の目的とは何でしょうか?
やはり、何といっても楽しみながらできますし、社会生活を送るための機能を回復させるのが目的です。
主に、作業療法と似たような側面があり、レクリエーションを通して――。
- 日常生活機能
- 社会生活機能
などを回復させ、統合失調症の治療に効果的と言えるのです。
レクリエーション療法の方法
レクリエーション療法は主に――
- 遊び
- ゲーム
- スポーツ
などを通して、治療を進めていきます。
これらを単独で行ったり、集団で行ったりして、リハビリを進めるのです。
レクリエーション療法の種類
レクリエーション療法の種類を見ていきましょう。
主に――。
- 季節的なもの
- 集団的なもの
- ゲーム的なもの
の3つにわけることができます。
【季節的なレクリエーション療法】
- かるた
- 凧あげ
- ひな祭り
- お花見
- 盆踊り
- 運動会
- キャンプ
- クリスマス
- 演芸会
【集団的なレクリエーション療法】
- 散歩
- 遠足
- 映画鑑賞
- フォークダンス
【ゲーム的なレクリエーション療法】
- ソフトボール
- 野球
- テニス
- ゲートボール
- 囲碁
- 将棋
- オセロ
このように、たくさんの種類があるのも、レクリエーション療法の特徴です。
□しっかり確認!「レクリエーション療法」の注意点とは?
レクリエーション療法にはいくつか注意点があります。
それは――。
- 指導上の注意
- 集団構成への配慮
- 患者の状態や行動の観察
- 種目選択上の配慮
などです。
それぞれ1つずつみていきましょう。
レクリエーション療法の注意点① 指導上の注意
レクリエーション療法は患者さんに健康的な刺激を与えます。
そうすると、気分転換になったり、病的な体験から解放されたりするのです。
よって、看護の面では、集団生活をよりよくするための目的を持ち、指導していくのが重要になってきます。
レクリエーション療法の注意点② 集団構成の配慮
レクリエーション療法は誰でも気軽に受けられます。
ただ、色々な患者さんがいることを自覚しないとなりません。
- 男性患者
- 女性患者
- 高齢者
- 身体疾病を患う患者
- 積極的な患者
- 消極的な患者
など、色んなタイプの患者さんがいます。
ですので、集団の構成を考え、誰もが参加しやすい環境づくりが必要です。
やはり、明るく楽しい雰囲気の中でリハビリをしたいですよね?
レクリエーション療法の注意点③ 患者の状態や行動の観察
レクリエーション療法は看護師も参加し、雰囲気を盛り上げる工夫が必要です。
同時に、患者さんの状態やよく行動を観察する必要があります。
ですので、あまりにも看護師が熱中しすぎると、患者さんと対抗的になったり、圧迫感を与えたりしてしまいます。
これでは治療は効果的に進まないので、その点をよく注意する必要があるでしょう。
具体的には看護師はこんな風な立場を取るといいでしょう。
- 消極的な集団の中では、看護師が積極的に参加して楽しい雰囲気を作る
- 積極的な集団の中では、リーダーシップを患者さんに任せて、看護師は推移を見守る
- 種目によっては参加者が固定化するので、そうならないように注意する
このようにすると、誰もが楽しめる環境づくりができるはずです。
レクリエーション療法の注意点④ 種目選択上の配慮
レクリエーション療法はさまざまな種目があります。
ただ、この種目選択が意外と難しい面を持つのです。
レクリエーションの種目は、その時の患者さんの構成を考えて選ぶと上手くまとまります。
具体的には、参加する患者さんの要望を聞きながら種目を考えるといいでしょう。
また、種目を決めるときは、患者さん全員で話し合うようにすると効果的。
話し合いを設けることで、団結力が芽生えて、より一層レクリエーションを楽しめるようになります。
ただし、種目が毎回同じものにならないように注意する必要があるでしょう。
□一体どこでできる?「レクリエーション療法」ができる場所
レクリエーション療法はどんな場所でできるのでしょうか?
具体的には――。
- デイケアなどをやっているクリニック
- 障害者の福祉施設
- 就労移行支援の事業所
などでやっているケースが多いです。
特にデイケアでは、スタッフも種目も豊富なので、オススメと言えます。
レクリエーション療法は色々な場所で受けられるようになりました。
例えば、障害者の施設などでも、展開されていますし、就労をサポートしてくれる就労移行支援の事業所でも受けられるようになっています。
詳しくは問い合わせてみるといいでしょう。
ホームページなどを持っている場所では、プログラムが記載されている場合もあるので、ネット調べてみるもの重要です。
デイケアや就労移行支援の事業所については、コチラの記事で詳しく解説しています↓
□「レクリエーション療法」を通して楽しくリハビリをしましょう
今回は楽しくリハビリができる方法である――。
「レクリエーション療法」
を、紹介しました。
誰でも楽しくリハビリができるので、近年注目集めています。
最後にまとめとして、本記事で紹介した内容を振り返っていきます。
- 「レクリエーション療法」とはどんなリハビリ?
- 「レクリエーション療法」の注意点とは?
- 「レクリエーション療法」ができる場所
以上3つの内容でお届けしました。
色々な角度から、レクリエーション療法についてまとめましたので、何かのヒントになるでしょう。
この記事が、レクリエーション療法について調べている方の参考になれば幸いです。
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